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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿86
米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第86回を全文無料で皆さまにお届けします。
第85回から続く
イージーマネー時代は終わった
日々何かを目にします。(笑)本当は、本日の寄稿はお休みさせて頂こうと思っていたのですが、ついつい、ノートしております。(笑)よろしければベースです。
こういうニュースを読んでおりますと、本当に時代は変わったと再認識します。
イージーマネー時代は終わったと。
ゆえに、その時に培った意識は一度捨て、マインドセットを変えなければならないのだろうと思います。金融、量的引き締めの時代ですから。
先週から特にそうですが、今週17~18日の日銀金融政策決定会合にすごく注目しているアメリカの投資家さん。アメリカに限らず、全世界の投資家さんが注目しているのでしょう。僕は、それに対してコメントするような専門家ではありませんが、昨秋、バンカメが、注意点として挙げていた4点(UK、クレディ・スイス、トレジャリー・マーケットの流動性、日銀)が思い出されます。この寄稿でも何度かノートしました。
S&P500が4000、上抜けすると多くの買いが入ってくる
Markets & Mayhemさんがシェアしてくださったツィートとチャートをちょっと見てました。Markets & Mayhemさん~「S&P500が4000のところ、どのように反応するか注意深く見る必要がありますね。4000のところ抵抗ラインとして反応し得ますが、もしこれを上抜けすると、オプションのポジショニングとマーケットテクニカルの両方の要因から多くの買いが入ってくることになるんだろうなと想像はしますね」~ニュアンス
Keep a close eye on how the market reacts to $SPX 4000 as we head in to monthly opex. It could act as resistance, but if we break above it I would imagine a lot of buying will be released both due to options positioning and market technicals. pic.twitter.com/A8yRzlxT25
— Markets & Mayhem (@Mayhem4Markets) January 15, 2023
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なるほどですね。かしこまりました。それも頭に入れておかなければならないのですね。それの影響力は大きそうですね。
それで、Jan/Feb31-1 (1月31日と2月1日2日間)FOMCですね。で、決算発表時期という事で。頭に入れておかなければならない事が出てきますと、ついついノートしちゃいます。(笑)まあ、どうなるか、見てみましょう。
そりゃまあ、僕の場合は、モルガンスタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソンさんがおっしゃっておられることに一番ピンと来ている事は事実ですし、もちろん、ここで買おうとか、買っているわけではないのですが。
僕は、日々の動きに翻弄されることなきよう、自分の目線や思考で、これまでと変わることなく見ます。本当にそれを変える必要に迫られることがある時に変えます。強気がどうとか、弱気がどうとか、あんまりそういうのどうでもよくてそれ以前の問題で、インフレ抑制に取り組んでいるFRB、12月のFOMCでパウエル議長がどのように発言して、失業率の予想やドットプロット(金利予測分布図)が今年どのようになっていたか、そこから素直に見ています。
話しは変わりますが。ノートをさせて頂く時に、文章で説明する際、具体的に絵や図があった方がよろしいかと思いながら、その都度、その文章イメージと会う、ツィートとチャートをシェアしてくださる皆様の情報を引用させて頂いております。それは、その都度、文章をより具体的に感じて頂くために、その絵やその図を引用させて頂く事が目的です。たくさんのアメリカ、またはその他の国々の方々がツィートやチャートで示してくださいますが、その方々が、どのようなご経験のもとに、どのようなお立場からそれを述べておられるのかについては僕には、そのバックグランドはわかりません。自分の文章に一番合いそうなイメージのツィートとチャートを、その都度、引用させて頂いております。
自分自身の経験から。やはり、自分が目線を合わせるのは、ウォール街の投資銀行にいるストラテジストの方です。様々な金融報道を通して、ウォール街の投資銀行のストラテジストの方々がどのような目線をお持ちでいるかという事です。全世界の機関投資家・個人投資家の皆さんに向けて、ご発言なさったりするお立場にあって、マーケットの一番近くで、たくさんのご意見を耳にしながらお仕事されているだろうと思うからです。僕にとっては、ひとつの分かりやすい基準にさせて頂いております。自分が独自に持つ思考や目線から、今、どのように遠いのか、どのように近いのか、という観点から目線を合わせることができそうであればそうしますし、まあ、臨機応変にという感じです。この方法が、自分には一番しっくりきます。慣れ親しんだ方法です。
そして、そこから先の実際の行動は、まあ個人ですから、無理せず、気楽に、気長に、決めたルールに則ってやりたいようにやってますというところです。
このアウトライヤー寄稿は、コーポレート・アメリカ、アメリカのほとんど全ての機関投資家のベンチマークであるS&P500(もしくはこの寄稿ではそのETFも含めて)という観点から、寄稿させて頂いております。
以前にも述べましたが、もちろん、実際のその現場、仕事場では、個別銘柄の選別が非常に重要でした。この寄稿で、そこまで足を伸ばしますと、話が様々に、個別方向に拡散、広がってしまったり、時におタッキーになってさえしまいそうで。焦点がぼけて、話が集約されることなく、ノートとしてのまとまりがなくなってしまう事を危惧しております。
ですので、最初の頃の寄稿で述べましたが、実際の業務上では、さらに本当に必要であった多くの業務的と申しましょうか、そういう部分を、結構、バシッと割愛させて頂いて、割り切ってノートさせて頂いております事、どうぞご了承くださいますようお願い致します。
その上で、金融報道記事は金融報道記事として、そのままの形で、引用させて頂いております。
今週も様々にFRB当局者がお話になる予定ですが、日本時間水曜日朝5時頃ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、そして日本時間金曜日午前4時15分頃ブレーナード副議長が”経済見通しについて”シカゴ大学経営大学院(Chicago Booth)でお話になる予定のようですので、よく聞いて見ようと思います。
アメリカ市場、お休みなので。余談ですが。
寄稿当初に開示した通り、僕は個人の投資家を対象にビジネスをした事は全くこれまで、ありません。機関投資家の皆さんはそれを職業となさっている方々、いわるゆる有価証券、投資に関するプロなので、そんなしょっちゅう、自分の思考や見方を述べる事にポイントありませんでした。逆にそんなことをしているとむしろ嫌がられるくらいの世界でした。本当に、ごくまれに、何度も聞かれてやっと「since you asked~あなたが(複数回)聞くので、私にはよくわかりませんが、あえて述べますと」と前置きして(このニュアンス~詳しくは過去の寄稿をご覧になってください)、述べるくらいの世界でした。僕が、SNSなどのオンライン上で金融情報をとるという事も、この寄稿を始めて、前述の通り、自分の文章にあった絵や図を引用したいので、その頃からそれを少しずつ始めました。これが正直なところです。
これは、日本での事ではありません。アメリカのオンライン上で(今朝もさきほど、また出くわしたのですが(笑))、アメリカでごく短期間?とある金融機関で働いた経験があるという自称エコノミスト(バックグランドがあやふや)が、それを売りにして?グラフやチャートを用いてSNS(ツィッター上)で、持論を展開して、自分の知識を披露する。でも、それが、実際にマーケットにどう具体的につながって、実際に具体的にマーケットの推移をどのように、数字を持って、その人本人が考え見ているのかについてのコメントや具体的数字の提示は皆無。「~かも?」みたいな。(大爆笑)
別の例でも、例えば、S&P500で言うなれば、上下、ものすごいレンジ幅、例えば上は4,500、下は、3,000とか。それはもう、いっぱい条件つけて。(笑)(笑)(笑)それ、いろんな人が言ってる事、単に、上下、合計して、言ってるだけなんじゃないの?と思います。(大爆笑)冗談をおっしゃっておられるのかと思います。そんな事、あなたじゃなくても、誰でも言えるわって!(笑)
まあ、よくあるパターンなんでしょうけど、自己満足、そして、自身の承認欲求を満たす。その上で、自分のニュースレターを、Subscribe!(登録して購読してくれ!と)。ユーチューブも見てね!みたいな。(笑)
政治の分野でも、法律の分野でも、同様によくあるパターンです。
ケビン・マッカーシーという男(下院議長)は、ウソを事前に知っていた
そして、ウソを開示しているケースさえ。(笑)今は特に、ジョージ・サントス(中間選挙でNYのとある選挙区から選出された下院議員~学歴から職歴から、全部ウソ、ウソ、ウソ)の事がとんでもなく、アメリカで話題になっている時でもあります。実際には行ってもいない大学でバレーボールのスター選手だったと。よくもまあそんなウソつけるなあと。(笑)ケビン・マッカーシーという男(下院議長)は、この事、選挙前から事前に知っていたとニューヨーク・タイムズが報じていて、もう空いた口がふさがりません。(怒)
以前に、No Bullshit!について触れました。アメリカ市場、お休みなので。余談ですが、から以降で述べたここまでの事は、全てBullshit(ブルシット)です。すみません。今日は朝から、コーヒーを十分に飲んでいなくて、コーヒーが足りていないところで、自称エコノミストの「どうだ、私ってすごいだろう}自慢に出くわしたので、言葉遣いがお下品で。(笑)
話しを戻しますと。抽象的には、話をそらしながら、なんとか述べる事が出来るけれども、具体的な事は言わない。僕個人の目から見て、そういうの誰が購読するんだろうね?とよく思います。(笑)当たってても当たってなくても、そこはいいから。まず、具体例を提示の上、論拠を明示して、どういう意見なのか。何が言いたいのかをはっきり、自身の「「意見」」として明示してくれないと。意味不明です、となります、僕にとっては。(笑)
僕は、ウォール街のある意味ヒエラルキーと言ってはなんですが、そこにあった、そんなような事を、僕が好むと好まざるとに関わらず、おのずと目にしてきました。強烈なヒエラルヒー(これは僕の個人観であり、個人的見解です)。それを話すだけでも、結構、相当な時間かかるくらいの事です。(笑)
そう言うところから、取り残されたのかどうか。はじめから、そこ行ってないのかどうかは僕の預かり知るところではありませんが、僕には、そういう具体的な事に触れない事は、ただ単に、別の世界で、自己満足と自己の承認欲求を満たしているようにしか見えません。
前述の投資銀行のストラテジストの方々って、ご意見はそれぞれに異なっていても、すごく具体的に述べてくれるじゃないですか。もちろん、機関投資家、個人投資家、それに関わらず、皆さんに分かりやすいように。
例えば、法律の世界で。オバマ大統領に指名された元連邦検察官で現アラバマ大学法科大学院教授のジョイス・バンス氏と元SDNYニューヨーク南部地区検察トップを務めたプリート・バハラ氏が、ニュースレターやポッドキャストなど、様々な方法・手段で、至極具体的に法律に関する情報を発信してくださっています。それであれば、ああこれは、是非、登録、購読したいなあと僕は思います。すごく具体例を挙げて明示しくださるので。バンス教授は、845ページからなる1月6日議事堂襲撃事件の1月6日議会調査委員会最終報告書をtakeawayという形で(ポイント・要点をまとめてくださって)私達に伝えてくださいました。感謝致しております。バンス教授のこれは、結構前に、僕もすべて読みました。
いっぽうで、すごく考え方が似ている、この国、日本で現在も直接、国政に携わっているひとりが、かつて、勉強会で、私達に直接こぼしてました。(日本の)○○党ってのは、たった、2,3年でも日本の金融機関で働いた経験があったら、「○○さんは、金融のプロですという紹介になる。ホントですか?そんな事あり得るの?」とそれはもう痛烈に、強烈に、批判していました。(笑)(笑)(笑)
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寄稿やスペースで述べましたが、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者レイ・ダリオさんがご指摘されておられたトピック・スリップ~ひとつの話が完結することなく、トピックからトピックへ話が漂流する。もちろん、同様に、情報から情報への漂流もあるでしょう。
かつて一緒に働いた人達は、普段はロー・キー(地味めで、ごちゃごちゃ言わない)でしたが、ここぞという時には、理詰めで詰め倒すくらいの世界でした。理論武装していてもそれを詰め倒すくらいの。これはあくまで、僕の個人観にすぎませんが、強烈を超えていました。それが良いとか悪いとかの話ではありません。
いろんなことの漂流はまず、避けて、フェアに情報、ルール開示が基本です。
その上で、Game on. (ゲーム開始)。
ゲーム終了後は、将棋のプロの対局後の顎を手で支えるようなしぐさで、指し手についてのレビューするような姿勢でいたいと思っています。
アメリカではいつも、That's unfair.って。 (それは公平ではない、それは不公平だ)って。
「言葉をきちんと明確に定義した上で議論しましょうね。情報を事前開示して、その開示された情報や取り決められたルールに則って、それらに基づいてフェアにゲームしましょうね。後だしじゃんけんや、不意打ちは無しよ」ゲームや議論時に、普通に聞こえてきます。僕も、最も頻繁に使用する言葉のひとつです。すごく大切な事だと思います。話題性という事から、特異な(idiosyncratic)例が取り上げられて、そこに焦点が当たりがちですが、現実社会では、まず、これ、フェアにゲームをしましょうね、って事です。
トランプの台頭以降、この過去7年間、特に、特に、大切な事であると痛感しております。
これは、ブルトラップ(Bull trap)
マーケットの話に戻って。多くの方が、これは新しいブルマーケットだとおっしゃっておられますが。僕には、僕個人にはですが、これは、ブルトラップ(Bull trap)~マーケットが上方へのブレイクアウト(突き抜け)直後に、下落方向へ反転する~のように見えております。僕個人は、そんな目線から、まずは、FRB当局者のお話やマーケットをよく見て行きましょうと思っております。(笑顔)
第87回へ続く
最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース
11月27日 第1回スペース 2時間
録音を視聴頂けましたら、幸甚です。どうぞよろしくお願い致します。😊 https://t.co/MxU4c5GKO0
— アウトライヤー (@iEjspQrtBk15hwo) November 27, 2022
12月18日 第2回スペース 2時間20分
12月18日(日曜)17時~
— NEO (@NZensin) December 12, 2022
第2回 アウトライヤーさん
スペース
オンライン上と現実世界の違い
米経済、米金融政策、米株式市場
ウォール街にあった、ある、現実
アメリカを動かしている大きな力https://t.co/ssWxqcz3Ai
12月22日 第3回スペース 12分間
このスペースは余談ベースです。オプションについて、ちょこっと触れ、ウォール街にあった2分間ルール、4年前のアメリカの下院での4分間の出来事のお話です。 https://t.co/NsnZx3JYzd
— アウトライヤー (@iEjspQrtBk15hwo) December 25, 2022
12月24日 第4回スペース 20分間
このスペースは、アメリカ株式市場、株の動向と一部アメリカの政治のお話です。 https://t.co/sXhK9SrHwu
— アウトライヤー (@iEjspQrtBk15hwo) December 25, 2022
12月30日 第5回スペース 20分間
テーマは、アメリカのマーケット、リセッション、皆さんの投資、アメリカで言われている情報の厳選、この寄稿の礎、そして来年、です。 https://t.co/pBKoWAVj03
— アウトライヤー (@iEjspQrtBk15hwo) December 30, 2022
関連note
私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」
🍅🍅
弟子のNEOさんへ
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。
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