ネオ・ディグ・モード vol.14 「アイデ(AEYDE)」
東京を拠点にフリーランスで海外ブランドのPRをしている𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が、気になる海外ブランドを深堀りする新連載!
私が2023年元日からvol.110まで公開した「ディグ・モード」のリニューアル版です。
vol.14は、アイデ(AEYDE)!
アイデを知ったのは、パリでファッションの仕事をしている友人がきっかけ。アイデのシューズはベルリンでデザインされ、イタリアで一足ずつ丁寧に作られています。
アイデってどんなブランド?
アイデは、ベルリンを拠点とするフットウェアとジュエリーのブランド。2015年に、ルイザ・デームス(Luisa Dames)によって設立されました。
この記事では、ルイザのバックグラウンドやブランドの美学を中心に、深掘りしていきます。
手作りのプロセスが大好き
ルイザは、子どものころからデザインやファッション雑誌に興味を持っていました。
手作りのプロセスが大好きで、とてもクリエイティブな性格の彼女。
12歳のとき、祖母がくれた古い手動ミシンで、ドレスやスカート、パンツなどの小さな作品を作り始めました。
大学では、文化と経済学の学位を取得。ファッション業界ではビジネスと創造性が融合していることに気づき、その一員になりたいと思いました。
ルイザがファッション業界で好きなのは、常に変化し、改善しているところ。
2015年に創業したアイデでは、日々進化する顧客にインパクトを与えて、意味のある適切な製品を提供したいと考えています。
手縫い仕上げが品質の証
アイデが表現するのは、時代を超えたエレガンス。
シンプルなデザインの中に、強い個性を生み出すことがルイザにとって重要です。
シューズに使用する素材は、上質な牛革から繊細なサテンまで高品質。すべて手作業で丁寧に裁断され、縫製されています。
生産は、イタリアのマルケ州にある家族経営の工場が担当。一足ずつ丁寧に作られ、品質の証として手縫いで仕上げられています。
最初の製品は、「毎日履けるアンクルブーツ」というアイデアを念頭に作られました。毎日、ほぼすべての機会に履けるパートナーのような存在です。
その製品には、ルイザのニックネーム「ルー」が付けられています。
現在、コレクションはクラシックなブーツからモダンなフラットシューズまで、多岐にわたります。
2018年には、最初のジュエリーコレクションを発表。フットウェアとジュエリーのブランドとして、作品を作り続けています。
時代を超えたアイコンとして
「責任」は、アイデの哲学とコンセプトの重要な部分です。
アイデは廃棄物を最小限に抑え、本当に必要なものだけを生産するよう努めています。
使用されるすべてのレザーはEU、主にイタリアから調達。それらは、食品の製造過程で発生する副産物です。
レザーの処理には有毒物質を使用せず、責任あるガイドラインに厳密に従っています。
アイデが重視するのは、サステナブルな満足度。アイデのシューズは時代を超えたアイコンとして、日常生活に役立つように作られています。
気になった人はチェックしてみて!