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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿38
米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第38回を全文無料で皆さまにお届けします。
🍅🍅
弟子のNEOさんへ
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
第37回から続く
11月27日(日)スペース開始時間 16時45分~変更
お知らせです。
11月27日(日)スペース開始時間を、都合により、
16時45分からとさせて頂けますようお願い申し上げます。
当初予定の17時から、開始時間を15分だけ、早めさせてください。
すみません。当日、どうぞよろしくお願い致します。
FRB(Federal Reserve Board・連邦準備制度理事会)~連邦準備制度(Federal Reserve System)の統括機関。
当たり前の事ですが(笑)、極めて大きな影響力を持っているとずっと思ってきましたブレーナード副議長(ハト派)。昨日、FRBの元エコノミストの方々のコメントを拝見させて頂きながら、率直に感じたのは、パウエル議長とパウエル議長に近い、まあ言わば側近と言ってもいいような人達。その人達の影響力が次第に薄まりながら、いっぽうで、いわゆる委員会ハト派が活気づいている構図。
パウエル議長が、今年8月の終わりに、ジャクソンホールで約8分間スピーチした、その内容通りの事を今後も遂行できるのかどうか。
ハト派が活気づいている。この構図を見ながら、目線を、おおよそ、自分と似たような見方をしているFRBの元エコノミストさんに合わせながら、引き続きFRBを観察しています。
ジェイ(パウエル議長)の孤独度どう?孤立度どう?とか。結構なものでしょ?とか。真面目に思いながら。以前の寄稿で、引用にて述べさせて頂きましたが、どうも前回のFOMC後のジェイ(パウエル議長)の記者会見、弁護士のリスクマネジメントを聞いているようだったという。
ここでどういうお話をされるのか注目しています。今一度。
パウエル議長12月1日午前3時30分~ハッチンス・センター
「経済見通しと労働市場」
第32回の寄稿から~パウエル議長 12月1日午前3時30分~「経済見通しと労働市場」
ブルッキングス研究所からのお知らせによると、ハッチンス・センターで、FRBのパウエル議長が米東部時間11月30日午後1時30分から午後2時30分(日本時間12月1日午前3時30分から午前4時30分)の予定で、「経済見通しと労働市場」についてお話になるご予定という事です。
僕は、発言力や影響力を持つ著名エコノミストや有力投資家さんのご意見はご意見として時に聞いています。しかしながら、インフレ抑制に対してこうあるべきだ、こうするべきだという彼らの「ある、べき論」に対して市場が動いているという感覚よりも、現在、まず、市場は、FRBの金融政策を意識しながら動き、その解釈に間違いがあればまたそれが必要な時に修正するのでしょうし、解釈が正しければそのように動くでしょうし、と思いながら、気長にやっています。ここのところの市場の上げ(戻り)を見ているだけでも、金利引き上げ局面で、かなりリスクとっているんだなあ、平気なんだなあ、と思います。「やるな~」と思っています。
Who should we believe? 誰を信じるべきか
長きにわたる量的緩和の影響もあり、様々な要因が交錯して、ごちゃまぜになりがちで、そのへん専門家の間で意見がいろいろ割れている事もある程度はですが認識しています。まあ、何の世界でもありますよね。
高インフレ。「Who should we believe?ストーリー」(誰を信じるべきか、物語)。それらとは距離を置きながら、FRB、金融政策、そこから起こりそうなことを、まあ、考えているだけです。
遂行されている金融政策に伴って、そこから生じるかもしれない次の動き。そこに視線を移しながら。もちろん、金利を引き上げている局面で、ベアー・マーケットが終わると言うシナリオは買わないという姿勢に変わりはありません。
専門家の間に存在するこの総合PMI指数そのものの反映度に対する細部にわたるご意見は、この際、脇に置いておきながら、よりおおまかに、昨日の寄稿中でも引用させて頂きました、この辺に視線を置いています。
ブルームバーグ引用~米企業活動が5カ月連続で縮小、需要低迷響く-総合PMIは46.3 11/24(木) 1:27配信 (ブルームバーグ): 米企業活動は11月に5カ月連続で縮小した。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は今回の調査について「企業からは生活コストの上昇のほか、借り入れコストの上昇に顕著な金融環境の引き締まり、国内外市場での需要減退による向かい風の強まりが報告されている」と説明した。~略~ウィリアムソン氏は「この環境下ではインフレ圧力は今後数カ月で恐らく顕著に低下するはずだが、一方で経済は引き続きリセッション(景気後退)の可能性へとさらに向かうだろう」と記した。~引用終
僕自身が、現在持っている思考や目線ににつきましては、これまで過去の寄稿を通して述べさせて頂いておりますが、時々、そのご意見を拝聴致しております、ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス氏が、引用~「前回の会合時、委員会のスタッフエコノミスト達は、ベースライン(シナリオ)にある見込み度とほぼ同程度に、米経済は、来年のどこかで、リセッション(景気後退)に入るだろうという見方、見通しを示していた」~引用終~と述べておられました。
来年2月半ば、プットをトレダーが買っていた
そして。また、ひとつの見方にすぎないのでしょうが、なのですが。ヘッジ目的なのか、マーケット・クラッシュにかけての事なのか。来年2月半ばストライクプライスがこれこれしかじか。S&P500種指数に連動する投資成果を目指しているETF「SPY」の数日前の引け値より2割超下のストライクプライス、プットをトレダーが買っていたなどという話を耳にしたりしながら。
目先これから年内、様々なイベントが控えていて、先々の話に、すっ飛んでくことはできませんが、やはり、来年の第1四半期は気になります。第4四半期の決算発表のタイミング、第1四半期の動向、前述の話と合わせて、この辺の時間軸(2月半ばごろ)に、目がちょこちょこ行っている事も事実です。
リセッションについては、ずっ~と後ずれする
もちろん、専門家の意見は、それぞれ様々で、リセッションについては、来年第1四半期よりも、もっとそれより後ずれする、とか、ずっ~とそれより後ずれするとか。2024年になるとか。
ここでもそうですが、リセッションがいつ来るのかのタイミングあてっこゲームをしているわけではないので、投資家の立場から、最も大切なリスク要因のひとつとして、すごく意識をしているという感じです。
TAS~アトラス・ソサイエティ
ウィキペディアから引用~アトラス・ソサイエティ(英語: The Atlas Society、略称TAS)は、アイン・ランドの思想(オブジェクティビズム)を研究し提唱するアメリカ合衆国の組織。オブジェクティビズムが「閉じた体系」か「開いた体系」かをめぐる見解の対立から、1990年にアイン・ランド協会から離脱した。アトラス・ソサイエティは年1回の「アトラス・サミット」等の会議を主催するほか、学術研究、学生への指導、パンフレットや研究書などの発行、メディアへのコメンテーターの派遣、大学サークルへの講師の派遣などを行っている。このため同組織が主催する討論会では、「寛容でオープンな議論と自由な討議("tolerant, open debate and free discussion")」とケリーが名付けたポリシーが採用されている。~引用終
僕は、思想家でも何でもありません。思想云々について申し上げるつもりもありません。ただ、まあ、なにかを考える時に、そのベースになる考え方くらいは、ざっくりと持っておきたいな程度のノリです。
おおよそですが、包括的に、アイン・ランド氏関係のグループのご意見を機会があれば拝聴するようにしていますが、なかでも、アトラス・ソサエティの意見に、しばしば耳を傾けています。
「独立心って大事ですよ。集団について行かないでね。」って、アトラス・ソサエティが、昨日述べていました。ずっと以前に寄稿させて頂きましたが、アラン・グリーンスパン元FRB議長も、アイン・ランドさんの影響を受けてこられ。
それと同じ土俵に自分を乗せるつもりは毛頭ありませんが、自分もアイン・ランドさんの影響は少なからず受けて来て。もう一度、アイン・ランドのオブジェクティビズム(客観主義)を思い出しながら、少し手綱を締めています。
言うまでもなく、いつも人と違う道を行くという意識はありません。状況に応じて、人と同じ道を今回は選択した方が良いという意思決定も大いにあり、そうでない時もあり、もちろん状況に応じてという具合です。
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Thanksgiving Dinner(感謝際の夕食)の時間ですかね。
そう言えば、その昔、Thanksgiving Dinnerをメンターと2人で楽しんだThanksgivingもあって。ニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イースト・サイドを、2人でひょこひょこ、散歩しながら、レストランに歩いて行った記憶があります。(笑)
MAC10さんがシェアしてくださったチャートとにらめっこしたりもしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1669322425511-CV4xiBxZsZ.png?width=1200)
Today's Fed minutes much ado about nothing: Still 1% rate hikes in 2023.
— Mac10 (@SuburbanDrone) November 23, 2022
However, the breadth oscillator for this entire rally is the most overbought since the 2018 bailout low.
Who will tell them the big rally came AFTER the December rate hike explosion, not before? pic.twitter.com/gKRvvtyyz2
レイ・ダリオ氏~1971年にヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエイツをニューヨークで創業し、2013年には世界最大のヘッジファンドとなった、その創業者。つい先ほど、このThanksgivingについて少しお話をされておられました。人々が集まり、質の高い時間を過ごす時。そして、この1年の回想、熟考に導く時。素晴らしい出来事。たくさんの感謝する事。家族、人々。
感謝の気持ちって大事ですね。
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皆さま、素晴らしいホリデイシーズンを!
第39回へ続く
最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note
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②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。
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