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<2024年値上がり銘柄(6736 サン電子)>そのとき株価はブレイクした
「そのとき株価はブレイクした」、今日は<6736> サン電子です。
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業者は電気機器、パチンコ制御からモバイル機器など情報通信系が主軸。ゲームソフトも展開。(https://kabutan.jp/stock/?code=6736)
テレビ用アンテナなどの映像情報機器の製造・販売を行っている同名の企業・サン電子(本社・東京都新宿区)、及び電子機器の製造を行っている企業・サン電子工業(本社・大阪府四條畷市)、スイッチング電源やアミューズメント機器の製造を行っている企業・サン電子工業(本社・埼玉県秩父市)、超音波洗浄装置や加熱装置、石英加工装置の製造を行っている企業・ヒメジ理化イノテック(本社・山形県上山市)の旧社名・新サン電子などとは、無関係である。ゲームソフトブランドの“SUNSOFT”は、かつてサン・マイクロシステムズが使用していたソフトウェアのブランドである“SunSoft”と同じだが、当社の米国法人がNintendo Entertainment Systemへの参入を機に、“sunsoft”の商標利用をサン・マイクロシステムズにゲーム機専用タイトル向けの利用許諾を得る為の関係だけに留まっている。
初動は、2月22日にニンテンドースイッチ向けゲーム「いっき団結」を4月18日に発売すると発表し、好材料視されたことから始まります。
では、2024年5月14日(2024年本決算)まで戻ります。
<6736> サン電子 2024/05/14 時点
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\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|} \hline
決算期&売増率&営増率&EPS(増率)&売営率&ROE&日付\\ \hline
21.03 & 1.7\% & 黒転 & 2.1~(-101\%) & 2.6\% & 0.4 & 21/05/14\\ \hline
22.03 & 39.5\% & 98\% & 118~(5510\%) & 3.7\% & 14.5 & 22/05/13\\ \hline
23.03 & 0.7\% & 赤字 & 293~(149\%) & -4.6\% & 23.2 & 23/05/15\\ \hline
24.03 & -73.2\% & 黒転 & -170~(-158\%) & 3.1\% & -10.5 & 24/05/14\\ \hline
25.03* & 22.3\% & 127.2\% & - & 5.8\% & - & 24/05/14\\ \hline
\end{array}
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![](https://assets.st-note.com/img/1738160547-Opx3w5Sm7i2UnEdaKHtkeNzl.png?width=1200)
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\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|} \hline
決算期&売増率&営増率&EPS(増率)&売営率&日付\\ \hline
23.04.06/1Q & -75.2\% & 黒転 & -117.1~(-170\%) & 1.1\% & 23/08/10\\ \hline
23.07.09/2Q & -80.4\% & 黒転 & -72.5~(-171\%) & 2\% & 23/11/14\\ \hline
23.10.12/3Q & -78.8\% & 黒転 & 3.8~(-183\%) & 5.2\% & 24/02/13\\ \hline
24.01.03/4Q & -12.7\% & 赤字 & 16.6~(-32\%) & 3.6\% & 24/05/14\\ \hline
\end{array}
$$
ここで、2024年本決算の売上が激減していますが、子会社の持分法適用関連会社の影響によるものでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1738160388-8mcRFO3pNQ4wl2jhMYiLGWg5.png?width=1200)
では、チャートを見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738160852-xRJ1h7a8sfBDT0YX4UekCLVo.png?width=1200)
青線のゲーム材料の発表の1週間前から動意づいているのがわかります。次に大きい出来高がある3月26日は、5%ルール報告書が出ています。
その後、一旦押し目をつけますが、ハンドルブレイク、もしくは、過去の直近高値(2021年7月)を超えたところがピボットポイントでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1738161396-7DaoERIegsPB2CAurKMzY4Gw.png?width=1200)
そして、7月10日にTOBのニュースが出ます。
さらに、8月1日にTOB価格を引き上げます。そこから本格的な上昇が始まります。8月15日に5,500円をブレイクしてさらに上昇します。
次に、未定だった中間配当を発表。
しかしながら、2Q四半期決算(11月14日)では、織り込み済みだったのか、一旦7,000円前半まで押し目をつけます。(↓チャートの青の縦線)
![](https://assets.st-note.com/img/1738162343-j5M0UbCfr6eS8FKcRawPB1EL.png?width=1200)
最後に、直近の四半期決算を確認します。
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\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|} \hline
決算期&売増率&営増率&EPS(増率)&売営率&日付\\ \hline
23.10.12/3Q & -78.8\% & 黒転 & 3.8~(-183\%) & 5.2\% & 24/02/13\\ \hline
24.01.03/4Q & -12.7\% & 赤字 & 16.6~(-32\%) & 3.6\% & 24/05/14\\ \hline
24.04.06/1Q & -0.6\% & 赤字 & 9.3~(-108\%) & -5.5\% & 24/08/09\\ \hline
24.07.09/2Q & 50.9\% & 130.4\% & 8.7~(-112\%) & 3.1\% & 24/11/14\\ \hline
\end{array}
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前年同期比で、売上高は50%増、営業利益2.3倍(130%)、しかしながら純利益(EPS)は鈍化しているように見えます。
さて、今後はどうでしょうか。10,000円を超えたら新展開。直近の安値を下抜けしたら下落トレンドかもしれません。また、大きな出来高で下落し始めても要警戒です。
まとめ
<ビックチェンジ>
・米国ナスダック上場に向け、子会社Cellebrite社がTWCと合併
・TOB(サン電子へのTOB成立 米投資会社、保有株式数18%に)
<チャートからわかること>
・材料が出る1週間前から上昇が始まっている
・5%ルール報告書が出て少し上昇するが、日経平均の下落に巻き込まれる
・TOBにて一段階上昇、TOB価格が下限でBOXを形成し、その後ブレイク
・TOB価格引き上げ、今度はTOB価格が上限で、フラッグを形成する、その後ブレイク
<今後に期待すること>
・期末の配当(現時点では未定)
・2027年3月期に向けてセグメント利益の増益(決算説明書より)
グローバルデータインテリジェンス事業 131百万円→312百万円
新規IT関連事業 230百万円→911百万円
エンターテインメント関連事業 802百万円→1,536百万円
以上です。今日はここまでとします。(分析時間およそ1時間半)
次回は、6836 ぷらっとホームです。