個性化のプロセス〜本当の望みとは
個性化過程 (individuation process)とは
C.G.ユングの心理学を理解するための概念です。
ユング心理学では、個性化過程とは個々の人間が未分化な無意識を発達させるプロセスをいいます。個性化過程では人格の本来の要素や精神的に未熟な要素、あるいは人生における経験が、時間と通して一つのものへと統合していきます。つまり、人間が心理的に独立した、それ以上分割することのできない単位となる過程です。広い意味で、個人が自分自身というかけがえのない個別存在となっていくプロセスとなります。
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個性化過程 (individuation process)
C.G.ユングの心理学を理解するための概念です。 ユング心理学では、個性化過程とは個々の人間が未分化な無意識を発達させるプロセスをいいます。個性化過程では人格の本来の要素や精神的に未熟な要素、あるいは人生における経験が、時間と通して一つの
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ブッダスクールの根幹でもある個性化のプロセスとは、個々の人間が未分化な無意識を発達させるプロセスとあります。
未分化な無意識とは一体どんなことなのでしょうか。
未分化とは、まだ整理されていないこと。つまり、自分の中で混沌としている無意識の状態のことを意味し、事象や概念に関連づけられる要素に気付いていない状態のことを言います。
例えば、甘い物が無性に食べたいという衝動に対して、どんな無意識の状態が関連しているのかがわからないために、甘いものを食べ続けてしまう、という事があるとします。
しかし、その状態の元となる何かがある、とは気付いていません。ただ、甘い物が欲しい→食べるという欲求の中には、個別の無意識の中に何か直面したくない出来事を回避する現れとしてその事象が起きるのかもしれません。
その直面したくない出来事を無意識の中から見分けない限り、甘い物を欲しいという欲求も衝動も本当の意味で認識されていない、ということになります。
明後日に期限が迫っているプレゼンのプレッシャーかもしれませんし、はたまたもっと深い所には、自己肯定感を持てない自分、ということもあるかもしれません。
人は、何らかの事象に対して無意識的であるものだし、そもそも意識出来ないから無意識と言います。
はじめから個性化していることは、不可能なのです。
未分化な無意識を発達させるプロセスとは、その事象の元となる出来事は何であるのかに気付き、その連続であり、そして人生のプロセスの全てがやがて一つのことに導かれる事を統合と言います。
人は未分化な状態のとき、本当の望みには気付いていない。
しかしそれは、ごく自然な事であり、生活や環境そのものに疑問を抱かなければ分化は始まらないものです。
うまくいってるときには、分からないものでもあります。
物事はポジティブであれば良いという事ではなく、ポジティブ的に見えるものが本当の望みを抑圧しているものなのかを見分ける必要があります。
何かが違う、何か違和感がある、それが何なのか分からない、自分とは何なのか、という感覚こそ未分化な無意識を発達させるスタートの原動力となります。
つまり、これ以上どうにも進めないということに戸惑うとき、個性化のプロセスは始まるのです。
「個人に内在する可能性(無意識領域にある)を実現し、その自我を高次の全体性へと志向せしめる努力の過程」を、『個性化の過程』、あるいは『自己実現の過程』と呼んでいます。
このプロセスの助けとなる、アカシックリーディングやアカシックガイドセッション、そうである理由もお伝えしていきます。
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『一如 セッションメニュー2021』