
Story of neoAI#3【金融、コンサルを経て、スタートアップで生成AIに取り組む理由】村上涼太
プロローグ
皆さん、こんにちは。村上涼太です。
新コーナー ”Story of neoAI” 第3弾は、りそなグループ、経営共創基盤(IGPI)を経て正社員としてneoAIに入社した私のストーリーをご紹介させていただきます!
このコーナーでは、neoAIの社員たちが歩んできた道のりや、これから描いていくキャリアの展望を、自身の言葉で紡ぎお届けしていきます!”Story of neoAI” を通じて、私たちの“これまで”と“これから”のリアルな物語を共有し、読者の皆さまに新たな発見や共感を感じていただければ幸いです。
私は今、日本の生成AI分野をリードするneoAIで、金融ソリューション事業部長兼Chief of Staffという役職で働いています。neoAIは企業向けに生成AIの導入支援をしている会社ですが、その中でも特に金融領域を担当し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。具体的には、生成AIを活用した金融機関の業務効率化や顧客体験向上に貢献するプロジェクトです。また、事業運営を円滑にするためのバックオフィス業務全般も担当しています。
neoAIに入るまで
金融との出会い
私は長崎県の五島列島という島で生まれ、高校時代までを過ごしました。大学は数学や物理が比較的得意だからという理由で工学部へ進学し、大それた目標ややりたいこともなく、アルバイトやサークル活動にただただ時間を費やす日々でした。

大学3年生の時、周囲の友人が大学院への進学を検討する中、「自分はこのまま研究職に就くのか?自分には向いていないのでは?」とふと考えたことがきっかけで、自分が具体的に何をしたいのかを模索するようになりました。とりあえず行ってみるかと足を運んだ新卒向けの合同説明会にて、とある生命保険会社が流していた動画を見て金融機関に興味を持ち始めました。(よくある、家族を題材にした動画だったのですが、それに感動していました笑)
その後金融機関を調べるようになり、「あらゆる産業にとって必要不可欠な『お金』を扱う仕事は、全ての業界をみることができ、中小企業から大企業まで多くの人と関わりながら仕事ができるのではないか。それが結果として日本経済全体を活性化することにつながっていくのではないか。」と思い、銀行を志望することになります。
おそらく「日本経済を活性化したい」と漠然と考えていたのは、私の就職活動の時期がリーマンショック後であり東日本大震災が起こった時期だったからかもしれません。
りそなグループでのキャリア
りそなでは、支店での法人営業や本部での財務戦略立案、プロジェクトファイナンス、M&A、コンサルティング、地方創生など、幅広い業務に携わらせていただきました。これだけいろんな業務に従事したのは、法人のお客様と話す中で「自分にできることを増やさなければ、充分な価値を提供できない」ということを痛感していたからでした。社内のエントリー制度を使い、自ら「やりたいこと」をやらせてもらいながら、自分のスキルを身に着けていきました。銀行では多くのソリューションがあり、それらを組み合わせながら最適な提案をしていくことは私にとってとても面白いと感じるものでした。りそなで学んだことは「お客様のために自分は何ができるのか?価値を提供できているのか?」ということを問うことが重要ということでした。

経営共創基盤(IGPI)への転職
金融の現場で様々な企業と接する中で、特に私が興味を持ったのは、革新的な技術や独創的なビジネスモデルで新たな価値を創造しようとするスタートアップ企業の存在でした。(主に)日本の社会課題や新しいことに果敢に挑戦し、解決をしていく、その情熱と企業としての盛り上がりは私にとって大きな刺激となりました。
「成長を続ける企業には、既存企業とは異なる文化があり、明確なビジョンとそれを実現するための実行力がある。その推進力を間近で感じ、企業と共に成長していく経験こそが、私が漠然と考えていた産業の活性化につながるのではないか。」
そう考えるようになった私は、より企業に近い立場で、より実践的な支援ができるコンサルティング業界、特にスタートアップのインキュベーション事業に強い関心を抱くようになりました。そのような中でりそなで一緒に仕事をした先輩から、「いまIGPIでこんな仕事をしているのだけど、興味ある?」と声をかけてもらいました。その仕事は東京大学の松尾研究室に出向し、本郷にスタートアップエコシステムを作るインキュベーションの業務でした。

スタートアップの立ち上げ段階から成長戦略の策定、実行までをハンズオンで支援する仕事は、決して平坦な道のりではありませんでしたが、スタートアップが直面する様々な課題に共に取り組み、その成長を間近で見届け、貢献できることに大きなやりがいと充実感を感じました。コンサルティングの経験を通じて、企業の課題を多角的に分析する力、複雑な状況を整理し本質を見抜く力、戦略を立案し実行に移す力、そして何より、様々な関係者との円滑なコミュニケーションを築き、強固な信頼関係を構築する能力を高めることができました。これらの経験は、現在の私の仕事において、かけがえのない財産となっています。

スタートアップの当事者として価値を提供したい
コンサルティングを通じて多くのスタートアップを支援する中で、私は強く感じることがありました。それは「自分も産業を活性化するスタートアップの当事者となり、最先端のテクノロジーを駆使し、新しい価値を企業に提供していきたい」という思いです。そしてまさにその時、生成AIの可能性を追求し、社会に大きなインパクトを与えようとしているneoAIにジョインする機会を得ました。

私がneoAIへの参画を決めたのは、シンプルに「おもしろそう」と思えたからです。それは、AIが持つ可能性と自身の経験を結びつけることで、金融機関を含むさまざまな業界のDXに貢献できるのではないかという、漠然としたワクワク感に心が動かされたのです。
金融業界特化の生成AI導入業務を通して掴んだ「業務効率化」の真のやりがい
金融機関は社会インフラの中核を担う存在として、融資や投資など、取引先の事業戦略に合わせた最適な金融ソリューションの提供やビジネス機会の創出、コンサルティングなど多岐にわたる機能を通じ、経済活動を支える重要な役割を果たしています。つまり、企業や個人の成長を支え、新たな事業の創出を後押しすることで、経済全体の発展に大きく貢献するポテンシャルを持っているのです。しかし、従来の金融システムは変化への対応やデータ活用などに課題を抱えており、そのポテンシャルを十分に発揮できているとは言えません。そこで、AIを活用したDXによって、金融機関が本来持つ力を最大限に引き出し、高付加価値化を実現することで、日本全体の産業の発展につなげられるのではないかと考えていました。

そんな中、neoAIを創業した千葉と寺澤から「村上さん、neoAIを一緒に大きくしませんか」と声をかけてもらいました。率直に嬉しかったですね。創業当初から彼らとは関わりがあり、対話を通じて高い能力と素晴らしい人間性を感じていました。当時のneoAIは様々な業界で生成AIの導入を進め始めていた時でしたが、私の金融機関での経験を活かすことで、特に金融分野を拡大していけるのではと考えました。また、彼らをはじめとしたneoAIメンバーとなら、自分がやりたいことを一緒に実現していけると感じました。
neoAIのビジョンの中に、こんなメッセージがあります。「近年、成長目覚ましいLLMを筆頭にAI技術はきっと世の中の仕組みを根本から変える。こんな時代のうねりを日本の成長に転換する。」私はその一翼として、金融機関のDXを力強く推進する役割を担っています。DXにおける課題は、技術の進化や時代の変化とともに絶えず変わり続けますが、AIをはじめとした技術を活用し、こうした課題を解決していくことに挑戦しています。
金融業界のDXからあらゆる分野でAIの革新を
neoAIで働く最大の魅力は、圧倒的なスピードと、新しい挑戦を心から歓迎し、後押しする企業文化です。変化のスピードが非常に速いAI業界において、常に最先端の技術に触れ、新しいことに挑戦できる環境は、エンジニアだけでなく、ビジネスサイドの人間にとっても、自身の成長を加速度的に高める絶好の機会となります。また、年齢や役職に関係なく、誰もが自由に意見を述べ、活発な議論を通じて新しいアイデアを生み出せる、フラットで風通しの良い組織文化も、neoAIの大きな魅力の一つです。

neoAIは、日本のAI業界を牽引するリーディングカンパニーとして、これからも飽くなき挑戦を続けていきます。僕たちは、生成AIをはじめとする最先端のAI技術の可能性を最大限に引き出し、金融業界のみならず、社会のあらゆる分野で革新を起こしていくことを目指しています。
「日本の産業を活性化したい」という私の漠然とした想いは、neoAIで働くことによって、より具体的かつ力強く実現していくことが可能になりました。特に、金融ソリューション事業部長として、最先端のAI技術を通じて金融業界のDXを力強く推進していくことは、日本の経済全体に大きなプラスの影響を与えることにつながると確信しています。AI技術を通じて、金融機関がこれまで以上に顧客中心のサービスを提供できるよう支援し、中小企業や個人事業主を含むすべての人々がより良い金融サービスにアクセスできる社会の実現を目指しています。
最後に
私たちが目指すのは、単なる技術革新ではありません。生成AIをはじめとした技術を企業のあらゆる業務で活用できるようにすることで、社員一人ひとりがまるで優秀なアシスタントを手に入れたみたいに、業務効率を大きく向上させ、より本質的な仕事に集中できる環境を作ることです。変化の激しい時代において、常に挑戦し、常に進化し続けること。それこそが、私たちが社会に貢献し続けるための唯一の方法だと信じています。
新しい技術や変化を受け入れ、応用していくことに興味がある方、メンバーとともに主体的に会社リードしたいと思っている方、わくわくする環境で働きたい方、neoAIに興味がある方、是非一緒にneoAIを大きくしていきましょう!
neoAIメンバー募集中!
現在neoAIではAIエンジニア、ソフトウェアエンジニア、bizdev、オープンポジションなど現在採用今日中です!
「未来を創る生成AIの先駆者になろう」
neoAIでは最先端技術を駆使するプロフェッショナル集団として、業務効率化を超えて社会に新たな価値を創出していきます。あなたの好奇心と可能性を、neoAIで開花させてみませんか?
詳しい採用情報はこちらから!
ぜひまずはカジュアル面談からお話しできればと思います!