ストリクスヘイヴン実装目前!新メカニズム・アーキタイプ・カードのおさらい!ドラフトでスタートダッシュしよう!
こんにちは、ねんぱちです。ストリクスヘイヴンの実装まであと一週間を切りました。新カードがすべて出揃い、いざ実装されるまでのこの期間もマジックプレイヤーにとっては新しい戦術の開発や既存デッキの増強、電波デッキのキーカード探しなど、楽しみでいっぱいだと思います。
今回の記事はストリクスヘイヴン実装後のランクドラフトでスタートダッシュを切るために、読んでいる皆さんにこの記事一本で新メカニズム・アーキタイプ・注目カードをおさらいできるような記事にしたいと思います。是非最後まで楽しんでください!
1.新メカニズム:魔技・履修・講義
新メカニズムはこの3つ。魔技・履修・講義。早速どんなものなのか見ていきましょう。
1.魔技:「インスタントかソーサリーを唱えるか、そのコピーをするときに誘発する能力」 今まではイゼットカラーに多く見られた能力です。ついに名前を付けてもらえたという感じです。コピーもその対象になりました。
ですが、ストリクスヘイヴンに収録される魔技持ちのカードはイゼットカラーに限られてはいません。全大学(各アーキタイプ)に存在しています。
魔技によって得られる恩恵は多岐に渡っていて、コンバットトリック的な動きや、アドバンテージを得ることも可能となります。これまでのリミテッド環境よりインスタントやソーサリーの価値が増すことでしょう。
しかし!リミテッドはなんといってもクリーチャー主体の環境なので、過信は禁物です。
2、履修+講義
このメカニズムは完全新規収録となります。
実際にカードを見てみましょう。
履修:講義カードをゲーム外(サイドボード)から探して手札に加える。
もしくは手札のルーティング、または何もしない。を選ぶ。
講義:呪文のサブタイプ。(インスタント、ソーサリーのみ)
こちらはシンプルに強力な能力です。履修持ちのカードの能力を使いつつ、戦況に見合った講義カード(リミテッドの場合カードプールに大きく依存しますが)をゲーム外から手札に加えることが出来るので、ハンドアドバンテージを失わずに済みます。最悪でもルーティングができるので、ゲーム後半に無駄引きした土地を捨てて有効牌を引き込む手段としても○。
2.各アーキタイプ:大学毎の特徴
・ロアホールド(赤白)
赤・白の特徴である、軽量クリーチャーを並べてのアグロ戦法、そして火力呪文でのバックアップはもちろん、従来の赤白にはなかった一風変わった墓地活用カードがあるのがロアホールドの特徴です。一部をご紹介します。
「1枚以上のカードがあなたの墓地を離れるたびに~」という能力と実際に墓地を活用してアドバンテージを得る能力でシナジーを得る大学となっています。確かにこれまでの赤白にはなかったような能力ですね。これまでのアグロの速さと、後半へもつれこんだ際の継戦維持能力の高さはリミテッドにおいては特に強みと言えそうですね。(プール次第では噛み合わなくてしんどいかも)
・プリズマリ(赤青)
カードパワーが最大の大学です。コストが高いカードが多く、その能力もド派手です。サポートカードも多く収録されています。一部を紹介します。
高コストのカードにはとって付けたような宝物トークン生成能力がありますが、カード一枚を失ってまでトークンを生み出すのが強いのかどうかは未知数です。コスト軽減のサポートカードと、高コストのカードをどういう割合でピックするのかが肝となる大学ですね。
・クアンドリクス(青緑)
こちらの大学は従来の青緑を正当に踏襲している印象です。フラクタル・トークンを生み出し、カウンターを載せて強化する。かのシミック連合を彷彿とさせる連中ですね。得意なのは土地加速とカウンターによる強化で、緑要素が強めに出ている気がします。一部を紹介します。
ETB持ちが多く、それぞれトークン生成や土地加速など直接ボードアドバンテージに繋がり、場の優位性を保ったまま後半にX呪文で押し込む。という形が多くなりそうです。また、クアンドリクスの誓約魔導士は青緑以外のデッキ(青か緑関係)にも十分に入る性能なので、争奪戦になることでしょう。
・ウィザーブルーム(緑黒)
この大学は、従来の緑黒と同じように生贄シナジーが豊富です。ですが、今までのように墓地を肥やしてリアニメイト。。。とはいきません。なぜなら墓地活用は他の大学にお株を奪われてしまっているから。そんなウィザーブルームのカードを一部紹介します。
このようにウィザーブルームのもう一つの特色は「ライフを得るたび~」という誘発能力。(どっかの次元のクレリックのようですね)
そしてそれを達成させるための、邪魔者クリーチャートークン生成。クリーチャーをサクる手段は豊富に用意されており、これまたゲインライフ手段と生贄手段、そしてトークンを生み出すカードのピックバランスが重要になることでしょう。
・シルバークイル(白黒)
僕イチオシの大学がこちら、シルバークイル。なぜなら各大学の内、もっとも飛行能力持ちが多いのがこの大学だからです。リミテッドにおいて回避能力はそのまま勝利につながる鍵ですからね!では、一部を紹介します。
単色で見ても特に今回の黒には飛行持ちが多いので、シルバークイルの戦法と噛み合いが強く、他の大学に比べてシナジーを重視しなくともそこそこ戦える可能性があります。飛行で殴る!それだけ!
また、後述するストリクスヘイヴン環境の特徴もシルバークイルに追い風を吹かせている要因となっています。
3.ストリクスヘイヴン環境の特徴とは、、、
それは、除去の少なさ。
コモンの除去は12枚しかありません。(前環境のカルドハイムは17枚)
・タフネス参照(ダメージやマイナス修正) 4枚
・条件依存有り(飛行破壊・タップ状態) 4枚
・確定除去 4枚
といった割合です。しかもどれも他の環境と比べると重い!
もちろん、アンコモン以上になるとその限りではないですがやはりリミテッドのコモン除去はその環境を定義するものさしでもあるので、主にどの除去が使われるようになるのか、注目していきましょう。
そして、二つ目の特徴が、コンバットトリックの豊富さ。
コモンだけでも11種類のコンバットトリックがあります。除去が少ない分こちらに割り振られているのでしょう。魔技との兼ね合いもありそうですね。すべて覚えるのは骨が折れそうですね。。しかし、コンバットトリックを覚えるとその環境での勝率が大幅に上がることは間違いない(立ってる土地の数で相手の手札がわかったりする)ので、頑張って覚えておきましょう!(数をこなして体で覚えるのもあり)
そして三つ目はなんといってもこれでしょう! ミスティカルアーカイブ!
4.ミスティカルアーカイブとは
もう皆さんご存知でしょうね。ストリクスヘイヴンの情報が出始めたと同時に世間を騒がせているカード群のことです。マジックのこれまでの歴史から選りすぐられたインスタント・ソーサリー、計63種類がストリクスヘイヴンのパックから出てくる、、というまさにこのセットにうってつけのボーナスです。(しかも当然ドラフトで使える!)
ドラフトパックには必ず1枚封入されているようなので、意外と見る機会は多いと思います。計63種類の内、レアリティ・出現率は以下の通り。
アンコモン:18種類(3.76%)通常版とほぼ同確率
レア:30種類(0.91%)通常版より少し低い
神話レア:15種類(データなし)
リミテッドの場合、いつもは基本土地枠となる15枚目に封入されているようなので、基本的にはレア1:アンコモン4:コモン10の中からファーストピックすることになりますね。いつもよりカードパワーの高い呪文が飛び交うことになりそうで、楽しみですね!
上記の8種類は特によくみることになるであろうカードです。これだけは覚えるようにしておきましょう。
ちなみに、ミスティカルアーカイブのカードはカードパワーが高すぎる7種類を除いて、ヒストリック戦で使用できるそうです。(メタゲームによって禁止等もあるそうですが)その禁止されている7種類も、リミテッドでは使用できますので、ダークリチュアルや稲妻を打ちたい方はぜひリミテッドを楽しんでください!
5.まとめ
・飛行クリーチャーの枚数が多く、除去は重いうえに弱いため、アドバンテージを取ろうとモタモタしていると一瞬でやられます。除去の打ちどころはいつも以上に慎重に。
・カード単体でのパワーは低め。シナジーを重視してカードを集めるのが重要だが、ピックのバランスが難しい。
※ボムレアが多く、マナサポートも優秀なのでひとつの大学を軸にしてボムをタッチすることが可能。
いかがでしたでしょうか。来週から始まる新環境に向けて少しでも参考にしていただけると幸いです。
今回はここまでです、また次の記事でお会いしましょう。ねんぱちでした!
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