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ネオ・ディグ・モード vol.17 「ハウス オブ サニー(HOUSE OF SUNNY)」

東京を拠点にフリーランスで海外ブランドのPRをしている𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が、気になる海外ブランドを深堀りする新連載!

私が2023年元日からvol.110まで公開した「ディグ・モード」のリニューアル版です。

vol.17は、ハウス オブ サニー(HOUSE OF SUNNY)

パリのデパート、プランタン(Printemps)の売り場で目に留まったビタミンカラー。それがハウス オブ サニーのコレクションでした。

Printempsの売り場で見つけたハウス オブ サニー (Photo by 𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨)

ハウス オブ サニーってどんなブランド?

ハウス オブ サニーは、サニー・ウィリアムズ(Sunny Williams)が2011年に立ち上げた、イーストロンドン拠点のブランド。

サニーはソーシャル メディアを活用して、ブランドを「良質で環境に配慮した、おしゃれな服を求める人たちのコミュニティ」へと発展させました。

この記事では、ブランドのサステナブルな取り組みにスポットを当てて、深掘りしていきます。


返品を出さないデザインアプローチ

(Photo from the official website)

ハウス オブ サニーの核は、責任あるデザイン。無駄を最小限に抑えて、環境に配慮して慎重に生産しています。

返品の可能性を減らすことは、ハウス オブ サニーにとってサステナブルなアプローチです。

オンラインショップで「サイズが合わなかった」を防ぐため、すべてのアイテムをゆったりとしたサイズにしています。

そして、着る人がフィット感を調節できるようにしています。

たとえば、プリーツ パンツは後ろに少し伸縮性があり、ひもを引き締めることでウエストのフィット感を調整可能です。

環境に配慮しながら、必要な分だけ生産

(Photo from the official Facebook)

ハウス オブ サニーのコレクションは小規模で、生産は必要な分だけ。これは、ブランドを立ち上げたときから変わらない理念です。

使用する素材や生産の方法でも、サステナブルなアプローチをとっています。

素材は、リサイクルポリエステルやリサイクルコットン、オーガニックコットンから選りすぐったものを使用。

デニムを作るときは、水の消費量を最大95%削減できる技術を使っています。

配送は、航空輸送を避けているためスロースピード。

「無駄を作らず、売れ残りを作らないために、何ができるか」

これは、プロセス全体を通して、いつも考えられていることです。

コミュニティを大切にした製品作り

(Photo from the official Facebook)

ハウス オブ サニーは、InstagramやTikTokを活用して、ブランドをオンラインコミュニティへと発展させてきました。

サニーは、そのコミュニティを大切にして、着やすくユニークな製品を作ることに力を注いでいます。

立ち上げから時間をかけて成長し、熱心で思いやりのある人々が集まったハウス オブ サニー。

その製品は、大家族(コミュニティ)のために作られたようなものだと、サニーは感じています。

気になったらチェックしてみて!

text  𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨
all imagery courtesy of HOUSE OF SUNNY
(except one taken by me)

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