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読書記録#003 LISTEN(ケイト・マーフィ 著/篠田 真貴子 監修)

今日は、聴く力にフォーカスしたこちらの本をご紹介します!

1.概要紹介

「聴く」ことがあなたの人生を豊かにするというメッセージのもとに、さまざまな職業や家庭や学校において、どんなコミュニケーションの問題が発生し、それを解消するにはどうアプローチすればよいかを説いたもの。

2.どんな人に読んでほしい?

  • 人とのコミュニケーションをより良くしたい

  • 組織での1on1でのコミュニケーションに迷いを感じている

  • 「なぜあの人は、人の話を聞かないんだろう」という漫然とした悩みを持っている(そんな人が周りにいて困っている)


3.本から得た学び・エッセンス

  • 承認欲求には存在承認行動承認があり、存在承認を高めるには聴くことが大切。それがまわり回って組織力も上げる。

  • 傾聴スキルと言われる頷きやおうむ返し、次に発する自分のコメントを頭の中で考えているのは「聴いている」とは言えない。相手に好奇心を持つことが肝要。(次に言うコメント考えがちと反省…)

  • ヘタな聞き手は「ずらす対応」を、優れた聞き手は「受けとめる対応」をしている。会話していて自分語りにすり替えてしまう人は前者。(たまにやっちゃう気をつけよう…)


4.さいごに

本屋さんで平積みになっており、当時話題にもなっていたので手に取った本書。1on1の研修で、存在承認を高めるには聴くことが大切という話を聞いて、この本に書いてあったことと同じだと思った記憶があります。

「傾聴」しているつもりでも、次になんて言ってあげるかを頭の中で考えているんだとしたら、それはフォーカスが自分当たっていて「相手の話にフォーカスを当てて聴いている」とは言い難い、という話にハッとさせられました。

子育てにおいても、なかなか日々の生活で実践し続けるのは難しいものですが、子供の話をきちんと聴き、存在承認はもちろん行動承認をしっかりしてあげるのが大切ですね。(分かっちゃいるけど!)

読了日:2022/06/13