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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿76

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第76回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。

第75回から続く


FRBが私達に教えてくれたこと


NEOさん、ありがとうございます。
昨日第75回の寄稿と第58回第59回の寄稿をFOMC関連としてまとめてくださって。
感謝致しております。

皆さま、よろしければ、今一度、是非、これらの寄稿をご覧になって見てください。

特に第58回の寄稿に12月13日、14日のFOMCでFRBが私達に教えてくれたことが記されています。

そして、昨日、第75回寄稿の冒頭で
FOMCの議事録ポイント~ウォールストリートジャーナルのニック・ティミラオス氏がシェアしてくださった英文、赤い線でアンダーラインの箇所を強調させて頂きました~この赤い線の部分ですね。~「2月のFOMCで当局者がどの程度の利上げを望んでいるかについての議論はほとんどありませんでした。が、しかし、当局者は、正当な根拠のない”金融状況の緩和”が、FRBのインフレとの闘い”複雑にする”可能性があるとの懸念を表明した」

今日僕が、このように申しておりますのは、昨日、FOMCの議事要旨が公表されて、
アメリカのちまたでは、
「FRB、やっぱ、ホーキッシュ(タカ派)だぞぉ~」って。(笑)(笑)(笑)
これに、少々、まいってしまったからです。(笑)
まあ、いかに、アメリカのちまたに、「押し目買いの成功に慣れきった新型コロナ回復からのバブルまみれ投資家(最初に、はじめっから成功を味わってしまった、にわか?)トレーダー」が多かったのかを、ここにきて、今年も物語っているようです。結構な数の人達がすでに退場してるとは思うのですが。

今アメリカの政治の世界での流行語、”~風””~的”に合わせて、乗っけて言いますと、パウエル議長が11月30日にブルッキングス研究所ハッチンソンセンターでハトポッポ”風”の記者会見をしたのは、12月のFOMCでの政策金利の引き上げ幅を75ベーシスポイントから50ベーシスポイントに持ってくるためであり、市場は、その時、それをハトポッポ”風”と解釈しました。これについては以前の寄稿で述べました。しかしながら、そのハトポッポ”風”とその解釈は、そこでいったん終わった事であり、FRBの姿勢に変更はありませんし、PIVOT(政策転換)などどこにもありません

そしてこの時僕は、ウォール街の金融の世界の中にいた人達ではなくて、それを外から、金融”風”にまねて、も・ど・き・で、金融を私こそが分かっているという”風”で、75ベーススポイントから50ベーシスポイントへの移行をぞんざいに扱い、上から目線でコメントする人達に、大いに皮肉を込めて、下記のようにアウトライヤーのアカウントからツィートしました。ご覧になってくださった皆さま(ありがとうございます)も、もちろんいらっしゃると思います。
(皮肉っぽくなっている部分については、どうぞ、ご容赦ください)(笑顔)



金利に敏感なプロばかり


僕の周りにいる、いた人達は、アメリカ人とか日本人とか、はたまた何人とか関係なく、その役職やお立場にも関係なく、金利についてぞんざいに触れたり、扱ったりする人はいません。みんな金利に、とっても、とっても敏感です。それが、真に金融事そのものに携わる人達だと思っています。これについては、外資系企業生活を終えた後、そこから長らく、日本企業の海外事業に関する企業顧問を務めさせて頂いてきましたが、そちらでも、まさしく、皆さん、金利に敏感なプロばかりでした。

オンライン上で、どんなにまことしやかなコメントをしていても、金利に関するコメントがぞんざいであれば、それは見るとこ見れば、ああ、そういう”風”にオンライン上では言って見せて、ふりをしているけど、現実世界では、金融機関の中にいた人ではないだろうな、金融も・ど・き、”風”というのは察しがつきます。(僕の思い込みかもしれませんが(笑)、それはそれでいいです(笑))僕の預かり知るところでは全くありませんから。(笑)アメリカでは、誰が、どんなバックグランドの人がその件について話しているのかが非常に大切なのです。

もちろん、僕は、日本の金融機関さんで従業員として働いた事はありません。ですので、日本の金融機関さんについて触れる事は出来ません。それは僕には、経験した事が事実ないので、わからない事ですから。ウォール街の投資銀行と日本の金融機関さんも異なっているのであろうと推察は致します。

ただ、下記のような懐かしい思い出もあります。


この時、この野村證券出身の大先輩と一緒に結構な時間を使って考え、議論までしました。その晩、2人で日比谷に飲みに行きました。(笑)
金利って、とにかく、すごく大事なのです。金利”こそ”なのです。
僕などは、株の関係者でしたが、僕の周りには、金利の専門家、それでご飯を食べている人達が当時もたくさんいました。みんな見方は鋭かったですし、金利に対して敬意さえ持っているくらいの人達でした。

そして、ちまたでは、ホーキッシュ(タカ派寄り)とかドビッシュ(ハト派寄り)とか。この期に及んで、「まだ、そんなこと言ってるの?」って感じさえします。
そういう言葉を使ってうまく説明して行こうという気持ちはよくわかりますが、もうこの2023年、ここからは、あまり関係ないでしょ。と思っています。
それよりも、今、FRBは、FOMC参加者達は何をしようとしているのか。
FRBが私達に知らせてくれている事(第58回、第59回寄稿)を素直に、注意を払って聴く事であると思っています。

前述、「が、しかし、当局者は、正当な根拠のない”金融状況の緩和”が、FRBのインフレとの闘いを”複雑にする”可能性があるとの懸念を表明した」
FRBはここまで言っているわけですから。
世間一般や市場によるmisperception(誤解誤認)を危惧して、懸念を表明したことが議事要旨から、明確に今回もまたわかったのですから。
まずは、インフレ抑制をやり抜くと思っています。

もちろん、深刻なリセッションクレジットイベントが起こった場合は、金利の引き下げもあるのでしょうが。これのイメージにつきましては、是非、第63回から第66回の寄稿をご参照頂けましたら。



たとえば、そういう深刻なケースの場合は、仮定ですが、たぶん、1929年当時のようなイメージさえあるのかなあと個人的には想像しています。そうなると言っているわけではありません。そういうケースの場合は、という事です。

ベアー・マーケットを舐めてかからない事


金利
という事に敏感すぎるくらい敏感である事、ベアー・マーケットを舐めてかからない事、これこそが大切だと、今一度、自分に言い聞かせています。そうやって今日まで生きて来ました。

ディー・ガイズ


言うまでもなく、金融の世界は複雑です。私達は、当時、その頭文字をとって、そこから(デリバティブ・金融派生商品に携わる人達を)ディー・ガイズと呼んでいましたが、デリバティブ(金融派生商品)の大きなマーケットがあります。単純に現物だけを語るわけにはいかないのでしょうし、それもよくわかります。

しかし、まずは、FRBがどう言っているのかを素直に聴いて、素直に解釈する事こそが大事であると思っています。

金利の引き上げ方につきまして、僕が採用しているシナリオは、これまで通り、今年は、まず小刻みに、2月、3月、5月、それぞれ、25ベースポイント引き上げて行くというシナリオです。今年、”少なくとも”75ベーシスポイントの利上げが必要と、昨年12月時点でFRBは見ているわけですから、このように僕は考えています。引き上げ幅やタイミングにつきましては、ウォール街の投資銀行のストラテジストによって予想は様々ですが、僕は、自分の採用するシナリオを基に、変化があれば、それを、その時またそこで修正するという考え方でいます。より高く、より長くであれば、そのコミュニケーションをFRBはとってくれると考えます。市場が期待するような楽観部分はありません。


米カンザスシティー連銀 ジョージ総裁


自分の持つイメージと合わせながら、Braccoさんがシェアしてくださったこのチャートが見やすいのかなあと思って、ちょっと見てました。


Braccoさんいわく~「過去2,3週間Consolidation(レンジの状態)。Braccoさんの個人的見解では、このConsolidation(レンジの状態)は過去にも見たなじみのある以前のパターン。(過去にもあったConsolidation(レンジの状態)がチャートの中に記されています)レンジの状態で、キーレベルをもう一度試して、切り崩されて行き新たな安値へ



GDPNow

それと、ご参考までにですが2点。
1点目は、リセッション、リセッションと至る所で話題になりますので、ちょこっと言いますと。GDPNow - Federal Reserve Bank of Atlanta (アトランタ連銀のGDPNow)をしばしば見ています。(これは、アトランタ連銀の公式予想という位置付けではないのですが、四半期ごと、経済データに基づいて、現在進行形で走っている実質GDPの成長率予想がどのように推移しているかを見るにおいては、これがベストだと思います。リセッションの定義につきましては、実質GDPの成長率が2四半期連続してマイナス、もしくは、全米経済研究所(NBER)の高名なエリート・エコノミスト8名で構成される委員会がリセッションと認定した時という観点からご参考までに述べています。


2点目は、MAC10さんがシェアしてくださったチャートです。


XSD:US NYSE ~SPDR S&P半導体ETFSPDR S&P Semiconductor ETF)のチャートです。米国籍のETF(上場投資信託)です~S&P半導体セレクト・インダストリー・インデックスの運用実績 に連動する投資成果を目指しています。
MAC10さんが「ヘッドアンドショルダー」~「三尊天井」型になっていますねという事をシェアしてくださっています。


ケビン・マッカーシー

話しが全然違いますけど、僕は、この男(ケビン・マッカーシー氏)には、あきれてものも言えません(笑)。「もし面と向かって話す機会があったら(そんな機会はないでしょうけど(笑))言いたいことが山ほどあります(笑)」
ついさっき、日本時間1月6日(金)午前4時過ぎ頃までの時点で、延期を含めて8回投票そのものは行われています。それで、下院議長選出に必要な218票を集めきれないのですよ~この男が集めている票数は201票です。この男ではなくて、別の道を選択したほうが、、、、、
この男が下院議長???僕はひっくり返ります。(笑)ホラー・ショーを見ているような気分です。
ア・メ・リ・カ。2024年の大統領選まで、次の2年は長いと実感するとともに、僕が尊敬してやまないアメリカの方が、以前に「(政治)良くなる前に、(目先まず)、さらに悪くなる」とおっしゃっておられたことを思い出します。
ロイター報道を引用させて頂きます。

第77回へ続く



最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間


関連note


私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」




🍅注意事項
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投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。



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NEO
サポート🍓本当にいつも有り難うございます。