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望んだ生活

ずっと実家を出て一人暮らしがしたかった

誰にも文句を言われず、暮らしたかった

彼氏と同棲したいと社会人になってすぐ,実家から遠い県で2人暮らしを始めた

1日の半分くらいの時間働いて、ご飯を食べて寝る

関東の都会から四国の田舎に住んで、関西に移った

都会は騒がしい

色々な衝突で、実家を出てから1年半で初めての一人暮らしになった

念願の生活だ

大学生3年間は満員列車を避けまくり、社会人になってからも、車で5分→徒歩15分→自転車10分の通勤のせいで、満員電車恐怖症である(元々苦手だったが)

恋人さんに買ってもらった自転車が導入されてからは、昼休みにお家に帰れるから、お昼ご飯も節約になっている

月に数回は何時間もかけて恋人さんが会いにきてくれて、年に数回友達や後輩も私を訪ねてくれる

好きな時に飲みに行けて、家でも好きなだけお酒を飲んでいい

1日8時間とすこしそれを週に5日、会社に時間を明け渡せば、あの頃望んでいた、夢の生活が手に入った

私は恵まれている

だけど、まだ、足りない

ないものに目を向けてしまう

あるものに目を向ければとても幸せだ

都会を抜けて、移住した友人に尊敬の念を込めながら、自分の情けなさを省みる

幸せだけを享受することは、現状を維持することは衰退になってしまう

だからこそ、足りないものに目を向け向上しようとするのだろうか


追加

この文章を書こうと思ったのは、今日、初めて急坂を一度も足つかずに自転車で登り切れた!これ成長?という投げかけから始まったのでした

3ヶ月弱チャリ通勤して、途中に登り下りがありまして、1つの坂は、登れたり登れなかったりだったのですが、2つめの差が短く急で、少しずつ少しずつ降りないで登れる距離を増やしていました
カーブの外側を使ってみたり、ちょっと前から助走を意識してみたり、バランスのために自転車を左右に振ってみたり

幾度も幾度も、この坂は多分無理だろうと心のどこかで思っていましたが、今日ついに、登れたんです!

一回で終わりにならないように頑張ります

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