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教育費用 大学費用3人目無償化についての考察
この記事の目的
・お子さん3人目を考える夫婦に対して、子供を持とうと思うときに教育費用について少しでも前向きに考えるようになればと思い執筆しました。
・また、今お子さんが3人いる状態で、教育費用について考えている方の補助にもなるかと思います。
・また、我が家も3人の子供がいますのでその事例をもとに、どのぐらい大学費用がかわるか、計算をしてみました。
前置き 3人以上多子世帯の割合
この制度ですが、もちろん三人以上お子さんがいらっしゃる方だけが対象となります。また三人以上子供がいる世帯ですか、全子持ち世帯のうち、13%しかいないとのこと。私の生活圏内の家庭と比べると、思ったよりも少ないかな、と思いました。
1人いる世帯:520万2千世帯(児童のいる世帯の44.3%)
2人いる世帯:493万7千世帯(同42.1%)
3人以上いる世帯:159万4千世帯(同13.6%
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01727/
第三子の大学費用無償化 制度説明
政府の制度の説明
→文部科学省のHPに分かりやすく記載されています。
https://www.mext.go.jp/content/20240704-mxt_gakushi_100001505_2.pdf
考察
第三子がいる人で、かつ扶養範囲内でないといけない、というところから、当てはまる人はかなりわずかとなります。
我が家も長男は適用されるのですが、その後の子たちは長男が扶養から外れると思うので、制度の恩恵に預かれるのは長男の大学費用のみだと思います。
長男の大学入学時が、最も早くキャッシュが多く出ることになるので、そこを補助するという目的で考えると、制度としては上手くできているようにも感じます。
前提条件
入学金、授業料の金額は以下の前提条件を使いました、理系・文系 の平均値となります。
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※文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」
無償化になる金額については文部科学省の以下のホームページを参考にしました。
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令和7年度からの多子世帯への授業料等無償化に係るFAQ 問4-1 より
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2024/07/20240426-mxt_gakushi_100001505_2.pdf
費用計算結果
横軸に年数、縦軸に教育費の支払い費用をまとめてみました。またこちらは支払い費用の平均値を使って計算しています。またこれ以外にかかる費用ももちろんありますが、この制度での補助範囲外であり、比較がしづらくなるので、その点は考慮していません。
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支払い費用の山が一つなくなるイメージです。一番最初にかかる教育費の山がなくなるのは、今資産形成中の家庭には、恩恵が大きいな、と感じました。その後は長男が扶養から外れる為、三人目大学費用制度の恩恵を受けれるのは長男の大学費用のみとなります。
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こちらは累積の支払費用です、上記とほぼ同じですが無償化適用後は金額が大きく変わっているのがわかるかと思います。
その他注意点 : 大学費用無償化が対象外となるケース
バイトで稼ぎすぎの場合
これは結構考えられるかもしれません。扶養家族としてみられるのは103万円以下とのことなので、そこを超えるとせっかくの無償化が得られなくなります。最近はこちらが緩和される動きもありますが、最悪の想定としては自民党案の123万円から変わらず、ということも考えられます。
成績がよくない、出席率が低い場合
成績や出席率が低いと免除規定から外れるようです。これは当然なのですが、本人にも伝えておかなければいけない内容ですね。
負?の効果
またこのことを息子に話したのですが、ふとした時に僕は大学費用無償だから大学費用は払わなくても良いんだよね、というようなことを言っていて、こういった考えになるのは良くないかなーと思いました。まだ長男は中学校一年なので、その位なのかもしれませんが、ちょっと心配になった点でした。
最後に
もし三人目のお子さんを授かった場合に、どのぐらい大学費用をアシストしてもらえるかという視点で、記事を書かせていただきました。最後まで見ていただいてどうもありがとうございました!!☺️