20代にどれほど報酬を得られるか
※トップ画像は、「日本サブスクリプションビジネス振興会」の、年に一度のBIGイベント「日本サブスクリプションビジネス大賞」での一枚です(今回が初開催!)。様々なサブスクサービスが紹介されました。私西澤も理事として参加しておりますので、ご興味がある方は、ぜひお声がけください。
さて、今回は本の紹介から。
E-neo(ネオキャリア社内制度の一つで、”次世代経営者の育成”を目的としたプロジェクトで、選抜メンバーから構成されます)で本の読み会があり、「アルケミスト」「リーダーシップの旅」の2冊を題材にします。
「アルケミスト」は、世界で売れた書物の中で歴代5位!(ちなみに1位は聖書とのこと)というまさに世界のベストセラーです。私も何度か読んでいますが、読むたびに共感するポイントが変わる不思議な本です。
「人生とはなにか」「夢とはなにか」、そういったことに関して書かれており、年末年始に読むにはピッタリの本です。興味がある方は是非読んでみて下さい。
ここからが、本題です。
前回は「仕事を楽しむ」ことについて書かせていただきました。その中でも書きましたが「楽しむと上手くなる」「上手くなると楽しい」これは卵と鶏の関係ですが、このサイクルを上手くまわすには、
・集中する
・徹底的にできる人を真似る
・上司をうまく使う
・ライバルをつくる
・褒められたい、認められたい相手をつくる
・健全な危機感を持つ(コスト感覚等当たり前の基準が上がっていく要素)
といったことが挙げられます。
本来は、自分自身に対して社会に出る際、ベースとして、
・自分はできる人材である(自己肯定感が強いタイプ)
・出来ない自分が悔しい(劣等感や自己否定をバネにするタイプ)
・No.1でないと気がすまない(スポーツや勉強等で成功体験があるタイプ)
・当たり前の基準が高い(常に良い仲間、チームに恵まれていたタイプ)
・周りに認められることが楽しい(承認欲求がベースにあるタイプ)
こういうベースを持って社会に出ていれば、自然と「楽しむから、上手くなる」「上手くなりたいから、楽しむ」というサイクルにハマるわけであり、このサイクルにハマると後は自然とレベルが上がっていきます。
採用時の最終選考で私は、「20代でどれほど良い報酬を得られるかが大切だよ」という話をよくしています。報酬にも様々な種類があり、世代ごとに得られる内容も変わっていきますが、
・金銭(お給与)
・スキルアップ
・新しい仕事(これまで携わったことのない分野)
・責任が増えること(仕事の裁量権が広がる、部下を持つ)
・修羅場、土壇場、正念場
・人脈(顧客、仲間、他)
・誰かの役に立つ、価値提供をする、感謝される、人を笑顔にする
などなど、様々な報酬があります。
その中でも私が話しているのは「20代で金銭的報酬しか見ていないと判断を間違えることがある。一番見るべきはそれ以外の報酬。特に仕事の責任、新しい仕事、役割。」
と伝えています。
そして、「自身の『社会の中における器』を深め、そして広げる報酬を得たほうが良い。それが結果として30代、40代になったときにわかりやすい『金銭的報酬』に変わっていくんだ」と伝えています。
前提として私もまだまだ未熟ですが、なぜ自分が少なくともそういう人材になっていったのかは、やはり「20代で仕事にハマって、夢中になっていたから」だと思います。
理屈が必要な人もいるかも知れませんが、いずれにせよ「ハマっちゃえば勝ち!」ということだと私は思います。
そしてその結果、多くの人々に支えられながら、助けられながら、人は年齢を重ねていきます。そうすると、自分に関わってくれた沢山の人に対する「感謝」の気持ちが強く生まれます。この感謝の気持ちはどんなことがあろうが「人を前向き」にするパワーを持っていると思います。
どんなに苦しいことがあっても、人は前向きに生きていれば前に進んでいきます。
ぜひ参考にしてみてください。