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課題②今まで着たことがない服の試着体験記

自問自答ガールズの凛です。
提出期限としては大遅刻ですが、あきやさんの第2回講演会で出された4つの課題のうちのひとつ「今まで着たことがない服を試着する」について書いてみます。

第2回講演会の受講記録はこちらです。


着たことがない服とは

私の「着たことがない」服とはどんな服なのか考えてみたら、目に入っても着るという行動に移らない、つまり「着ようと思わない」服だと思い至りました。

私の着ない服をレポートから抜き出してみると
ふんわりキラキラコーデ
ほっこりナチュラルコーデ
はっきりしたモード系コーデ です。

では、なぜこれらの服を着ない、着ようと思わないのかを考えてみるとこうなります。(あくまで私の場合です)
➀ふんわり見られるのが本意ではない。守られたい訳ではない。
②家でくつろぐときならともかく、公共の場ではきちんとしていたい。
③ファッションでの主張は要らない。穏やかに過ごしたい

洋服(ファッション)は表現だ、主張だ

こうして並べてみると何となく見えてきました。
私は穏やかに過ごしたいのです。
(正確には表現したいものとは若干違うのですが、これ以上の言語化ができないので仮にこの言葉で表現しておきます。)

私は特にTPOを意識していて、その場に合ったスタイルをすることで何かを主張(強調)したり表現したくないのです。

いわゆる「モブになりたい」というのとはまた違って、存在としては認識されていたいのです。

ふんわりと儚げな雰囲気は見ているには良いのですが、それを自分が纏う姿は全く想像できないし、そもそも自分に儚げな印象を感じないし求めてもいません。
ナチュラル志向を貫くのは素敵だけど、それを自分に当てはめようとは思いません。顔タイプ(フレッシュ)の印象と、ナチュラルの加減が分からないので単なる部屋着にしかならなさそうです。
私の思うモード系と呼ばれるスタイルはカッコよさと同時に強さを感じさせるのです。私はカッコよくはありたいけれど、何かに負けないよう強く見せたい訳ではないのです。

それぞれのスタイルやコーデに対して語弊があっても、個人の見解としてご容赦ください。

こうして自分の言葉で「着ない理由」をまとめると、そのコーデが発信している何らかのメッセージをできるだけ少なくしたいのだと気付きました。
しかし服を着るということは大小なりとも何かを表現しているので、何も主張がないというコーデはありません。

だったら、自分が納得できる表現の洋服を着たいですよね。
それが私たち自問自答ガールスが目指す、選び抜いた「制服」なんだと思います。

「着ず嫌い」ではないのか試してみよう

実際に「着たことがない」=「着ようと思わない」服を着てみたらどう思うのか、単に「食わず嫌い」ならぬ「着ず嫌い」なのではないか確かめてみることにしました。

私が選んだのは③のはっきりしたモード系コーデです。

➀ふんわりキラキラコーデは社会人になりたての頃によく着ていたし
②ほっこりナチュラルコーデは(程度の差はあれど)私にとっては「部屋着」のイメージなので敢えて着てみるまでもないように思います。



私は顔タイプ(フレッシュ)からも性格的なものからも印象に残るような風貌ではないと思っているので、はっきりした色の強さに負ける気がしてモード系の洋服を着ようと思ったことがありません。
実際にモード系のお店に入ったこともなく、入店を拒まれるようなを感じてしまって近寄ることさえできず、遠くから眺めるぐらいです。

試着のために普段よりしっかりと武装(下調べ)をしてからガールズの聖地、デパートへ向かいました。

ところが目的のお店に向かって歩き出し、いざ!となったところであと一歩が出ませんでした。デパートの中なのでドアが閉まっていたり出入りを取り締まる怖い門番がいるわけでもないのに、入口に結界があるかのように感じたのです。

何度も店の前を通り、少しでもお店や店員さんの雰囲気に慣れてどうにか入店できないか試してみましたが、勇気が出ず。結局その日は諦めて帰宅しました。

この失敗が尾を引いて、次の機会を計画できずに月日だけが流れていきました。

お店に入れなくても試着してみたい

あきやさんからの課題は「2022年のうちに」というものだったのに気づけば2023年もあと3ヶ月を切ろうとしているし、ファッション教室の受講予定日も迫ってきて焦り出しました。

このままではダメだと思いつつも「体調が悪い」とか「仕事が忙しくて」など、試着に行けない理由を挙げて先延ばししていた自分を叱咤し、再び下調べから始めました。

しかし試着どころかお店に入ることすらためらってしまうほどの弱腰の私がモード系の洋服を試着できるのか、と自分で課題を決めておきながら迷っていたところ、パーソナルカラー診断をしてくださったネツイイさん(スギサキさん)のブランドが表参道スパイラルに出店すると知りました。

柄物!
これも私が「着ようと思わない服」でした。

前述の通り、顔(の印象)が柄に負けると思っているので柄物は選ばないし、選んだとしても離れて見たら柄の印象が薄いドット柄やグレンチェックぐらいです。

出店場所は建物の入口を入ってすぐだと知っているので、入るのに気後れすることもない。スギサキさんとは面識があるので人見知りを発揮することなく柄物を見せてもらえると気付き、行ってみることにしました。

私がお伺いしたのは出展初日の夕方。
一年の中でもトップクラスに激務だった業務の締めを終え、解放感に包まれて退社した勢いで表参道に向かいました。

いざ、試着

初日だし仕事帰りのお客さんが多くて見られないかもと心配していたのですが、タイミングが良かったようで何人かのお客さんが思い思いに商品を見ている横で店員さんが付いているという「ほどよい」状態で、落ち着いて周りを眺める余裕がありました。

そして運の良いことに、もう何度もお会いしてすっかり顔を覚えてもらっているmmmジュエリーの茉莉華さんも出展中で、ちょうど接客されていなかったのでお声がけしました。

茉莉華さんにお声がけして「スギサキさんのところを見に来ました」というのもちょっと失礼かな、と思ったのですが気さくにアイテムを紹介してくださいました。ほかのお店のアイテムまで把握しているってスゴイ!

X(旧Twitter)などで自問自答ガールズの購入報告の中で見かけるアイテムを見て「柄物が似合うってすごいな」とは思っても、私には似合わないだろうと遠くの出来事のように感じていました。
そのため柄物の試着といっても手にできるのは小物ぐらいだと思っていたので淡い色、柄のバッグから手に取りました。

鏡に映る姿を見ても抵抗感がなかったので「私にも持てる柄があって良かった」とホッとしました。するとさらに気持ちに余裕が出てきて、茉莉華さんとお話しながらほかの柄のバックを持ってみたりと楽しんでいるうちにコートに目が移りました。
それを察してくださったのか、茉莉華さんにお勧めされて試着してみました。

コートを探していたわけでもないので遠慮しそうになりましたが、ガールズたちがこぞって絶賛するデザインや縫製の良さを体感してみたくて、恐る恐る袖に手を通してみました。
着てみると見た目よりずっと軽くて、厚みのある生地にも拘らずモコモコと気太りする感じもしなくて驚きました。

そうこうしているうちに接客を終えたスギサキさんも来てくださって、柄にこめた意味やデザインや縫製についての説明を受けることができ、アイテムに対する愛を感じました。こういうストーリー性があるところにガールズが魅かれているのがよく分かりました。

ほかのお客さんがいない間は三人で柄のことやデザインのことなど、楽しくお話させてもらうことができました。
茉莉華さんもスギサキさんも、私が柄物を着ないこと(慣れていないこと)を知っているので「柄物の良さを知ってほしい」という思いがお話の中に溢れているのを感じ、業務からの解放感もあって、もっと試してみたいという気持ちが湧いてきました。


お勧め上手の茉莉華さんに「せっかくの機会だから」と壁にかかっていたシャツワンピースを試着させてもらいました。目には入っていたけれど、試着してみようとは思わない、まさに「びっくりの試着」体験にはちょうどいいアイテムだったので「たぶん似合わないだろうな」と思いながら袖を通してみると・・・

似合っているのか分かりませんでした。(ごめんなさい!)

私の表情からその気持ちが見えたのでしょう。
もしかしたら声に出していたかもしれません。

スギサキさんがそのシャツワンピースの色柄に合わせたコーデ例やデザイン(縫製)のこだわりについて説明してくださり、私に合うポイントなどを聞きながら鏡に映る姿を見ているうちに「見慣れないだけで、私にも柄物が着られるのでは?」という気持ちへと少しずつ変化していきました。


この試着体験には続きがあるのですが、長くなってしまったので次の機会にお話させてください。

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

自分への備忘としてこのことわざを記録しておきます。
「人には添うてみよ馬には乗ってみよ」ともいいますが、何事も経験してみなければ分からないという意味です。

「知らないことを知る」のは楽しいです。
知らない世界に踏み出すのには勇気がいるけれど、見た目だけで判断しないで体験(試着)してみて良かったです。

ひとつだけ心残りなのは茉莉華さんに「こういうのは着ないでしょう?」と言われたアイテムを、見ただけで「そうですね」と答えて試着しなかったこと。
「着ないだろう」と思うアイテムだからこそ、着てみたらどう思うのかを知ることができるせっかくの「びっくり試着」チャンスを逃してしまったことに帰宅してから気づきました。

次に同じような場面に出会ったら「着ない(と思う)から着てみたいです!」と答えようと思います。

新しい世界の扉を開くきっかけを作ってくれたあきやさん。
思いがけないアイテムの試着を勧めてくださった茉莉華さん。
そして、アドバイスいただいたスギサキさんに心から感謝しております。
(トップ画像はスギサキさんの許可を得てインスタよりお借りしています。ありがとうございます!)

ここまで読んでいただきありがとうございました。



洋服だけでなく、アクセサリーでも着けないタイプのものにチャレンジした記録です。↓↓

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