Cadreメモ:ポータルの医療事情

多世界と繋がった恩恵としてありとあらゆる技術が著しく向上し、穢れたり死んでいなければ大体治療できる世の中になった。

寿命も格段に伸び、かなり値は張るが擬似的に不老も実現できる。

生殖事情

適合したDNAを採取できれば人工生殖も可能である。
最近は培養槽を用いて作ることも珍しくはないのだが、最低でも生殖用の素材は親から直接採取しないと同じ種族として認められない。

素材を培養したり、大半の過程を道具や機械で代替するとホムンクルスバイオロイドという人造種族として扱われてしまう。

昨今では純血種同士で結婚するように裏で仕組まれているという噂も。

サイボーグ技術

機械化の他にも、バイオパーツ等もある。
人工の血液や脳も手間と金はかかるが作れる。
義肢は四肢はもちろんのこと、義眼、義耳、義鼻、義口、義舌等もある。

臓器や脳を安全に隔離、移植することも可能である。
ただし、精神転送は生命維持法で一部禁止されている。

魔導器

とある魔石を組み込み、生命エネルギーを動力源にして稼働する義肢。
かつては失われた技術だったが、とある赤い魔導士とリアが一部復元した。
倫理的問題から、完全な復元は不可能らしい。

2割ほど鈍いが肉体的な触覚があり、問題なく思い通りに動かせる。
しかし組み込みすぎるとエネルギーが精神面に賄えなくなり、感情が希薄になってしまう危険性がある。

本来は人工的な生命の器として使われていて、
労働者の義体化や蘇生にも使われていた。
しかし全身義体は生命維持法に違反している。
(エルバートは頭以外が全部義体である)

完全な設計が出来れば精神面のデメリットが9割軽減されるようになるが、多大なコストや時間を要する。

リアはラルスの義足やエルバートの義体を設計して以降、全くやろうともしないようだ。