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留学日記#21 23.11.5-6. 旅行①ルガーノ・ミラノ
今週はreading weekと呼ばれる中休み。現地生は地元でくつろいだり予習や復習に勤しんだりするが、多くの留学生はこの機にヨーロッパを旅行する。出不精の僕も友人に誘われて小旅行したので写真と共に振り返ってみる。
5日から6日にかけてはイタリア語圏スイス・Luganルガーノで一夜を明かし、その後Milanミラノまで足を伸ばした。
まずはルガーノ。
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欧州の越境は味気ない
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朝とはうって変わっての旅行日和
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サンロレンツォ聖堂
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日本人からすると違和感があるがやだみはない
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日本人学生二人と共に回ったが、彼らの日本系スイス人の友達の親がルガーノにホテルを経営していた。今回ルガーノを選んだのはそのホテルに招待していただいたからだった。豪華なホテルに美しくものどかな街並み。うっとりと眠りにつく。
翌日、朝も早くからミラノへと向かう。ルガーノから鉄道で一時間強だ。近い。
ミラノ大聖堂、デパートを兼ねたヴィットリオエマヌエーレ2世(久しぶりに聞いた)のガッレリア、川沿いのナヴィリア地区の順に回る。
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絶対違うシステムにしたほうがいいだろ なんで
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正直自分で作っても同じくらい美味い
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バーと露天商が長々と続く
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ローマ帝国時代からの歴史の重みが街中に沈殿する一方で、スイスに比べて広告などの商業性も高い。「ついにミラノに来たか」という感動こそあれど、街並みの美しさに見惚れたかというと、正直に言って比較的無名のルガーノのほうがずっと惹かれた。それでもやはりDuomoは圧巻だった。こちらに来てからゴシックばかり出会っているが、尖塔なんて空高く突き抜けているほど良いに決まっている。ミラノの魅力は歴史に基づいた規模と活気なのかもしれない。
留学を始めてから本格的な旅行は初めてだった。自分はあまり旅行が好きなタイプではないのだと気づくと同時に、それでも行ってよかったと思った。ある場所に行ったという点での経験だけでなく、このように移動するとこれほど空気が変わるのだという線の経験を深く味わうことができた。きっと陸続きの列車旅だったからだろう。最寄りから電車一本で街がイタリア語に包まれるなんて、島国の民からすればなんて奇妙な体験なんだろう。
帰寮するや否や倒れ込んで眠る。翌日にはスイス・Bernベルンに行く。