火星の話

特に掴みのあいさつが思いつかないのですが、とりあえずそのまま直ぐに占星術の話をしようかなと。今回は火星の話。

火星は“♂”のマークで表現され、その形のごとく「戦いの星」とされていますが、これはあまりにも戦国時代的な言い方なので、現代の言い方でいうなら「積極性」の星というのが適切。

そのまま燃える炎の感覚で、個人の熱量やエネルギー、活動と熱意の表示点と捉えて差し支えありません。出来事としての火災も火星が表示点。

牡羊座のルーラーなのでこの星座に火星があれば、原則的にそのまま火星がストレートに表れますが、他の男性星座(双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座)にあっても原則的に強い活力があるといえます。一方で女性星座(牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座)にあると、穏やかで少々不活になります。

活力の表示点なので、アスリートにはこの星の強調が不可欠で、そうでなくても創業やパイオニア的なものにも不可欠。即断即決、直ぐ動くのが火星。現代の競争社会にはこの星の衝動性が最も必要な気がします。

一方で、活力の表示点ですからこの星がハードであると、喧嘩やケガ、手術や事故の表示点にもなり、例えば天王星とのスクエアやオポジション、火星/天王星=といったハーフサムがあると、事故や負傷、外科手術を経験します。僕自身がこれで、ASC/MC=火星/天王星を持っているので、幼い頃には顔半分が爛れる大やけど、中学生の頃には掃除中に手のひらを負傷し、入院を伴う手術、高校生の頃には自転車から派手に転倒して救急車のお世話になりました。特にスポーツをやってる訳でもないのにです。

また、火星が弱いと不活な個性になり、勇敢さが弱く、競争に勝てなくなります。弱い場合とは基本的に土星とのアスペクトやハーフサムがある時、例えば土星/冥王星=火星があれば、土星/冥王星=は喪失の意味があるのでその個人は活力がないに等しい。因みに僕がそれで、しかも火星は蟹座なので、本当に活力がない笑。まあ、戦いに興味がないとか、勝ちたいとも思いません。こういうのもこのハーフサムに含まれているでしょう。ただ、何かしなきゃいけない時はこれがかなり災いします。

身内に限ったことだと思うんですが、僕以外みんな火星が活発なので、すぐ行動していますね。ただ、どこかいつも攻撃的な雰囲気を帯びています。みんな勝ちたがりなんです。だからいつも喧嘩腰。火星が活発だと平和を遠ざけようとするのでしょうか。

そいやぁ、マウントとりたがりも火星の強調が意味します。戦いの星なので納得。蟹座火星でかつ土星/冥王星=の僕には理解が難しいですが。身の丈に合った生活でじゅうぶん。

では。

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