
部屋に尽くす週末
家に取り憑かれている。
引っ越して二ヶ月、この土日はほとんどを家のために費やした。
前々居でテレビを買い替えてからずっと、サイズが合っておらず、素材もガラスと金属で他の家具とテイストの違っていたテレビボードを使っていた。今回の引越しに際し、家人のデスクからダイニングテーブル越しでも見えるようにと、使っていたそれより30cm超高い75cmのものに買い替えた。
こうなると最早テレビボードというよりキャビネットなのだが、家のテレビは足がほぼなく本体で高さが取れないタイプなので、結果ちょうどよかった。
家事、仕事、作業諸々を行う時いつも、YouTubeで程よい動画(最近はこういうもの)を流しているので、大画面できれいな景色などを目端に捉えることも増え、かなり快適になった。落下対策は耐震ジェルでしている。
リビングの新たな購入品の仕上げとして、IKEAの「KOLBJÖRN(コールビョーン)」という棚を購入した。
収納性・高さはそこそこあり、脚があって下の掃除ができ、頑丈で、扉付き収納で、しかし圧迫感はなく…。
という条件がなかなか難しく、テレビ横のキャビネット選びは難航していた。
メインの部屋のものはほとんど揃ったので、将来的に手を加えていく収納・アクティビティルームになる部屋のアイディアを求める意味も込めてIKEAに行くか…と向かった次第だ。
今回リビング・キッチン・デスクスペースのさまざまなものを買い揃えるにあたり、IKEA、ニトリ、無印良品などは使用するとしてもささやかに…と思っていたので、IKEAが購入物の選択に上ることはほとんどなかった(デスクスペースの作業台またはシェルフを考えている時に検索したりはした)。
満を持してのIKEA。
IKEAでは色々な家具を実際に見られるところが良い。お値段も手頃だし…。
コールビョーンは屋外用のほとんどロッカーシェルフな金属キャビネットなのだが、これが自分の『収納性・高さはそこそこあり、脚があって下の掃除ができ、頑丈で、扉付き収納で、しかし圧迫感はなく…』という希望にマッチしていた。色もベージュでちょうど良い。
コールビョーンシリーズだけでも複数の型があったが、実際にインテリアイメージとして展示されていた、上部が棚、下部がロッカーの組み合わせが完全に希望を叶えてくれる物だったので、見かけた瞬間即決だった。ロッカーも考えていたことがあるけれど、重いよなあと思っていたのを、上部棚が肉抜きされたアイテムとして役割を果たし、高さがあってもすっきりとした印象になっている。ありがとう、IKEA…。
昨日今日と、土曜の午前と日曜のいっぱいを使って、テレビボードの設置、各種機器の配線、棚の組み立て、伴って仮置きしていた第二ボードゲーム棚の移動、オーディオヴィジュアル機器やCD、書籍類の格納…などを行った。ものすごく疲れた…。
コールビョーンの組み立ての最後、上下を組み合わせる工程で本体の微妙なズレがあり、その工程を完了するのに40分ほどがかかっていた。上下とも本体ができているのに…。
ロッカー扉の留め具のネジ穴も付属のネジより小さく、手持ちのドリルドライバーで穴を拡張したり、電動の力でネジを押し入れたりすることでなんとかなった。
ドリルドライバーのくだり以外のほとんどの工程を家人がやってくれていたが、とても大変で疲労困憊していた。今日は双方家に従事した日となった…。
今週はおそらく海外輸送待ちで数ヶ月保留となっていたサイドテーブルが届いたり、心待ちにしていた窓側のカーテン(これぞという生地でオーダーしていた)も発送されたりし、リビングがいよいよ完成の目を見た。
土曜に友人を招いていたので、日頃の曖昧な物たち(いずれ片付けたい、体力余力があるときに…。一旦置いている。修理したい。だらだらするときのマットレス。一旦入れて置く、ここに…というさまざまな物)を片付け、人を招いて嬉しい部屋になることを徹底した。
人を呼ぶと家が片付くというあれ、本当だねえ…。
とても大変だったけど、現状可能な家のポテンシャルを引き出せた最高の土日となった。
リビングダイニングは、テーブルの買い替え、来客用背付きスタッキングチェア、シェードタイプのスタンドライトの選定と購入を行うのみ。細かい片付けや装飾はあるものの、引越しからずっと頑張ってきたので本当に嬉しい。
良いワイン買っちゃおっかな〜(最近個人的にアツいワイン、徳島のナタン醸造所のワイン)。
引き続き頑張るぞ。