011 天平感宝
天平感宝
天平感宝(てんぴょうかんぽう) 749年−749年
奈良時代
天皇:聖武天皇
出典:不明
身長・誕生日・性格
141cm
5月4日生まれ
影が薄いため、なにかと忘れられがち。
がんばって大きな声を出してみている。
年号について
陸奥国から朝廷に金が献上されたことによる祥瑞改元です。当時の日本では金は産出されないと考えられていましたが、東大寺の大仏の建立にあたりメッキに使う金を全国で探していたんです。そんな中、今の宮城県涌谷町から金が採掘され、献上されました💰
日本で金の産出は記録上これが初めてで、聖武天皇は大喜び!神仏のもたらした奇跡とし、「御代の年号に字を加え賜わく」と述べています。
「天平感宝」以降は、「神護景雲」まで5つ連続で四文字の年号が制定されています。この四字年号は当時の中国王朝に倣ったと考えられています。今ではかなり珍しいですよね。この四字年号の期間(749年−770年)は阿倍内親王(孝謙天皇)への譲位〜崩御までの期間と重なることから、「四字年号時代」と呼ぶ研究者もいるそうです。
孝謙天皇は男子の後継者がいない中即位した女性の天皇です。その即位に際して、中国の女帝、武則天が用いた四文字の年号(天冊万歳・万歳登封・万歳通天)に倣って定められたようです。力のある女性トップにあやかる感じですかね?天皇の生みのお母さんの公明皇太后がそのように定めたといわれているので、親心かもしれませんね🥰
ちなみに、この天平感宝は歴代2位の短命年号です。その期間わずか3ヵ月15日!
年を跨いでいなので、天平感宝は元年しか存在しません。
最も短いのは、鎌倉時代の「暦仁」でたったの2ヵ月14日ですが、年を跨いでいるので2年まであります。