心療内科の初診にたどり着くまで
前回の続き
ついに毒親に連絡するなと伝えることができたが
トンチンカンな返事に驚愕したというお話。
心療内科探しの始まり。
その続きです。
1.心療内科の口コミは
まずは個人の病院をあたった。
大きな病院だとぞんざいに扱われそうな気がしたから。
しかし以前、
個人の心療内科の医師に
お門違いなことを言われて疲弊したので、
目をつけた病院の口コミには全て目を通した。
その結果…
どこも似たり寄ったり(^▽^;)。
同じ病院でも
★5つ評価があれば、
同じくらい
★1つ評価がある…。
親身になってみてくれるいいお医者さんという口コミがありつつも
信じられない酷い対応をされたという話もある。
医師との相性という要素が大きいということだろう。
医師の方がちょっと精神的にやられているのかと思えるような話も見たし、
口コミを書いた人もちょっとおかしいんじゃないかという話もあった。
2.初診までのハードルの高さ
さらに、
良さそうな個人の心療内科は
初診の受付を断っているところがほとんどだった。
次の初診は半年後、と告示している病院もあった。
紹介状が必要という所もあった。
それだけ各病院が多くの患者を抱えているということだ。
どれだけ病んでいるんだ、日本!
診察までたどり着けるだろうかと不安になってきた。
ようやく「ここなら行ってみたい」と思える病院を見つけたが、
電話しても繋がらなかった。
何度も電話したが誰も出なかった。
こういう病院は縁がないから行かない方がいいから
一旦諦めた。
初診までのハードルが高い!
探す気力もなくなってきそうだった。
重症の人は、
このハードルのせいで
病院に行けないまま悪化するのではないか?
3.大手の心療内科ってどうなの?
そこで仕方なく、
極力避けたいと思っていた、
大きな病院の心療内科を当たり始めた。
すると全国展開している心療内科を見つけた。
この分野で全国展開って(^▽^;)…とまず懐疑心が湧いた。
流れ作業のような雑な診療なんだろうと思ったのだ。
しかし、驚いた。
口コミの数が数百ある!
さらに、口コミが信じられないくらい良い!
おまけに当日、初診受付をしている!
ネットで予約ができる!
こんな好都合な心療内科ってあったんだ!
でも何かカラクリがあるにちがいないと思ったが、
他にあてもないし、
行ってみても良いのではないかと思った。
4.好都合な心療内科
しばらく通い続けることになるから、
無理なく通える距離のところが良いと思ったんだけど。
この大手の心療内科は、
人が集まる主要駅、大都市に展開していた。
それでも電車で数十分で行ける。
早速、オンラインで日時を予約することができた。
これで第一段階をようやくクリア✨
オンラインカウンセリングを受けた三日後に初診を取れた。
さらに日時の予約の後、
オンラインで問診票に書き込めるのはとても良かった。
落ち着いて心を整理しながら書き込めたから。
自分が何を望んでいるのかも改めて分かった。
心が重たい状態の人には
電話して初めての人と話すことが
かなりの心理的負担があり、重労働なので
とても良い仕組みだと感心した。
5.大手の心療内科の初診
当日は相方も付き添ってくれることになった。
私が目指す病院は、
大都会のはずれにある古い雑居ビルの中にあった。
外観を見たら、ちょっと不安になった。
雨が降り始めた。
大手の心療内科のやとわれ医師に
流れ作業のような診察をされて、
また傷つかないだろうか?
雑居ビルに入り、
古いエレベーターで上がった。
大きくない入り口から中をのぞくと…
そこでは、かなり低い天井のフロアで
それほど大きくないスペースに
人がたくさんいた。
患者とスタッフで半々だ。
白衣を着た若い人たちが受付をしていた。
それを見てまた不安になった。
最近の若い人とは
距離感や、波長が合わなくて
気を使いすぎて
どうしたらいいのか分からなくなることが多いから。
しかし予想に反して、
私はそれほど不安を感じることはなかった。
彼らはとてもよく訓練されていた。
待合室の椅子は全て患者で埋まっていたが、
たまたま空いた椅子に座ることができた。
何度もスタッフが確認をしに来た。
イヤな気分になることはなかった。
予約した時間から30分くらい過ぎて
ようやく名前を呼ばれた。
決して立派とは言えない診察室に通されると
穏やかにほほ笑む、
中年の女性医師がいた。
ここで運命の出会いが待っていた。
”知られざる自分”との出会いだった。
つづく
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