SCIENCE FICTION

大好きな宇多田ヒカルの待ちに待ったライブ。
どんな曲がきても泣くだろうな、と思っていざtime will tellが流れてちゃんと泣いた笑

そこからすべての曲、一番聞いていた時期にいた場所の景色や自分の状態が浮かび上がってきて涙が止まらなかった。

歌唱力、ライティング力、その他彼女の才能に魅了されていることは言うまでもなく、ライブに参加できた、ということだけでも幸せだったけど。
「宇多田ヒカルに会うために!この日のために生きてきた!」という高揚による幸せ、というよりかは
「この曲のこのフレーズでこういう行動をとれた」という過去の自分が思い出されて、意外と今まで頑張ってきたんじゃない?私。と自分を認められた幸せをもらえた。
まだまだ歌詞に理解が追いついていない部分も経験が追いついていない部分もあるけれど、それも今後の人生の楽しみになってきた。

彼女が本編のラストの前にMCで
「選ばなかった経験(望んだものではない)からも与えられてることがたくさんある」というようなことを言っていた。またひとつ、心の支えをくれた。
どうしても選ぶことができなかった選択肢が羨ましく思えて、到達できなかった自分やそもそもの環境を恨んでしまうことがあった。
それでも、ここまで腐らずやってきた自分の人生も気に入ってあげたいな、と思えたし、これからもきっとそんなことが起こるだろうけどそんな中でもきっとたくさんの素敵を見落とさずいたいと思えた。

アルバムのタイトルもツアーのタイトルも理解できてないけど
science fictionを見れて本当に幸せだった。

ありがとう。宇多田ヒカル。ありがとう、あのとき宇多田を聴いてた自分。

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