アーサー(うちの子)
profile
本名:バルト・アルトリウス・ヴェール
固有能力:「真実の眼」
(見えないものが見え、干渉できる。)
チーム「ノーン」の特別所員である男性。
外見は40代程で傷痕が多い。
名誉ある最期を遂げ、神々に招集された戦士である英霊。
年齢不詳だがジョーよりずっと年上。
ラルスの先祖でもある。
一人称は「手前」(てまえ)
基本的に正義感が溢れ、仁義を信条としているが、自身にはストイック。
前向きでとても明るく、よく笑う。
なんとなくラルスを感情豊かにしたような性格をしている。
経験故か非常に寛容で面倒が良い父親的なキャラ。
しかし戦闘面だと鬼神の如く恐ろしく冷徹で、容赦がない。
古き人間だが意外と現代の常識に詳しく、好々爺として現代を満喫している。
「学ぶことを諦めない」ことを信条としている。
全ての言語に自然に対応できる「万の声」を持っていて、現代の言葉を用いてはいる。
しかし歳のせいもあってか微妙に古めかしくなることもある。
好物は蜂蜜酒やマトンの串焼き。
好き嫌い無くなんでも美味しく食べる。
珍しいインカム型通訳機のせいで見えないが、
生前の怪我により両耳を失っている。
本人曰く聞こえづらいだけ。
通訳機が補聴器代わりになっているらしい。
ノーンの一員としては用心棒ではなく、正式に特別所員として就いている。
基本的には戦闘面の訓練や、ジョー達のサポート、不変の体を生かして大変危険な依頼をこなす。
ほとんど経験による勘だが、全食の予測もある程度はできる。
自身のあり方に責任を感じており、ジョー達の莫大な借金返済に微力ながら協力している。
戦闘能力
熟練戦士だという事から総合能力が高めで、文字通りの一騎当千の実力を有している。
魔光が純粋な無属性で、無限の可能性を秘めている。
魔法は魔法剣で代用し、火、風、水、土、雷、光、闇が使える。
無属性持ちは現代にほとんど存在しない。
「モンドリヒト:アイン」という大剣が主武器。
基本どの武器でも対応できる。
かつての英霊仲間に兵器を使う者がいたらしく、近代兵器まで使える。
剣は現代でアクラが所持している剣と同じ物。
アクラのものは遺品だが、アーサーのものは天界にて再現された武器。
自己修復の加護がついているので殆ど傷んでいない。
「気づけば死んでいた」「気配だけで大物が逃げる」「破壊神」…など色々言われているが、殆どが事実らしい。
刃術の祖
アーサーは刃術の基礎を作り、各々の術を弟子や子孫に伝承してきた元祖。
攻撃、防御、会戦、剣舞、虐殺、魔法剣などの全ての刃術を極めている状態で、実質最強の剣士と言える。
今でも原型から現代風のやり方まできっちり教えられる。
伝説の戦士
当初のヴェール家は戦士ではなく狩人の出自。
森の中で細々と過ごしていたが幾度も起こる災害に違和感を覚え、竜の鱗で作られたモンドリヒトと呼ばれる剣達を手にして戦いに挑んだのが始まりだという。
死ぬ前までは戦士として巨大災害に何度も立ち向かい、その度に生き抜いた。
各々の武勇伝は全世界に渡って今もなお語り継がれている。
その為、昔話の所々で「手前の事か?」と思う事がよくある。
また、自身の武勇伝は全て覚えている為、伝承によくある歪んで伝わっている点に気づき、笑い飛ばす事もしばしば。
歴戦により度重なる汚染が心身を蝕み、最終的には体から超特大シャドウが放出され、ショックで死亡したという。
顔の黒い痕は汚染崩壊によるもので、痕のある方の目は若干黒め。
これでも浄化はされている。
シャドウが抜けたせいで廃人化していたが、身体の再構成に伴って回復はしている。
因みにシャドウは「フェンリル」。
巨大な狼のような姿でS級破壊系。
あまりのデカさに世界の空を暗く覆い、巨大台風のごとく5世紀ほど大暴走したが、地獄に下ろされて今は大人しくしている…らしい。
未だに本人の元に戻っておらず、そのせいで汚染の症状が全くなく、投影召喚すらできなくなっている。
竜の血を受けし者
ポータルの守護獣である蒼白のドラゴン、サバオトの祝福により尋常ならぬ力を得て、蒼白の戦士の宿命を定められた。
…というのがヴェール家の伝承だが、
本人によれば祝福ではなく、一度だけ暴れだしていたのを、掃討していたという。
その際に不本意ながらその血を浴びて呪われ、剣も更に力を増したとかいう、とんでもない話である。
永久地獄からの解放
名誉の死を遂げて天界に迎えられたかと思えば、
天界ですら延々と破壊神の悪質な暇つぶしに付き合う宿命を負う羽目になり、心が休まるときがあまり無かったらしい。
ベテラン勢故に先導し、仲間を鍛えさせてもいることから
ジルフェが契約を薦めて仲介し、ジェエルとジョーが永続契約を結んで不老不死の体を持って現界に復活して来た。
本人にとってこの契約は地獄から解放されたようなもので、
平和を噛み締め、現界を心から楽しんでいる。
帽子は生前の仲間の遺品。服は現界で好みの物を買っている。
どんな時でも対応できるように、動きやすい物にしてある。
因みにラルス達とアーサーは髪の色が異なるが、髪が青くなったのは150年前とごく最近。
魔光の実験の後遺症だという。
契約について
基本的にレンタル(日払いの短期契約)かリース(月払いの長期契約)で、ランク毎に価格は異なる。
普通は本人より少し劣る分霊を借りることになる。
分霊ならそんなに高くはつかないのだが、本人を借りるとなると仲介者が必要。その上価格も数百倍高くなる。
ほとんど誰もやらない永続契約は、その英霊を買うこと。
分霊であっても価格はリースの数十倍はするらしい。
アーサーのランクはS級で、それも本人を買うことになるので、その分契約金が甚大だった。
正確に書くと687,500,000,000G。
ジョーは超高給取りなのだが、それでも年収500年分は払わないと行けなくなった。