読書記録#010 マインドセット「やればできる! 」の研究(キャロル・S・ドゥエック 著)
優等生キャラ、今はなんだかうまくいってるけどそのうちボロが出ちゃうのが怖い、そんな漠然とした不安を抱えている方にぜひ読んでもらいたい本をご紹介します!
1.概要紹介
「やればできる!」という精神で取り組み続けられる人と「自分の能力ではこれ以上無理だ」と諦めてしまう人の違い、成功者の成功者たる所以など、勉強・スポーツ・趣味・仕事に対する取り組み方とメンタルの持ち方をさまざまな調査を通して紐解いた本。
2.どんな人に読んでほしい?
ついつい優等生であろうとしてしまう人
チャレンジするのが苦手だけどそれを克服したい人
3.本から得た学び・エッセンス
マインドセットとは、人間が持つ無意識の思考や行動のパターンのこと。
人は大きく分けると、硬直マインドセット(Fixed Mindset)としなやかマインドセット(Growth Mindset)のふたつに分類される。
硬直マインドセットの人は、自分が他人からどう評価されるかを気にする。能力を固定的にとらえるため、自分の賢さや才能を証明できれば成功、と捉える。
しなやかマインドセットの人は、自分がどれだけ向上できるかに関心を向ける。能力は伸ばせるものと考えるため、頑張って自分を成長させることができれば成功、と捉える。
子供のテスト結果に対して、「君は頭がいいね」と褒めると硬直マインドセットが、「努力が素晴らしいね」と褒めるとしなやかマインドセットが育まれる。そして硬直マインドセットが育まれた子はこのあと難しい問題にチャレンジしなくなってしまう。それは、誤答をして自分の能力が疑われるのが怖いから。
成長のためには、しなやかマインドセットセットを身につけよう。硬直マインドセットは成長の足かせになる。子供に対しては、結果ではなくプロセスを評価して、子供のしなやかマインドセットを育てよう。
4.さいごに
ハイ、完全なる硬直マインドセットのわたしです。
そして、伸びていく人って振る舞いがしなやかマインドセットだなあと、周りのいろんな人を改めて思い浮かべて思いました。
このマインドセットの違いと影響に気づけたことが第一歩。自分自身も子供に対しても、しなやかマインドセットを育てられるように、プロセスに目を向けたいです。
読了日:2023/01/02