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「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

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広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
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#考察

ゴダールの本質を、わかりやすく説明しよう。 : ジャン=リュック・ゴダール論

ついに、ジャン=リュック・ゴダールという映画作家の本質が、理解できた。そう確信することが…

年間読書人
4か月前
30

ロマン・ポランスキー監督 『ローズマリーの赤ちゃん』 : 悪魔は、ここにいる。

映画評:ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年・アメリカ映画) 本作…

年間読書人
5か月前
10

蓮實重彦 『物語批判序説』 : みんなと同じで「空っぽ」が安心。

書評:蓮實重彦『物語批判序説』(講談社文芸文庫) 1985年刊行の、比較的初期に属する著作で…

年間読書人
5か月前
36

小津安二郎監督 『戸田家の兄妹』 : 「肉親でさえ冷たい」という怒りの、真の矛先

映画評:小津安二郎監督『戸田家の兄妹』(1941年・モノクロ映画) 本作は、小津安二郎が「日…

年間読書人
6か月前
10

平方イコルスン 『ふたりで木々を』 : クセの強い愛しき友情

書評:平方イコルスン『ふたりで木々を』(白泉社) まさに傑作集である。 平方イコルスンは…

年間読書人
6か月前
7

塚原重義監督 『クラユカバ』 『クラメルカガリ』 : 暗示と憑き物落とし

映画評:塚原重義監督『クラユカバ』『クラメルカガリ』(2023年・2024年) 塚原重義監督によ…

年間読書人
6か月前
7

クロード・シャブロル監督 『美しきセルジュ』 : 意外に褒めてもらえない「ヌーヴェル・ヴァーグ」作品の裏事情

映画評:クロード・シャブロル監督『美しきセルジュ』(1957年・フランス映画) 本作は『ヌーヴェル・ヴァーグの発火点』と呼ばれる作品の「ひとつ」だということは、もうひとつの「発火点」作品である短編作品『王手飛車取り』(ジャック・リヴェット監督)についてのレビューに書いておいた。 本作『美しきセルジュ』と、短編『王手飛車取り』の2作は、同じ監督の作品ではないにもかかわらず、どうして日本では抱き合わせでDVD化されているのかというと、それは両作が、それぞれの監督の作品としての

リンク集 「異界行系の 漫画・小説・特撮ドラマ+ガロ系漫画」関連レビュー

【主な収録作家】 (漫画家) panpanya、Kashmir、コマツシンヤ、坂月さかな、風呂前有、三堂…

年間読書人
6か月前
8

リンク集 「漫画(SF・ホラー系)」関連レビュー

【主たる収録作家】 (SF系) 瀬野反人、今井哲也 福井健太編『SFマンガ傑作選』 (収録作家:…

年間読書人
6か月前
7

ロジェ・ヴァディム監督 『素直な悪女』 : 女の魅力 と「ヌーヴェル・ヴァーグ」

映画評:ロジェ・ヴァディム監督『素直な悪女』(1956年・フランス映画) 先日、レビューを書…

年間読書人
6か月前
18

セルゲイ・エイゼンシュテイン監督 『戦艦ポチョムキン』 : イデオロギーとは、自覚…

映画評:セルゲイ・エイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』(1925年・ソ連映画) 「モン…

年間読書人
7か月前
8

犬童一心監督 『ジョゼと虎と魚たち』 : 障害者とハッピーエンド

映画評:犬童一心監督『ジョゼと虎と魚たち』(2003年・日本映画) ここ数年来の話だが、「映…

年間読書人
7か月前
21

円谷英二・ 大伴昌司・ 小山内宏 『怪獣画報 〔復刻版〕』 : のどかな時代

書評:円谷英二【監修】、大伴昌司・小山内宏【著】『怪獣画報〔復刻版〕』(秋田書店) 1966…

年間読書人
7か月前
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九段理江 『東京都同情塔』 : あなたは、AIにも劣る人間ではないのか?

書評:九段理江『東京都同情塔』(新潮社) 芥川賞なんぞ、ほとんど信用していない私なので、受賞作を読むことなど滅多にない。受賞作家がもっと本を出して、それでも評判が良ければ、その代表作と言われるものを読んでみて、それが面白ければ、それ以前のものも含めて、いろいろ読んでみればいいじゃないかと、そう思っているからである。 したがって、芥川賞受賞作はそれほど読んでいないし、読んで「面白い」と思ったこともほとんどない。これは面白かったというほどのものが、記憶にないのだ。 だが、本書は