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「思想・哲学」関連書のレビュー

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「思想」「哲学」関連のレビューを紹介します。
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2024年8月の記事一覧

エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督 『愚なる妻』 : エリッヒ・フォン・シュトロ…

映画評:エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督『愚なる妻』(1922年・アメリカ映画) シュト…

年間読書人
6か月前
17

フランク・キャプラ監督 『或る夜の出来事』 : 映画も色々、その楽しみ方も色々。

映画評:フランク・キャプラ監督『或る夜の出来事』(1934年・アメリカ映画) 第7回アカデミ…

年間読書人
6か月前
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川野芽生 『無垢なる花たちのためのユートピア』 : 個人の尊厳と 種の滅亡

書評:川野芽生『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社) 2021年刊行の第1歌集『…

年間読書人
6か月前
26

中井亜佐子 『エドワード・サイード ある批評家の残響』 : vs蓮實重彦 ・何のための…

書評:中井亜佐子『エドワード・サイード ある批評家の残響』(書肆侃侃房) アマチュアなが…

年間読書人
6か月前
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ジョン・シュレシンジャー監督 『真夜中のカーボーイ』 : 都会の孤独と ささやかな友…

映画評:ジョン・シュレシンジャー監督『真夜中のカーボーイ』(1969年・アメリカ映画) 「ア…

年間読書人
6か月前
18

山本おさむ 『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD』 : 「赤いイデオロギー」という理想

書評:山本おさむ『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD』(全10巻・ビッグコミックス) 文句な…

年間読書人
6か月前
21

小塩真司 『「性格が悪い」とは どういうことか ダークサイドの心理学』 : 我ら、ジキル博士とハイド氏

書評:小塩真司『「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学』(ちくま新書) 「性格が悪い」と人から思われているであろうことには自信のある私なのだが、無論、自分では特に「性格が悪い」とは思っていない。しかし、自分で思っているだけなら馬鹿でも同じなので、私は本書を読んで、客観的に見て自分はどうなのかというのを考えてみることにした。 で、どうだったのかというと、やっぱり私は、特に「性格が悪い」わけではなかった。正確にいうと(ダジャレではない)、「私の性格の中には、悪

梅崎春生 『怠惰の美徳』 : 怠惰とは、悟りの境地である。

書評:荻原魚雷編・梅崎春生『怠惰の美徳』(中公文庫) 梅崎春生を読むのは、これが初めてだ…

年間読書人
6か月前
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カール・テオドア・ドライヤー監督 『裁かるるジャンヌ』 : 「神と戦う」映画作家

映画評:カール・テオドア・ドライヤー監督『裁かるるジャンヌ』(1928年・フランス映画) こ…

年間読書人
6か月前
16

淀川長治 『映画とともにいつまでも』 : 愛を語る者は、 愛を否定する者をも愛せるか…

書評:淀川長治『映画とともにいつまでも』(新日本出版社) 本書は、1992年に刊行されたもの…

年間読書人
6か月前
26

佐多稲子 『キャラメル工場から』 : 「獅子身中の虫」にも五分の魂

書評:佐久間文子編『佐多稲子傑作短編集 キャラメル工場から』(ちくま文庫) 佐多稲子は、…

年間読書人
6か月前
26

スーザン・ソンタグ 『ラディカルな意志のスタイルズ』 : 徹底的なものが面白い

書評:スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]』(河出書房新社) 1974…

年間読書人
6か月前
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ジョン・フォード監督 『怒りの葡萄』 : アメリカが人道主義を掲げていた時代

映画評:ジョン・フォード監督『怒りの葡萄』(1940年・アメリカ映画) 本作は、ノーベル文学…

年間読書人
6か月前
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