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【社会洞察】CO2排出について考える(1)

最近、カーボンニュートラルが盛んに言われています。しかし、CO2排出について深く知らないというのが実情ではないでしょうか。

インターネットで調べるとざっくりした話を書いているサイトはあるものの、数字で定量的に議論しているページが少ないor専門的で難しいと感じたので、私自身で調べてみました。

今回はまず、日本のCO2排出は何由来が多いの?ということを調べました。
これがわかると、今後何に対してCO2排出を優先的に対策していくべきかわかります。将来、カーボンクレジットや炭素税が導入されたときにCO2排出量は経営に大きな影響を与えると考えられますが、それに向けた準備としても何がCO2排出に大きな影響を与えるかを知っておくことは、社内でどう言った投資をすればCO2排出量を効果的に減らせるかを見積もる時に役に立つと考えます。

早速結論から行きます。
以下のグラフのようになっています。CO2を排出する要因というのは多岐にわたっており、一つだけではないということがわかります。本グラフの留意点としては、あえて項目を細かく割っていることです。多くのサイトではざっくりした項目わけがされており、具体的にイメージしづらいという問題があります。本グラフでは、意味のあるレベルで細分化するために経産省が出している項目の一番小さい分類を可能な限り選ぶようにしています。


CO2排出量の内訳(電気・熱配分後)
グラフ内の数字はCO2排出量(単位は万トン)。排出総量は10億2900万トン。

出典は以下の経産省のHP記載のデータです。

https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/chikyu_kankyo/ondanka_wg/pdf/003_03_00.pdf

ただ、これでは特に何に注力すればよいのかわかりづらいです。そこで、上位だけを以下の表に抜粋しました。上位8項目で全体の51%を占めています。

CO2排出量の上位を占める項目

このように見ると鉄鋼業、自動車、照明・家電あたりのCO2の排出に関する部分の影響が大きく、これらに注力することが重要ということがわかります。各項目の詳細は、別の記事でまた書くことにします。

ではまた~。

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