池上彰さんのお話に感動しました
ある団体で池上彰さんがお話をされていて、非常に面白かったのでみなさんにもシェアをしようかと。話を聞いていて本当にわかりやすく組み立てられていて、そして知識が豊富でロジカルで・・・。すごい方だなと勝手ながら感動しました。
以下聞いた話のまとめですが、あくまで私の整理なので間違っているかもしれません。ご了承下さい。ただ、話を聞いていて、そうか歴史ってこうやって学ぶんだ!こんな先生が学生時代にいたら、のめり込むように勉強をしていただろうな、見識が高まっただろうなと思って聞いていました。学生時代は先生の話が面白くなく、、、全然こういった話を聞いていませんでしたので…。あ、話がそれました。w以下、池上さんが話していたことまとめ。
ペストが広まることによって、教会の権威が揺らいだ。
※ペストとは、14世紀のヨーロッパで流行した感染症。 人口の3分の1以上がペストによって失われた(当時を描いたデカメロンという本が面白い)
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その結果、ルネサンス文化が花開いた。14〜16世紀にかけてイタリアに始まり、西欧諸国に展開された人間精神の全般的な改革を目指す文化運動が広がった。
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宗教を信仰深く守っていても命が亡くなる。それであれば生きることを楽しもうという考えが広がり、ルネサンス文化が開いた。カトリックに反発するプロテスタントが出てきたのもこの頃。ある意味の宗教改革が起こった。
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純粋な人たちはピューリタンと言われた。この人達は新しい大陸を目指して大陸に行った。アメリカには先住民がいる。彼らはペスト、麻疹、天然痘、それぞれ免疫抗体があったが、それを知らずに米国に上陸した。
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北米大陸に病原菌を持ち込んでしまった。ピューリタンはアメリカに移り住んだ、先住民は病原菌にさらされて命を失っていく。でもその時代はそんなことはわからない。自分たちは神様から約束の地を与えられているんだとピューリタンは思うようになった。これが米国の外交姿勢にも繋がっている。
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南米はスペイン軍。スペイン軍も同様に免疫抗体があったが、それを知らずにインカ帝国に乗り込んだ。インカ帝国の兵士たちも病気になって倒れていった。彼らは当時神から見放されているんだと勘違いをした。スペイン軍は逆に神の祝福を得ていると思っていた。実態はスペイン軍が感染症を持ち込んだ形となった。
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こうした流れで歴史を大きく変えたのが感染症である。そしてスペイン風邪。スペイン風邪は約100年前に流行したもの。おおよそ38万人が亡くなった。(実際は45万人が亡くなったとも言われる。)100年前、今に置き換えれば100万人近い人が亡くなった程の規模。とてつもない規模である。結果として、スペイン風邪が第一次世界大戦を終わらせ、第二次世界大戦を生み出した。
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まさに感染症は歴史の流れを大きく変える出来事である。では今回の感染症は歴史をどのように大きく変えていくのか。2050年、2100年の歴史の教科書にどのように描かれていくのか。それはこれからの私達の思考、行動にかかっている。
まとめると上記のような話でした。感染症がどれほどまでに世の中に影響を及ぼすのか。そして、どれほどまでに大きな変革を及ぼすのか。話を聞いていて本当にワクワクしたというのが正直なところです。自分自身としても変革をしていかなければならないタイミングだったので、グサリと刺さりました。やはり色々な人の話を聞くことって大事!!!という話でした。
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