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ネオ・ディグ・モード vol.19 「ルオハン(RUOHAN)」

東京を拠点にフリーランスで海外ブランドのPRをしている𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が、気になる海外ブランドを深堀りする新連載!

私が2023年元日からvol.110まで公開した「ディグ・モード」のリニューアル版です。

vol.19は、ルオハン(RUOHAN)

パリでファッションエディターをしている友人が、おすすめしてくれた現地のセレクトショップ。そこで見つけたのがルオハンです。

実際にアイテムを見たとき、シルエットの美しさに引き込まれました。

ルオハンってどんなブランド?

ルオハンは、中国人デザイナーのルオハン・ニー(Ruohan Nie)が、2021年に設立したブランド。2023年春夏シーズンから、パリ・ファッション・ウィークの公式カレンダーに加わっています。

2023年時点で、取り扱いは中国に40店舗、ヨーロッパや日本、アメリカに16店舗。日本では、たとえばベイクルーズのオンラインショップで取り扱われています。

この記事では、ブランドが重きを置いている点や、デザイナーの目標を紹介していきます。


エフォートレスな精神で人生を豊かに

(Photo from the official Instagram)

セントラル・セント・マーチンズを卒業し、The Rowで働いていたデザイナーのルオハン。

「エフォートレスな精神で人生を豊かに」

これが、ルオハンにとってデザインの指針となっています。

彼女は、2021年3月に自身のブランドを設立。上海にアトリエを構えています。

ルオハンが大事にしているのは、高品質な素材、細かなディテール、丁寧な仕立て。

中国の四川省産のシルク、柔らかくて繊細なニットなど、贅沢な素材を使用しています。

「ワードローブのすべてアイテムを作るために、時間をかけて商品カテゴリーを拡大したい」とデザイナーは考えています。

ジャックムスのような人になりたい

(Photo from the official Instagram)

ルオハンは、2022年春夏シーズンの上海ファッション・ウィークで賞を受賞。

2023年春夏シーズンからは、パリ・ファッション・ウィークの公式カレンダーに加わり、パリでショーを開催しています。

パリでのコレクション発表は、デザイナーにとってブランドが国際化する大きな一歩です。

「ブランドの露出が増えて、新しいオーディエンスにリーチする可能性が高まる」とルオハンは考えています。

ルオハン自身が目標にしている存在は、サイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)です。

彼のユニークなファッションアプローチに加えて、国を代表するデザイナーとなったところを、ルオハンは尊敬しています。

そして、ルオハンは中国の才能をもっと宣伝していきたいと考えています。

気になったらチェックしてみて!

text  𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨
all imagery courtesy of RUOHAN
instagram 
@ruohan.co

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