「地獄が呼んでいる」「지옥」season1,2,ドラマレビュー
◆「地獄が呼んでいる」「지옥」Season1,2
◆ season1 2021,11,19
season2 2024,10,25
◆ Netflix
待ちすぎてあらすじ忘れた★★☆☆☆
あらすじ💫
謎の生物により「地獄行き」を宣言され公衆の面前で死んだシングルマザー、パクジョンジャがひっそりと復活してから4年（シーズン１から４年）。「新真理会」は彼女を保護し、政府主導のもと新たにシンボルに仕立て上げ国民を掌握しようと企てていた。一方別の儀式で生き残った赤ん坊は反対組織「ソド」のミンへジンと仲間によって保護され、こちらも密かに観察され育てられていた。
過激集団「矢じり」は、告知を受けた人間が処刑される瞬間に一緒に覆いかぶさり死ぬことが尊いと、「新真理会」から離れカルト宗教化。各地で暴動を起こし韓国の治安は最悪の状態となっていたのだった・・・・
さて流石に４年弱間が空いてしまい、あらすじも覚えていないので（というか意味不だった）１、２と一気に観てみました。
感想としては、１のイミフの半分程度は回収されたという感じでしょうか。
もちろんまだ、なんで罪人でもない人が地獄行き？とか、なんであんなメチャクチャにされなくてはならんの？とか色々とわからないままに、謎の「復活」までプラスされてもう３を待つしかないのか状態ではあります。
結局詰まるとろ、人間が一番怖くて残酷ということになってしまうのでしょうか、この阿鼻叫喚の世界の中で頂点に立って全てを操ろう、掌握しようとする政府の高官役をラスボスのようなムン・ソリさまが怪演されております！
正義と信念の弁護士ミンへジン、しかし彼女の行動でseason1では先輩弁護士が民衆に襲われ「もう止めよう、、、怖い」と言われ、season2でも同士に裏切られて
「君の行動が世界を破滅に導くんだ！これが最後のチャンスだ！」（文言がうろ覚えだけどこんなニュアンス）と言われてしまう。
悲しいかな我々下々の民衆は、右でも左でも真理でも矢じりでもなくなんとなく均衡を保った世の中に身を委ねるのが幸せなのだ、と言うことなのでしょうかね。
でもね、神様は人間に「選択する意志」という試練をお与えくださったのですから、たとえそれが間違っていても苦しい道でも自ら選んでいかねばならぬのでは、と私などは思うわけです。
しかし、ムン・ソリは多作ではないけどよい役者さんでカリスマありますね。
そしてムン・グンニョン！久しぶりですねえ！流石に年齢を重ねておられましたけども、透明感は相変わらず。脆く弱く、何かに縋っていなければ生きていけない女性を真に迫る演技で見せてくれました。あっぱれでした。
ユ・アインが出れなくなってしまいキム・ソンチョルも良いのだけど・・・やっぱあの何考えてるかわからん怪しさが良かったので残念でした。