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◆実況配信で気を付けている事◆

11月27日。
僕は人生で初のブログの執筆に挑戦している。

「ブログってどう書いたらええんやろか…」

小説やブログなど文才の芸術に触れた事のない僕はPCの前でお地蔵さんになっていた。

そんな中、僕が5年もハマっているゲーム
《遊戯王デュエルリンクス》ではKCカップという3日間の過酷な対人イベントが開催されていた。

するとスマホから一通の通知音が鳴った。

やかましいわw

僕だって隙間時間を見つけてKCやりたいよ。
でもこの記事を12月14日までに完成させないといけないんだよ。
これが僕のKCカップ2021Nov.か…。
ふぅん。デュエルスタンバイ!


【自己紹介】

申し遅れました、はじめまして。
YouTubeで遊戯王デュエルリンクスの大会実況メインで活動しております、
《根尾ちゃんTV》の根尾と申します。
この記事が公開される12月14日が34回目の誕生日になります。
よっこいしょっ↓

ではまずこれまでに僕がデュエルリンクスの実況で残した実績をご紹介いたします。


【主な実績】

■デュエルリンクスの大会実況のみでチャンネル登録1500名達成(界隈初)
■海外リーグTEAM WARSにて新人賞&エンタメキャスターランキング1位

大手YouTuberと比べたら少ない数字ですが、
リンクスの大会実況のみでこの数字は他にいません。
海外リーグデビューで新人賞1位を獲得。
「なんだYouは!?」のコメントが殺到w
そして1番面白かったキャスターとしても世界一に。
登録者数がYouTubeの全てではないと自負。

【執筆経緯】

先日、デュエルリンクスの大会を開催するにあたり必要不可欠なツール《Tonamel》のさとけんさんから一通のDMをいただきました。

月曜の朝から眠気がぶっ飛びましたw

僕の配信のクオリティに感銘されたとのこと。
さとけんさん
このような機会を設けていただき、本当に有難うございます。

ということでこの記事では
僕がYouTubeで実況配信をする上で
意識している事心掛けている事工夫している事
を項目に分けてお話していこうと思います。

この世には様々な考え方や信念を持った配信者さんがたくさんいらっしゃいます。これも1つの考え方としてサクっと読み流していただければと思います。

僕の配信を観たことがある方々には
根尾ちゃんにはそんな考えがあったんだ
と思っていただけるような、
ここだけの話もしていこうと思います。

ん?スマホが鳴ってる。

頑張れつんつん先生!
(デュエルリンクス界隈トッププレイヤー)

◆本題◆

【1.根底にある信念】

昔、美容師だった頃、オーナーが言っていたのが

「目の前に座っているお客様は数ある美容院から当店を選び、数ある美容師から自分を選んでくれたんや。予約が一人だったとしても、その方には最高の施術と最高の接客で喜んで帰ってもらいなさい。そしてまた再来してもらいなさい。お客様が自信をもって友達に紹介出来る美容師になりなさい。」

美容師時代のオーナーの格言

この言葉が今でも忘れられません。

皆さんはYouTubeをナニで見ることが多いですか?
僕はスマホで見ることが多いです。プレミアム会員ではないので広告も流れますし、バックグラウンド再生は出来ません。

つまり…

配信を見に来て下さる視聴者様の中にはうざったい広告を踏んで、〇万円もするスマホの1画面を自分の配信に捧げてくださっている。

そして…

見に来てくださった方が10人未満でもその方達には「最高に楽しかった」「また観に行きたい」と言ってもらえるような実況をする。

この意識と心掛けは常に持っており、
この先も変わりません。

あまり深く考え過ぎるのもいけませんが、
配信とは「ネット版の接客業」なのです。


【2.配信初心者さんへ】

配信を始めた頃というのは視聴者さんが中々遊びに来てくれません。

しかし濁流のようにコメントが流れる人気Vtuberと違って、少人数だからこそ視聴者さん一人一人とじっくりコミュニケーションがとれるはずです。

そして初期のころから足を運んでくださる”濃いファン”を大切にしましょう。きっといつか絶対の信頼をおける”モデレーター”として活躍してくれるかもしれません。

それともう一つ。
同接数(同時に視聴している人数)を気にする方がいますが、僕は特に気にしていません。正確には見なくなりました。

昔は同接数を配信中にチラチラ見ていました。

「これウケてるかなぁ…」
「あ、なんか人減って来た…」

こんな事を気にしていると、
実況や話術のパフォーマンスが低下します。
よーーーく考えるとそんな数字を見たところで
特別、何か変化するわけではありません。
気持ちが少しホクホクしちゃうぐらいでしょう。

テレビの生放送中に視聴率をチラチラ見ながら喋る司会者や演者はいません。配信中は実況とコミュニケーションに全集中なのです。

「スラムダンク」より安西先生のお言葉。

【この項で伝えたかったこと】
・少人数配信ならではの良さがある。
・濃いファンを作ろう。
・同接数は気にしない。
・安西先生は平成の格言生成器。

…ん?スマホが鳴ってる。

うぉぉぉぉぉおおおお!!!

つんつん先生も頑張ってらっしゃる事ですし、
もう少しお話を続けましょうw


【3.名実況者から学んだ事①】

ところで皆さんは、
”名実況者”と聞くと誰を思い浮かべますか?
筋肉番付の古舘伊知郎さんですか?
プロレスの清野茂樹さんですか?
パワプロの安部憲幸さんですか?

僕はコチラです。

20代後半~30半ばの人ならわかるはず…。

爆走兄弟レッツ&ゴーのミニ四ファイターですw
当時小学生だった僕たちにファイターは自分の目の前で起きていることを「はっきり」と「リアクション大きく」熱い実況で届けてくれました。

なので僕も実況をする際は、見ればわかる盤面でもハキハキと声に出しています。

またカードゲームは格ゲーのように”魅せプレイ”を意図的に行うことが難しいとされています。だからこそ凄いプレイが出たときにはリアクションをしっかりとるように心掛けています。あまりにも感動して泣くときもあります。

過去に実況が加わった事で感動した作品があります。
それがコチラ。

発売日に注目!!!!

ポケモンスタジアムシリーズです!
なんとちょうど21年前の2000年12月14日がポケモンスタジアム金銀の発売日でしたw

普段はゲームボーイの画面上で「こうかはばつぐんだ」と字を読んでいただけでしたが「効果は抜群だぁああ!!」と実況が入っただけでマンネリ化したポケモンバトルが盛り上がった事をいまでも覚えています。

このように目の前で起きている事を伝えるのが実況の役目と考えます。

《この項で伝えたかった事》
・盤面をハキハキと声に出して伝えよう。
・リアクション大きく反応しよう。
・見慣れた場面でも実況が加わると盛り上がる。
・涙はダイヤモンド。


【4.名実況者から学んだ事②】

先程のミニ四ファイターから学んだ事は他にもあります。ファイターの実況って常にエコーがかかっているんです。

下記の動画の冒頭10秒でわかります。
(平成アニメ史上最高峰の神回なのでミニ四駆を知らない方でも出来れば最後まで観ていただきたいです)

エコーがかかるとより一層ファイターに近づけますLIVEのような臨場感が生まれます。なので僕の実況にも”軽い”エコーをかけて、視聴者さんにはまるでパブリックビューイングで観戦しているような聴覚的工夫をしています。

こんなイメージでいつも実況していますw

よくご質問をいただくエコーをかけている機材についてですが、僕はYAMAHAAG03というオーディオインターフェースを使っています。過去にking haloさんがYouTubeポシャったらそれ下さいと言って来ましたw

またスタジアム感をより高めるために
”歓声音(サクラ)”も導入しています。
凄いプレイや盛り上がる場面で重宝します。

AG03を使えばこういった歓声音もつまみで簡単に調節出来るので非常にお勧めです。

《この項で伝えたかった事》
・実況に軽いエコーをかけるとLive感が増す。
・歓声音(サクラ)が入るとスタジアム感が増す。
・マッチングアプリのサクラは年々増す。


【5.BGMの大切さ】

まずはコチラの動画をご覧ください。

水戸黄門のワンシーンです。
BGMを変える事で雰囲気が一気にコントっぽくなったり、本家よりカッコよくなったりもします。
BGMって凄い大切なんです。

BGMを自由に変更出来るシステムを取り入れ、
長年のマンネリを脱却させた作品がコチラです。

GONG!GONG!GONG鳴らせ!

名作・第3次スーパーロボット大戦αです。
この作品は新機能として、戦闘中のBGMを他の機体(作品)のBGMに変更出来るようになったのです。

これによりいつも見慣れてカットしていた戦闘シーンを見るようになりました。(ゲッターロボのBGMでウィングガンダムのローリングバスターライフルは最高ですw)

これにならい私の実況では既存のゲームBGMはOFFにしてオリジナルのBGMをかけています。視聴者の方にはいつもと違った感覚を味わっていただけます。

更にDJのように盤面に応じてBGMを変えたり選手固有BGMを流したりすることでより視聴者の方が熱くなれる、鳥肌が立つような工夫をしています。

最近ではAoIさんという素敵な楽曲提供者と出会いました。彼の手掛けるアレンジ曲やオリジナル楽曲は抜群にセンスが良いので是非一度聞いてみてください。

《この項で伝えたかった事》
・既存のBGMはOFFで別のBGMをかける。
・BGMで会場の雰囲気が決まる。
・AoI is GOD。

…ん?スマホが鳴ってる。

ぬうぉぉぉぉぉぉおおお!!

ここまでは「聴覚的」な工夫を述べましたが、
ここからは「視覚的」な工夫について述べていきたいと思います。


【6.配信画面について】

既存のゲーム画面上に配信者が画像やフレーム等を重ねて表示させる事をオーバーレイと言います。多くの配信者さんが「サムネ作成」と並びでこの「オーバーレイ作成」に手を焼いている印象を受けます。

この記事内で作成方法のノウハウやスコアツールの導入方法は説明しきれないので、今回は私がオーバーレイを作る上で大切にしている事を一つご紹介します。

「”視聴者ファースト”な画面を作ること」

オーバーレイは凝ればいいってものではありません。まず視聴者の方が知りたい情報を見易く表示することを最優先にします。この「見易く」を勘違いして「おしゃれに」する方がいるので注意が必要です。

また私の場合「」を基調にした配信画面作りを心掛けています。
下記はネットに掲載されていた青色がもたらす効果です。

青は、集中力をサポート 、心身が落ち着き、感情を抑える色です。 青の色の効果を取り入れると長く集中力が続き、頭脳を使う作業に効果があるといわれています。 それは、青の光が「副交感神経」を刺激することで、脈拍や体温が下がり、呼吸も深くゆっくりするようになるためと考えられているようです。

情報量が多くても、視聴者の方が自然と長時間配信に集中出来る色使いの工夫もしています。

また何かが異様にチカチカと光っていたり、長ったらしい文章がスクロールされていれば目が疲れて背けたくなります。つまり離席率増加要因の一つとして捉えることも出来ます。

おしゃれは二の次。まずは長時間配信を見ていただく視聴者の方への配慮を最優先にしています。

…ん?スマホが鳴ってる。

GO!!!!TsunTsun!!!!!
僕もラストスパートいくでぇ!!!!
ちなみにつんつん先生も僕がプレゼントした背景画像を使ってくれていますw

【この項で伝えたかった事】
・視聴者ファーストな配信画面を作る。
・青は集中力を持続させる効果がある。
・古田と谷繁も青色のミットを使う。


【まとめ】

いかがだったでしょうか。本当は上記の他にも「PDCAを回す」「モデレーターの仕事」「キャバ嬢から学ぶアフターケア」「日頃のSNSの使い方とマナー」「3.2.1DAAAA!!に込められた狙い」「下ネタは地球語」といった項目を執筆当初の文章構成に入れていました。
しかし初回からあまりにも長編記事になってしまう事、師走の多忙な隙間時間にサクッと読んで欲しい思いから、今回は此処いらで締めさせていただこうと思います。そしてこれをきっかけにまた記事を書いていこうと思いました。

最後に…
「根尾さんの配信は根尾さんのキャラが大前提ですよね」とよく言われますが、キャラなんて誰でも作れます。よく「私は人見知りなんで…」という人がいます。医者に「あなたは人見知りです」って診断されたのでしょうか。薬飲んだら治るんでしょうか。違いますよね。自分自身で「自分は人見知り」って決めつけているだけなんです。
人間ヒトは生まれた時は何も出来ません。順番に順番に出来るようになる生き物なんです。大谷選手のように160kmのボールは誰でも投げれるわけではありません。でも本気で練習したら今より速いボールを投げれると思いませんか?大切なのはそこなんです。絶対に今より変われるんです。自分で勝手に決めつけて諦めていないで色んなことに挑戦しましょう。行動しましょう。一度しかない人生です。思う存分に楽しみましょう。

この記事を読んで、プレイヤーとして実績のない人間がゲーム実況でチャンネル登録1,500名を獲得できた理由ワケを少しでも読み取っていただけたら幸いです。

…ん?スマホが鳴ってる。

つんつん先生!金アイコン(世界8位)おめでとう!

《完》

◆宣伝◆
今回"こみゅリポ Advent Calendar"という企画に参加させていただきました。この企画は色んなゲームの大会を運営されている方々を中心に、運営のノウハウや心がけなど、個性あふれる記事が1日1記事ずつ順番に読める面白い企画です。個人的に明日のYMさんの「配信用スコアボードについてエラそうに語ってみたいと思ってます。」という題目の記事はスコアボードツールを触った事がある者としてとても楽しみです。

改めてこのような企画にお誘いいただいた、
Tonamelのさとけんさん。
本当に有難うございました。
(誕プレはトナメルTシャツでお願いします。)

根尾ちゃんTV 根尾

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