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"YACYCLE(やさいくる)"という循環型コンポストコミュニティが活況です。

YACYCLE(やさいくる)という循環型コンポストコミュニティの活動が活況です。

愛知県幸田町にあるヴィーガンレストラン「monologue(モノローグ)」のオーナーシェフであるいずみさんと、共同運営しているコミュニティです。

いずみさんとコッコちゃん

三重県の橋本力男先生が考案した、コンポストBOXと床材(とこざい)の利用が、活動の軸になっています。

三重県橋本先生考案のコンポストBOX

この箱をみなさんのおうちに持って帰っていただき、

① 家庭で出る生ゴミを貯めてもらう。
② 一杯になったら、提携しているコンポストステーションへ持って行く。
③ そこで集めた一次処理材を、ぼくが集めて、堆肥化するために二次仕込みをする。

という二段階仕込みで、生ゴミを堆肥化しています。堆肥化の先生は五段農園の高谷さん。主催する堆肥の学校にて1年かけてみっちり教えてもらいました。

みなさんから預かった一次処理品で、堆肥の仕込み

そこで完成した堆肥をつかって育てた野菜、もしくは堆肥そのものを、みなさまへと還元する、という循環をつくっています。

食の循環を目指しております。

2024年4月から本格的に始動し、(2024年7月)現在では50組ほどの方々と一緒に、このコンポスト活動をしています。

「はじめてのコンポスト勉強会」という会を、愛知県下さまざまな場所で(時には静岡県や岐阜県まで)月に3,4回ほど開催させてもらいつつ、あらゆる情報が飛び交う「コンポスト」という世界について、いろいろとお話をさせてもらっています。

コンポスト」って、その目指すべき世界観や、取組方法などによって、本当に様々な情報が出回っています。調べれば調べるほどに混乱していき、一歩を踏み出すハードルが、やけに高くなっている気がします。

始めてみなくちゃ、魅力がわからないんですが、始める、ということがいちばん難しかったりするから難しい、コンポスト。

そんなコンポストについてを、イチから学び、コンポストへの興味を、少しでも深堀りできたらと思い、畑作業に追われつつも、こうした活動をしています。

勉強会の様子@phot by 明日歩花さん

そんないろいろがあるコンポストの中でも、ぼくら"YACYCLE"が考えているコンポストは、生ゴミが減ること、という大目的はもちろんですが、とにかく「良質な完熟堆肥をつくる」という部分と、「コミュニティで運営する」という点に特化しています。

ひとつのご家庭だけでは完結せず、提携のコンポストステーションや、堆肥舎、農家などと連携しながら、少しずつその環を拡げています。

コンポストとたわむれる娘

コンポストの大きなハードルのひとつが、「はじめること」。もうひとつが、「つづけること」だと思っています。そのどちらをも少しでも敷居を下げられるのが、「みんなでやる」ってことだと思っています。

すでに始めている人たちの体験談を共有したり、相談したり。いっぱいになったり、少し湿っぽくなったりしたコンポストを引き受けてくれる場所があったり、その相談相手がいたり。そして、その出来上がりが、お野菜や堆肥として、また自分の手元に戻ってくる。

とっても心地の良いコミュニティに育ってきてくれています。

イチ農家として、なかなか踏み出せなかった一歩でしたが、いずみさんのおかげで少しずつ形になってきました。

ご興味ある方はぜひ、まずは勉強会に遊びに来てください。少人数で、コンポスト、というものについてあれやこれやとコミュニケーションしています。

ご家庭でうまくいっていない方、やってみたけれど、続けられなくなっている方、気になってるけど、よくわからずに止まっている方など、毎回いろいろな参加者さんたちと楽しんでいます。

同時に、こうした勉強会を開催させていただける、パートナーさんも絶賛募集中ですので、また「うちで勉強会やっていいよ!」というステキな方がいらっしゃいしましたら、お声がけくださいませ。

現在は、Instagramを中心に情報発信しておりますので、良ければぜひYACYCLEのアカウントフォローをよろしくお願いいたします。

*YACYCLE(やさいくる)

それでは、みなさんとお会いできることを楽しみにしております。

とるたべる
杉山直生


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