005 慶雲
慶雲
慶雲(けいうん) 704年−708年
飛鳥時代
天皇:文武天皇・元明天皇
出典:不明
別読み:きょううん
身長・誕生日・性格
6月16日
172cm
おっとりした性格。
よく空を眺めている。
年号について
大化から5番目の年号です。
「慶雲」と呼ばれる縁起の良い雲☁が藤原京の西楼に現れたことにより、その日のうちに改元したそうです。祥瑞改元ですね✨
暗い出来事が続いていた中での吉兆にみんなワーイで即改元。今とは感覚が違いすぎる……(^^;
最初に慶雲を見た小野馬養(おののうまかい)は官位3つアップしてもらって、さらにはご褒美の品物も貰っちゃったらしいです。上を向いて歩こう。雲を見落とさないように。
ついでに慶雲が出たのと同時に備前国から神馬🐴が献上されてなんだかめでたいムードだったようです。
慶雲時代の出来事としては、続いていた飢饉への対応や、「慶雲の改革」が行われたそうです。大宝律令の不備を是正する政治改革が行われ、平城遷都🏯の案も出たみたいです。
ちなみに「神馬(しんめ)」とは、神様の乗るお馬さんのことです。祈願のため馬を神社⛩️に奉納する習わしが古くからありました。
小さい神社だと奉納されても馬のお世話は大変です。奉納する側だって、大きな動物を用意するのは簡単なことではありません。そのため、奉納も簡単で世話も必要ない絵馬に置き換わっていったそうです。
今回の神馬は、吉兆としての神馬なので神社に奉納というわけでなく、たぶんめちゃくちゃキレイでカッコいい馬だったんだろうと思います。
昔の中国🇨🇳で記された、「青い馬で髪と尾が白いのは神馬である」と記載のある「符瑞図」という書物がありました。「符瑞図」はいろんな瑞祥について書かれている書物です。青い馬っていうのは、真っ青じゃなくて黒のことですね。烏の濡羽色みたいな、黒だけど青みがかってる感じかも。体が黒でたてがみと尻尾が白い馬なんて想像だけでもかなりカッコいいので、こんな馬が現れたら吉兆🎉と捉えるのも頷けます。