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【私の軸色】カラー診断に決着がついた日のこと

2023年2月、数年ぶりにカラー診断を受けました。
これまでに自分の「なりたい」を優先したコーディネート(制服)を作るための参考としては十分なだけの各種診断を受けてきたと思っているので、もうイメコン関係の診断は受けないつもりだったのですが、むっちゃん先生のnote(現在削除されています)に心が揺れて受けてみたくなりご紹介いただきました。

診断していただいたネツイイさんは、知り合いの方からの紹介のみ診断していらっしゃいます。


ネツイイさんのカラー診断はいわゆる「春夏秋冬」の4分割にタイプ分け(カテゴライズ)することより、自分を知って活かすことに重きを置くトレーニング(ワークショップ)がメインでした。
それこそが知りたかったことなのでとても勉強になりました。

例えば「春」と診断された場合、似合う色について説明を受けて、一例としてアイテムを見せてもらって終わりというのではなく、その後も似合う色を自力で選べるようになりたいのです。

これまでの受診体験から、私はどのタイプなのかを知りたいのではなく「何が要因となってそのタイプにカテゴライズされたのか」「何に注意して色を選べばよいか」など、理論を知って納得したいと思うようになりました。
そして結果を受けて自分の中に基準となる色(軸色)を持ち、アイテムを選ぶ際の参考にしたかったのです。

今回の診断で、ずっとモヤモヤしていた私のパーソナルカラー問題に決着がついた(和解した)のでその記録を残しておこうと思います。


診断の前にお話したこと

ネツイイさんにお会いして、まず何をゴールとするか(何が知りたいのか)をお伝えしました。

これまで受けてきた診断結果と自分の感覚を合わせた色選びをしていて、それが正しいのかを知りたいことと「なりたい」と「似合う」を合わせた軸となる色を持ちたいとお話しました。

以前にも書きましたが、これまで数回パーソナルカラー診断を受けてきました。
結果は春・夏と言われることが多く、秋と言われたことはありません。そのため春と夏に共通する「淡い色、明るい色が似合う」というところだけを受け取っていました。

顔タイプ診断ではソフトエレガント寄りのフレッシュタイプという結果でもあるので、顔周りでは「穏やか」で「爽やかさ」のある色を選ぶようにしています。

トップスを選ぶときは白もしくは淡い色(明度の高い色)を選べば明るく爽やかに、グレーなど暗い色(明度の低い色)を選ぶと地味だったり具合が悪そうに見えることは鏡に映る自分を見ても納得していました。
でもそれは「そういう印象に見える」という主観的なもので、客観的・理論的に合っているのかを知りたかったのです。

ネツイイさんとお話していく中で「自分に似合う色を戦略的に使っている」ことをご自身のスタイリングを実例として見せていただきました。

カラーリスト(ファッション業界の人)らしく見せるために、敢えて似合わない色を使っていても違和感なく見せている(似合わせている)ことを目の当たりにして「なるほど、自分に似合う色を知るというのはこういうことか」と実感しました。

ネツイイさんが「(パーソナルカラーとしては)似合わない色だけど」と仰った色がそうだなんて言われても分かりませんでしたし、むしろ素敵なコーデだったので強く印象に残りました。

いざ診断

4つのタイプそれぞれの特徴を具体例で教えていただいた後、ドレープを当てての診断を受けました。

結論から言うと「」でした。
それは私の感覚とも合っていたのでお墨付きをもらえた気持ちになったのですが、一方でなぜ春タイプと言われることもあったのか、春も悪くないのでは?という疑問が湧きました。

ネツイイさんからはドレープチェックのときに「黄ぐすみして見えるから春ではない」と断言されましたが、自分ではそのくすみに気づきませんでした。(見えていなかった、という意味です)

疑問を抱えたままドレープの診断に続いて、色と自分の肌が合わさったときに「どう見えるか」ということを体験する(見分ける)トレーニングを受けました。

トレーニングのためにネツイイさんが私の軸(基準)になりそうな色をいくつか選んでくださったのですが、その色と別の色を並べた上に手を乗せると見え方が全く違うのです。違いを知って、どう見えるのが良い(似合う)のかがトレーニングを繰り返すうちに分かってくるようになりました。

言葉ではうまく表現できないのですが、私の場合は何度か見比べているうちに自分に馴染むか(色だけが浮かないか)を距離感として感じ取れるようになりました。

答え合わせ(落とし込み)

それからアクセサリーやメイクアイテムを使っての似合う色や質感のチェックと続きます。
ここでもまず、アイテム別にどの色・質感がどの季節の人に似合うのかを確認しながら答え合わせをするように肌に乗せて体感していきました。

例えばマニキュアの場合は爪に塗り比べて肌との相性を見たり、ラメも大きさによって似合う似合わないがあることを体験できてすごく分かりやすかったです。

この見比べることを通して、私は春より夏の色が似合うことを納得しました。

決め手は、アイシャドウの色選びのレッスンでした。
ネツイイさんが「コーラルメイクがしたいならこんな色を選んで」と見せてくれた色を見たとき、最初は混乱したのです。
(それ、私の思うコーラルじゃないんだけど?)と思いながらタッチアップしてもらった肌を見ると、確かにコーラル(オレンジを感じるピンク)に発色していたからです。

選んだ色が肌に乗せたときにその通りに発色しているかどうかをこれまで気にしていなかった、ということにも気づいた出来事でした。

ネツイイさんからメイクアイテムの色の見分け方を伝授してもらってからはコツが掴めてきたのですが、まさにそれが(詳細は公開できませんが)理論で説明できることだったのでストンと腹落ちしたのです。

軸になる色探し

自分のパーソナルカラー(夏タイプ)が定まったことで、次は軸となる色探しです。

ここで再び色を見分けるトレーニングの結果に戻ります。
ネツイイさんのアドバイスを受けて、自分で「似合う」と思う色を選び出した中から「なりたい」と合わせた軸色候補がこちらです。

夏タイプのスウォッチから似合う色(ピンク・水色)と
なりたいイメージの色(ラベンダー)

ここから
・洋服の軸色としては水色
・メイクの軸色としては淡いピンクもしくはラベンダーカラー と決めました。

洋服は全体に占める割合が大きいので、選びやすい色(よく売られている色)であることと制服化したいシーン(職場)を考えて爽やかな水色にしました。
一方でメイクは淡いピンクで明るい印象にしたり、ラベンダーカラーで落ち着き、穏やかさを出したいと思って選びました。

軸色を決めるまでの間にネツイイさんとたくさんお話して、色が与える印象を効果的に使う方法や「なりたい」を色で表すヒントを教えてもらいました。その一例がこちらです。

色・デザイン共に「これ!」となった
ネツイイさんがお勧めしてくれたシャツ。

ネツイイさんが診断だけでなく理論や私の理解度に合わせて色の見分け方についてアドバイスしてくださったことで、カラー診断に決着がついただけでなく色を味方にする方法も分かりました。
これからは自信を持って色選びができそうです。

(番外)好きな色と軸色

好きな色は?と聞かれたら「オレンジ」と答えるのが常でしたが、今回の診断結果とトレーニング、チェックを受けて改めて自分に問い直してみると、オレンジは「好き!」と手に取って抱きしめる色ではなく「元気をもらえる色」として少し離れて見るような関係に落ち着いた気がします。

この例えがうまく伝わればいいのですが、オレンジを前面に出すのではなく、アクセントとして少しだけ取り入れるぐらいの距離感が良さそうです。

私を癒してくれる相棒バッグはオレンジがアクセントに使われています。

もうひとつ、好きな色として挙げたいのは「ミントグリーン」です。
黄味を感じるのでパーソナルカラーとしては春タイプの方が似合う色だとは思いますが、顔タイプ(フレッシュ)のイメージカラーでもあるので似合う要素がないわけではないし、これからも好きな色として持ち続けようと思います。

D ring(cream soda)
爽やか! キラキラ!

一方、軸色としては「ネイビー」を挙げておきます。
私の「なりたい」には欠かせない色であり、コーデを支える(締める)色として、あきやさんからいただいたレポート(制服案)にもネイビーコーデが出てくるぐらい大事な色です。

【追記】ネツイイさんから見た私

たくさんのガールズがネツイイさんのカラー診断を受けnoteなどに感想を書いていますが、その中でネツイイさんに自分の印象を要素が似ているモノなどに例えてもらっているお話が話題になっています。
そこで、わたしもネツイイさんに聞いてみました。

凛さんは、最初にお会いした時から 「脱脂綿」のような方だと思ってました。 クリーンで柔らかく、吸収率が良い。そして、あると(凛さんといると)感じる安心感。 そんな要素が凛さんと「脱脂綿」が似ていると感じております!
いつも丁寧な文章でご連絡いただき、私への気配りも忘れない。(クリーンで優しい) そして、学んだことはちゃんと吸収して自分のものとしようとなさる。凛さんは「脱脂綿」のような方だと思えてならないんです。

ネツイイさんからのお返事(抜粋)

脱脂綿!
全く想像していなかったお答えでした。

綿花(原材料)

たくさんの人に会っているネツイイさんに、第一印象として柔らかさを持ってもらえて嬉しかったです。
常日頃からクリーン(清潔感)や安心感を相手に感じてもらいたいと思っているので、それも伝わっているんだと分かって心が温かくなりました。

ネツイイさん、改めて印象を教えてくださってありがとうございました!
今後、コンセプトにも活かしていきたいと思います。

クリーン!吸収力!安心感!


(おまけ)「似合う」は馴染む(調和する)こと

少し前、TLで『イメコンでいう「似合う」ものを着ても自分の思う「オシャレ」とは違う気がする(意訳)』という話が出ていましたが、スタイリングレッスンを受けていたときに先生から同じような話を聞いていました。

イメコンは「似合う」つまり馴染む、調和するものを見つけることなので、イメコンの正解を集めてもオシャレにはならないのだ、と。

なぜならオシャレとは「目立つ(目に付く)」こと。だから馴染んでしまったらオシャレではなくなるのだという話を聞いて、なるほど!となったことをこちらの記事を読んで思い出しました。↓↓

こちらの先生も仰っているように、馴染む(調和する)ことと目立つこと、自分がどちらを求めているのかによってファッションが違ってくるのだろうと思いました。

今回ネツイイさんのカラー診断を受けて「似合う」色を見つけることができました。
それは確かに私に調和していて、言い替えると「違和感を覚えない」色が分かったということです。

次に目指すのは「似合う(馴染む、調和する)100%」でも「目立つ」ことでもなくて、似合う要素に「好き」と「なりたい」も加わった「私らしさ」が溢れたスタイリングを決めることです。

それがどういうものなのか、それぞれの要素(割合)はどのくらいなのか。
たくさん自問自答しながら答えを探していこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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