ネオ・ディグ・モード vol.45 「リフォーメーション(REFORMATION)」
東京を拠点にフリーランスで海外ブランドのPRをしている𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が、気になる海外ブランドを深堀りする新連載!
私が2023年元日からvol.110まで公開した「ディグ・モード」のリニューアル版です。
vol.45は、リフォーメーション(REFORMATION)!
リフォーメーションは、ロサンゼルス拠点のサステナブルなブランド。
ヤエル・アフラロ(Yael Aflalo)が2009年に立ち上げ、もともとはヴィンテージウェアを販売する小さなショップでした。
この記事では、リフォーメーションのコンセプトや、ヤエルのデザインプロセスを中心に深掘りしていきます。
ファッションと環境の関係を改善したい
幼い頃からファッションが好きだったヤエルは、いつもマドンナのように着飾っていました。
21歳のとき、「Ya-Ya」と名づけたブランドを設立。30代前半のとき、それを閉鎖しました。
次のステップを考えていたヤエルを突き動かしたのは、出張先の中国で見た光景です。
一部の衣料品工場が生み出す、環境汚染。ヤエルは、「美学を犠牲にすることなく、ファッションと環境の関係を改善する何かを作らなければならない」と感じました。
そして、2009年にリフォーメーションを設立。
その使命は、「エシカルなファッションを魅力的でスタイリッシュ、そしてモダンなものに再構築する」ことです。
リフォーメーションは、2015年からカーボンニュートラルを実現しています。
素材は可能な限り地元で調達し、環境に優しいパッケージを使用。廃棄物や使用エネルギーを最小限に抑えるために、設備投資しています。
ムードボードにスティーブ・ジョブズ
ヤエルは、人生やビジネスで望むことに集中すべきだと考えていて、時々ムードボードを作っています。
リフォーメーションを始めたばかりの頃、ヤエルのムードボードには、主要なメンターの写真が貼られていました。
たとえば、アップル(Apple)の共同創業者であるスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の写真です。
また、ヤエルは紙に自分が望むことをすべて書いて、財布の中に折りたたんで入れています。
「少し変えたい」と思ったときは、その紙を取り出して、書き直しています。
徹底的にサステナブルを追求
ヤエルのインスピレーション源は、日常にあります。
Instagram、ショッピング、インターネット、またはディナーで隣に座っているとてもおしゃれな女の子など、さまざまです。
ヤエルのデザインプロセスは、環境が直面している最大の問題について考えることが出発点です。
ヤエルにとって、最も大きな問題は気候変動。それは、大気中の温室効果ガス排出量に影響されます。
そこで、リフォーメーションが特に力を入れているのは、温室効果ガス排出量を削減するプロジェクトです。
ヤエルは、日常生活でもサステナビリティに配慮するようにしています。
ヤエルの服は、約80%がリフォーメーションです。リフォーメーションを買わない場合は、より高価な投資価値のあるものを買うようにしています。
ワードローブで一番のお気に入りは、リフォーメーションのジーンズです。
気になったらチェックしてみて!