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激安!?最速!2023年版ハチ公ワンショット解説! 

はじめに

ハチ公ワンショットとは

 ハチ公ワンショットとは、《特攻の忠剣ハチ公》を1体出し、攻撃後に同名クリーチャーを山札から踏み倒すことによって早期にワンショットを狙うデッキです。《轟く革命レッドギラゾーン》に革命チェンジすることによって盤面の《特攻の忠剣ハチ公》をアンタップすることで過剰打点を作ることができます。

誤解してほしくないこと

 様々なインフルエンサーの方や、有名なDMPの方の影響もあり、「ハチ公ワンショット」というデッキはいわゆる「地雷デッキ」「ネタデッキ」と評されがちであり、同じ速攻デッキである「赤単我我我」や「赤緑アポロ」と比べて負けた時の不満意見などをよく聞くデッキだと感じています。
 もちろん、インフルエンサーの方や「ハチ公ワンショット」が嫌いなDMPの方を批判する意図は筆者にはございません。
 ですが、「ハチ公ワンショット」というデッキは「地雷」「ネタ」の一言で片づけてはいけないデッキだと考えております。ですので、この記事を書かせていただくことにしました。
 なぜ、「ハチ公ワンショット」はネタデッキではないのか。そこについてもこの記事内で描かせていただいています。
 また、さらにこのデッキタイプを安く組みたい方向けのリストも後半で紹介しています。良ければ最後までお付き合いください。

デッキリスト

各カード解説

《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》

役割:初動、受け札
小解説:2ターン目にプレイし、なおかつガチンコジャッジで勝利すると1枚マナ加速することができます。
良い点:手札消費が一枚のみ
    クリーチャーなので打点になる
    下面のコストが9
    パワー12000ラインまで除去が可能
悪い点:ガチンコジャッジに勝たないとブーストできない
    マッハファイターの的になる場合がある

《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》

役割:初動
小解説:ガチンコ値がこのデッキの中で一番強いです。
良い点:下面が13コスト
    クリーチャーなので打点になる
悪い点:手札消費が多い
    マッハファイターの的になる場合がある

《配球の超人/記録的剛球》

役割:初動
小解説:体感的に一番優先してプレイすることが多い2コストのブーストカードです。
良い点:8コストなので「5cコントロール」などにもガチンコ値で勝ちやすい
悪い点:ほぼなし

《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》

役割:初動
小解説:一回り小さい《配球の超人/記録的剛球》です。
良い点:最低限7コストある
悪い点:《配球の超人/記録的剛球》の方がガチンコ値が強い

《暴命天バラギアラ/ガイアの目覚め》

役割:受け札、ガチンコ値
小解説:アポロを選ばずに除去できるカードです。
良い点:選ばない除去であること
悪い点:手打ちが弱いこと

《特攻の忠剣ハチ公》

役割:フィニッシャー
小解説:攻撃の終わりに《特攻の忠剣ハチ公》が場にいないとガチンコジャッジできません。
良い点:すべて
悪い点:自身を捲った時にガチンコ値が貧弱
    1点でトリガーを踏んだ時が悲しい

《爆殺!!覇悪怒楽苦》

役割:受け札、ガチンコ値
小解説:アポロに対して踏ませたときにアポロを除去しながらハチ公を盤面に出せるので返しのターンに走りきることができます。
良い点:コストが9
    赤単などに有効
悪い点:特になし

《D2V3終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》

役割:メタ焼き、受け札、ガチンコ値、革命チェンジ元
小解説:メタ焼きに使用した後、《轟く革命レッドギラゾーン》に革命チェンジすることでブロッカーを貫通させることができます。
良い点:コマンド
悪い点:コスト軽減を使用する場合手札が余分に減る

《S・S・S》

役割:受け札
小解説:アポロを選ばずに除去できるカードです。
良い点:効果が強い
悪い点:色が微妙

《轟く革命レッドギラゾーン》

役割:フィニッシャー
小解説:対面によってチェンジ推奨のタイミングが異なります。
良い点:すべて
悪い点:特にない

総合解説

動き方

何とかして2ターン目にマナ加速しましょう。先行2ターン目までに96%の確率でブーストカードが引けます。
そうしたら3ターン目に《特攻の忠剣ハチ公》を出して走りましょう。

よくある質問

Q.そんなにブーストカードいらなくない?
A.2ターン目にブーストできないとほぼ負けなのでこのくらいがいいと思います。

Q.ハチ公の枚数足りなくない?
A.数百回と個人的に回したところ、10枚だとガチンコジャッジで捲れ過ぎ、8枚だと足りないなという感覚だったため9枚にしています。どうしてもハチ公が複数枚盾落ちするなどをケアしたい場合は10枚入れてください。

Q.〇〇入ってないよ
A.採用候補カードなどは後述しますので、目次の方からそちらに移動してください。もし本記事に載っていなければコメント等で教えていただけると幸いです。筆者も勉強させていただきます。

Q.○○に勝てなくない?
A.どのデッキにも不利対面は存在します。このデッキはいつどんな環境でも勝てる最強デッキではないです。ごめんなさい。

採用候補カード

《Q.Q.Q.X/終葬 5.S.D》

刺さる場面が存在する対面
「黒緑アビスメクレイド」
「5cコントロール」
「アナカラージャオウガ」
特徴
「相手の山札の中身を相手自身が見る」ことを禁止するメタカードであり、刺されば強い場面はいくらでも存在します。
例えば2コストマナ加速から繋いで先攻3ターン目に出して《天災デドダム》を封じてしまうことができます。また、最近の一押しギミックである「メクレイド」も完全に封じてしまうことができます。さらに「相手の山札の中身を相手自身が見る」ことができないので、「山札の上から一枚を公開する」ガチンコジャッジは相手がデッキトップを捲れません。ですのでガチンコジャッジは確定でこちらの勝ちになります。
こう聞くと強く感じますが、弱点も多々あります。
例えば「黒緑アビスメクレイド」対面では《ア:エヌ:マクア》の的になり、革命チェンジでもされようものなら負けがほぼ確定してしまいます。比較的デッキ内のカードのコストが高い「5c」対面でも、できる限り《天災デドダム》を出される前に《特攻の忠剣ハチ公》で走り切りたいのであまり出したい場面がないです。
つまりは、このカードよりも強いもしくは裏目が小さい動きが常に存在すると考えていることが不採用の理由です。

《「必然」の頂リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》

刺さる場面が存在するデッキ
「アナカラージャオウガ」
特徴
このデッキにおいてはメタクリーチャーを焼くためのカードです。上面が10でガチンコ値で勝ちやすいのもよい点です。しかし、「アナカラージャオウガ」に対してメタクリーチャーを除去しにかかったとて、次のターン《アーテル・ゴルギーニ》で詰んでしまいます。かといってこの呪文+《特攻の忠剣ハチ公》を使えるマナに伸ばしたとて「アナカラージャオウガ」側もマナが伸びており、そのタイミングまで待っていると普通に殴られて負けますし、《アーテル・ゴルギーニ》もほぼ盤面にいることでしょう。
しかし、先述した《Q.Q.Q.X》とは違い、明確に「この場面で使いたい」と思える場面は間違いなく存在するので、《D2V3終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》と好みで入れ替えで使ってください。

《飛翔龍5000VT》

刺さる場面が存在するデッキ
「アナカラージャオウガ」
その他大勢のデッキ
強いです。強いですが、このデッキにおいて青単色というのはあまりにもかみ合いが悪すぎます。リストを見ていただければわかる通り、本デッキは「2ターン目にブーストして3ターン目に走る」を崩したくないので、赤か緑が入っていないカードは極力積みたくありません。しかし、それを補って余りあるカードパワーはありますので、使うなら青の枚数を増やして使ってあげてください。

《フェアリー・ギフト》

刺さる対面が存在するデッキ
ほぼ全部
先手後手ひっくり返せるカードではありますが、止まった時の後続のなさとガチンコジャッジで捲った時の悲しさがとても大きいので不採用としています。ロマンを体感したい人は入れてください。先2ハチ公は犯罪です。

各対面解説

正直なところ、筆者はランカーではないのですごくプレイングが上手いわけでもデュエマに詳しいわけでもないですが、友人が回している様々なデッキと対戦しているときに感じたことなどを書いていきます。
下に張り付けてある入賞数リストの上からいくつか書いていきます。

出典:田園補完計画様 (https://x.com/supersolenoid01?s=20)


出典元:https://x.com/supersolenoid01/status/1709197082240966774?s=20

アナカラージャオウガ

相性:不利
全てがきついです。《同期の妖精》のせいでもっと不利になりました。頑張って《D2V3終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》を《轟く革命レッドギラゾーン》に革命チェンジしてブロッカーをすり抜けましょう。

黒緑アビスメクレイド

相性:微不利
《轟く革命レッドギラゾーン》への革命チェンジを最後の盾までしない方が良いという珍しい殴り方をする対面です。理由は《ア:グンテ》の存在です。《特攻の忠剣ハチ公》の効果の都合上、攻撃の終わりにバトルゾーンに残っていないとガチンコジャッジができないです。
最初の1点で《ア:グンテ》を踏む→攻撃ストップ
2点目で踏む→シールドトリガー+が発動して攻撃ストップ
3点目で革命チェンジして踏む→シールドトリガー+が発動して攻撃ストップ
3点目で革命チェンジせずに踏む→シールドトリガー+が発動して攻撃ストップ
4点目で革命チェンジして踏む→盤面にアンタップしている《特攻の忠剣ハチ公》が3枚、タップしている《轟く革命レッドギラゾーン》が1枚の状態になる→シールドトリガー+が発動、アンタップしている《特攻の忠剣ハチ公》をすべてマナに送られて攻撃ストップ
4点目で革命チェンジせずに踏む→シールドトリガー+が発動して攻撃ストップ
5点目で革命チェンジして踏む→盤面にアンタップしている《特攻の忠剣ハチ公》が4枚、タップしている《轟く革命レッドギラゾーン》が1枚の状態になる→シールドトリガー+が発動、アンタップしている《特攻の忠剣ハチ公》を3枚マナに送られても1枚残っているため貫通
5点目に革命チェンジせずに踏む→シールドトリガー+が発動して攻撃ストップ
といった具合です。あとは《秩序の意思》を持たれてないことを願って突撃しましょう。

赤緑アポロヌス

超有利
先攻を取れば最速で走り、後攻を取れば盾で返しましょう。大丈夫です。有効トリガーは9枚入っています。《S・S・S》や《暴命天バラギアラ/ガイアの目覚め》と《爆殺!!覇悪怒楽苦》を同時に踏んだ時は選ばない除去である《S・S・S》や《暴命天バラギアラ/ガイアの目覚め》を先に使いましょう。

青黒魔道具

微不利
《堕呪ボックドゥ》に加え《秩序の意思》まで入っているので一撃で貫通できることは少ないです。通るまで何回でも突撃しましょう。

5cコントロール

五分~微不利
最速で走りましょう。《天災デドダム》がいなければ《ブレイン・スラッシュ》の1枚目は有効トリガーにならなくなります。

マジック

微有利
《終止の時計ザ・ミュート》を踏むか踏まないかの43%の戦いです。勝ちましょう。

格安リスト

製作費:3000円程度(概算)

おわりに

ここまで長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございました。この記事を通じて「ハチ公」というデッキタイプに興味を持っていただけたら幸いです。



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