しごと①Fラン大学生が就職氷河期の就職に挑んだ

社会人人生も20年を超えて、これまでいろんなことがあったなと思い返すことが増えてきました。忘れてしまうことも増えていきそうなので覚えている範囲でこれまでの仕事の歩みを記録に残しておきたいと思うようになりました。

はじめのしごと記録は新卒の就職活動について書きたいと思います。

私が大学を卒業したのは1999年だったので、いわゆる就職氷河期と呼ばれる時期でした。当時の就職活動はまだインターネットを利用したものは殆ど無くて、分厚い企業情報誌から応募先を選んで、選考はがきを送ってエントリーするような流れだったと思います。

どんな会社を受けたかというと、ほぼメーカーと金融機関で、あとは名前を知っている企業をとりあえず受けてみるといった具合で、自己分析や企業研究も甘く、面接対策も特にしていなかったので、当時のレベルで見てもかなり意識が低い底辺就活生だったと思います。

当然、選考の通過率も良くなくて、面接もほぼ1次で落とされた記憶があります。多分、就職氷河期ということだけではなく自分自身のレベルの低さゆえの結果だったのだろうと思います。

一方で就職氷河期といいつつも景気のいい業界があったのも事実で、その一つが消費者金融業界でした。一般にはサラ金と呼ばれる業界ですね。当時は武富士、アイフル、アコム、プロミスといった現在も存在するような企業が急成長していて業界も会社もかなり潤っていました。

就活に焦りが出始めた4年生の9月頃に私はその業界の中堅企業であるN社になんとか内定をもらったのでした。当時の従業員は500名程度だったと思いますが、その年は新卒採用が約300名いて業界が如何に上り調子だったかがうかがえるかと思います。

N社は東証1部上場を果たして急成長している会社でした。業界や会社の実態を良く知らないうちに、焦る中で内定をもらった私は入社を決めたのでした。

そして大学卒業後の3月、入社式前の研修を迎えるのでした。


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