和泉悠 『悪口ってなんだろう』 : 「悪口」の正しい使用法とは?
書評:和泉悠『悪口ってなんだろう』(ちくまプリマー新書)
叢書「ちくまプリマー新書」は「若い人向けの教養書」なので、本書も、文体は平易で親しみやすく、内容的にも「基本的なところ」を押さえることに重きをおいている。言い換えれば、突っ込んだ議論は、あえて避けている。
「後註」を除く「本文」は150ページほどの本なので、多くを期待しすぎるのはお門違い。そのつもりで読む必要がある。
本書のテーマは、タイトルにもあるとおりで『悪口ってなんだろう』ということだ。
わかっていそうでわか