雨垂日記⑰~いずれ何かの役に立つ?~

こんばんは。ゴクツブシです。
今日はヴィーガンカレーなる物を昼食に頂きました。
味は良かったですが、どことなく物足りない感じがしました。
やはりたんぱく質が不足していると、物足りなく感じますね。
昔の人が玄米4合食べたというのも納得です。


Day17 藪をつついて何とやら

私は遊戯王が好きです。
今日、なんとはなしにYouTubeを眺めていると、ふと紙の遊戯王(アナログ)とマスターデュエル(デジタル)の仕様の違いについて話している動画が流れてきました。

この動画では、「藪蛇」というカードを使用した際に生じるデジタルとアナログの違いを紹介しており、締めでは遊戯王というゲームのルールの複雑さをネタにして「この違いは遊戯王だから!」としていました。
エンタメとして遊戯王の小ネタを面白おかしく紹介する動画であり、思わずクスッとしてしまいました。

そして私は、ゲームの仕様を考える上で「なぜそうなるのか」について考えるのに、とても良い題材だと思いました。

まず、「藪蛇」というカードを使用したときにアナログとデジタルでどう違うのかをざっくり言います。
遊戯王では、メインデッキの他に特殊なモンスターをまとめたEXデッキをゲームで使います。
そして「藪蛇」というカードは、メインデッキかEXデッキからモンスターを出せる効果を持ちます。
アナログで遊戯王を遊ぶとこの時、EXデッキからモンスターを出せばメインデッキをシャッフルする必要はありません。
ですがデジタル版では、EXデッキからモンスターを出したとしてもメインデッキもシャッフルされます。
では「なぜそうなるのか?」

それは「どちらのデッキからモンスターを出すか」という条件分岐をデジタルでは省いているからです。
「藪蛇」を使用したときプレイヤーは以下の手順で処理を行います。
①メインデッキかEXデッキを選択する
②モンスターを選択する
実はデジタル版では①の処理が存在しません。
そのため、メインデッキの中身とEXデッキの中身を同時に見て、モンスターを選択する処理が行われています。
そして、メインデッキの中身を見たのでシャッフルの必要が生じます。

私個人の感想ですが、あまりよい仕様ではないと感じます。
というのも、アナログではできる戦術をデジタルではできない、という状況はプレイヤーにとって良い状態ではないからです。
今後のアップデートで「EXデッキまたはメインデッキの(から)~」というカードの処理時にはまずどちらのデッキかの選択を行うようにして欲しいものですな。


Day17-2 誰が為にあるものか

数年前から選挙の時期になると決まって「安楽死」の合法化を求める声が聞こえてくるようになりましたね。
私としては、無理な延命治療などをやめる「尊厳死」などは一考の余地があると思いますが、積極的に死のうとする「安楽死」は認めるべきではないと考えています。

私は「安楽死」に対してかなり否定的な立場です。
なぜなら、人間は必ず易きに流れるからです。
人間誰しも生きていれば挫折や苦悩に見舞われます。
今後の人生の先行きなど見えず、己がみじめで死にたくなるようなときだってあるでしょう。
ですが、そういった時に必要なのは「生きていくための支援」であって「死という最終手段」ではないはずです。
もし「楽に死ねる」などという手段があれば安易にその選択をする人が出てくるでしょう。

そうなってしまえば、現状の自殺者数よりも多くの安楽死者数を出してしまうことは想像に難くありません。
だってそうでしょう?
実際に自殺した人より自殺したいと思った人の方が必ず多いのだから。
故に、私は安楽死をどう取り繕っても肯定的な見方はできません。

また「尊厳死」についても消極的な姿勢なのはどんなに条件を絞っても、条件を満たす他者に対して要求する可能性があるからです。
現在でもよく闘病記録をブログやSNSで投稿している人を見かけます。
中には治る見込みのない病の方もいます。
もし制度として「尊厳死」が認められた場合、おそらく何人かは完全なる善意でこうコメントするでしょう。
「こういう制度があるので検討してみてはどうでしょうか」
これは「お前死ねよ」と言っているのと同義でしょう。そして善意で言っているのですから始末に負えません。

「こういう状況であれば『死』も選択肢にしてよい」という指針ができてしまえば、その指針に合致したとき「お前はなぜ『死』を選ばない」と疑問に思う人が出現するのは当たり前でしょう。
他人に善意で死ねという社会など、私は到来して欲しくなどありません。
だから私は「尊厳死」すらも一考の余地あり、程度のスタンスなのです。

もちろん、我が国における医療費の問題や介護の問題は承知しています。
この問題を解決する糸口の一つが「尊厳死」であることは否定しません。
ですがそれでも、絶対に取り返しがつかない選択だからこそ導入は慎重に議論すべきだと言いたいです。


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