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ジャクソンホール🍓24年8月23日


今回は「金融政策の有効性と波及の再評価」がテーマ

注目時刻 24年8月23日(金曜)23時00分

今年
パウエルFRB議長 ジャクソンホール会議 講演
2024年8月23日(金曜)23時00分


前年
パウエルFRB議長 ジャクソンホール会議 講演
2023年8月25日(金曜)23時05分


ジャクソンホール会議、23日のパウエルFRB議長の発言に注目


パウエル議長は23日(日本時間23時00分)に講演

23日の講演でパウエル議長が米経済の減速や景気後退など現状と先行きについて、さらにインフレについての認識とともに年末の金融政策についてどのような見解を示すのかが注目されます。

パウエル議長は7月FOMC後の会見で、インフレの低下傾向が確認される場合には「9月の利下げが検討される可能性がある」と明言しており、9月利下げ開始は確実視されているとされます。ただ、9月FOMC前には9月6日に公表される米8月雇用統計や11日発表の8月消費者物価指数を確認する必要があるため、今回の講演では利下げ幅や先々の政策金利見通しについて具体的な言及は避けられると見込まれます。

一方、今回は「金融政策の有効性と波及の再評価」がテーマとなっているため、金融政策の波及ラグ(金融政策の影響が実態経済に及ぼすまでの時間)が長引いているとの分析するかもしれません。そのため、FRBのこれまでの利上げの経済に及ぼす影響が確認されるまでかなりの時間を要しているとして、経済指標が悪化した後の利下げでは政策対応として遅すぎる可能性を示唆する可能性があり、FRBが景気後退の予兆に対して早期に対応する必要性に言及するかもしれません。仮にそのような考えが示された場合、市場がFRBの予防的緩和として捉えることも想定されるだけに市場の反応が注目されます。


パウエル議長講演、利下げ巡るシグナル探り市場が注視-年次会合開幕

  • 労働市場軟化のリスクとインフレ懸念をどう捉えているかも注目点

  • ボスティック、ハーカー、グールズビー各地区連銀総裁TV出演へ


 【ワシントン時事】米カンザスシティー連邦準備銀行が主催する毎年恒例の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が22~24日、西部ワイオミング州で開かれる。注目はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が行う23日の講演。インフレだけでなく雇用悪化リスクにも目配りする必要性を強調し、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定に向け、地ならしを進めるかが焦点だ。

米、9月利下げ適切に 雇用悪化、リスク増大―FOMC議事要旨  

社会問題化した米国のインフレ率はピークから大きく低下。FRBが重視する物価統計である個人消費支出(PCE)物価指数は、6月に前年同月比2.5%上昇と、目標の2%達成が視野に入る。一方、好調だった雇用の勢いには陰りが見え、7月の失業率は4.3%と、2021年以来の高水準に達した。  

パウエル氏は7月のFOMC後の記者会見で「9月会合で利下げが議論される可能性がある」と明言。21日公表されたFOMC議事要旨では、大多数の会合参加者が「(9月会合で)金融緩和が適切になり得る」との見解だったことが明らかになった。  市場では、FRBが9月会合で利下げ開始を決めることが確実視されており、0.5%の大幅引き下げも一部で取り沙汰される。パウエル氏が講演で示す景気や労働市場、物価に関する認識が、9月以降の利下げペースを見定める上で注視されそうだ。



米、9月利下げへ地ならしか FRB議長が23日講演―ジャクソンホール会議


【ドル円予想】ジャクソンホール会合、利下げ発言でドル売りか|歴史的なインフレ勝利宣言 2024/8/23(金)志摩力男

ジャクソンホール会議:パウエル議長の講演に向けた市場の期待

本日23:00(日本時間)にパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演が予定されています。市場は9月の利下げをほぼ確実視しており、パウエル議長の発言内容が今後の金融政策の方向性を示す重要な指標となると予想されています。

今後の注目点

1. パウエル議長の講演内容:9月の利下げ示唆と今後の金融政策の方向性
2. 利下げのペースと規模:0.25%か0.5%かは不明確
3. 来週の経済指標:材料不足の可能性があり、本日の講演内容が重要

市場参加者は、パウエル議長の発言を注視し、今後の金融政策の方向性を見極める必要があります。また、日銀の姿勢も為替市場に影響を与える可能性があるため、両者の発言を慎重に分析することが重要です。


ジャクソンホール経済シンポジウム

1978 年以来、カンザスシティ連邦準備銀行は毎年、米国および世界経済が直面している重要な経済問題に関するシンポジウムを主催しています。

シンポジウムの参加者には、世界中の著名な中央銀行家、財務大臣、学者、金融市場関係者が含まれます。参加者は、シンポジウムのテーマに関連する経済問題、影響、政策オプションについて議論するために集まります


  • 2024年「金融政策の有効性と波及の再評価」

  • 2023年「世界経済の構造変化」

  • 2022年「経済と政策の制約の再評価」

  • 2021年「不均衡経済におけるマクロ経済政策」

  • 2020年 「これからの10年を乗り切る:金融政策への影響」

  • 2019年 「金融政策の課題」

  • 2018年 「市場構造の変化と金融政策への影響」

  • 2017年 「ダイナミックな世界経済の育成」

  • 2016年「将来に向けた強靭な金融政策枠組みの設計」

  • 2015年 「インフレ動向と金融政策」

  • 2014年「労働市場のダイナミクスの再評価」

  • 2013年「非伝統的金融政策のグローバルな側面」

  • 2012年「変化する政策情勢」

  • 2011年「長期的成長の最大化の達成」

  • 2010年「マクロ経済の課題:これからの10年」

  • 2009年「金融の安定とマクロ経済政策」

  • 2008年「変化する金融システムにおける安定性の維持」

  • 2007年「住宅、住宅金融、金融政策」

  • 2006年「新しい経済地理学:影響と政策的含意」

  • 2005年 「グリーンスパン時代:未来への教訓」

  • 2004年 「世界の人口動態の変化:経済的影響と政策課題」

  • 2003年 「金融政策と不確実性:変化する経済への適応」

  • 2002年 「安定化政策の再考」

  • 2001年 「情報経済のための経済政策」

  • 2000年 「世界経済統合:機会と課題」

  • 1999年 「金融政策の新たな課題」

  • 1998年 「所得格差問題と政策オプション」

  • 1997年 「世界経済における金融の安定の維持」

  • 1996年 「物価安定の達成」

  • 1995年 「予算赤字と債務:問題と選択肢」

  • 1994年 「失業率の削減:現在の問題と政策オプション」

  • 1993年 「資本市場の変化:金融政策への影響」

  • 1992年 「長期経済成長のための政策」

  • 1991年 「貿易と通貨圏の政策的意味」

  • 1990年 「新興市場経済における中央銀行の問題」

  • 1989年 「1990年代の金融政策問題」

  • 1988年 「金融市場のボラティリティ」

  • 1987年 「金融システムの再構築」

  • 1986年 「債務、金融の安定性、公共政策」

  • 1985年 「世界市場での競争:アメリカ農業の課題」

  • 1985年 「米ドル - 最近の動向、見通し、政策オプション」

  • 1984年 「物価安定と公共政策」

  • 1983年 「産業変化と公共政策」

  • 1982年 「1980年代の金融政策問題」

  • 1981年 「1980年代の政策分析のための農業のモデル化」

  • 1980年 「農業銀行の将来の融資資金源」

  • 1979年 「西部の水資源:今後の問題と政策の選択肢」

  • 1978年 「世界の農産物貿易:成長の可能性」

ジャクソンホール経済政策シンポジウム: 世界経済の構造変化

2023年8月24日木曜日 – 2023年8月26日土曜日

2023年8月25日 金曜日
ジェローム・パウエル | 基調講演連邦準備制度理事会議長

2022年8月26日 金曜日
ジェローム・パウエル 連邦準備制度理事会議長



過去のジャクソンホール会議のテーマ




2022年「金融政策と物価安定」


【投資家が注目】


“中銀首脳の発言”で市場が大きく動くことも…「一段の長期金利上昇」や「株安」は起こるか?今週8/24~8/26の「ジャクソンホール会議」

近年では中銀首脳の発言で市場が大きく動くことも多く、ジャクソンホール会議への注目度は高い


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