「조명가게」「照明店の客人たち」ドラマレビュー
◆「조명가게」「照明店の客人たち」
◆ 2024.12
◆ Disney plus
素晴らしい！チュジフンは新境地を開いた！
★★★★✴︎
あらすじ💫
どこの街にあるのかもわからない薄暗い路地にある照明店。煌々と電球が輝く店内にはサングラスをかけた店主が一人、一風変わった客たちの対応をしている。
客たちは皆過去を覚えておらず、なぜ自分はここに居るのか、どこへ行くのか、そしてなぜこの照明店に来たのかもわからない。そしてなぜか皆「変な人」が見えるというのだった・・・・・
ムービングの製作陣、そして脚本家が参加したホラーサスペンスのようなヒューマンドラマ。不思議な世界観にあっという間に引き込まれてしまう。
面白かった！いやほんとに。
前半のホラーっぽい演出に伏線が細かく散りばめられ恐怖の中にもなぜか惹きつけられる登場人物たち。薄暗い路地裏がなんとも言えない恐怖を増幅。その中に眩しいほどに輝く照明店。不思議なストーリーなのだけれど緻密な演出が飽きることなく中盤へ。
なるほど、、、そう来たか、、、の中盤から丁寧に伏線回収が始まり怒涛のラストまで一気見必須の展開。それぞれの人間模様を絡み合う糸を１本づつほぐしていく脚本は見事の一言に尽きる。いつの間にかそれぞれの人物のどこかに感情移入してしまい心に来るものがあった。
「どこにいこうと人は暮らしている」というセリフは皆に救いを与えるなあ。
ラストは「ムービング」を思わせる展開でちょっとそこまでいくとどうなのか？とも思ったけど、脚本家の頭の中にあるストーリーを見てみたという欲求を刺激されて唸ってしまった。
主演のチュジフン。美しい切長の瞳をサングラスで封印。実際にドラマの９０％かけてる状態w（もったいない！）
それでも圧倒的な存在感でドラマの軸となっており新たな境地を見出したかのような、そんな演技だった。
