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プロダクトのつくり方をつくるということについて

ユニコーン転職ラジオ第167回の感想です。

▼今日のユニコーン転職ラジオ

今日のユニコーン転職ラジオは企業でプロダクト領域の責任者となるCPO(Chief Product Officer)やVPoP(VP of Product)といった人の役割についての話でした。これらの役割はプロダクトをつくることに直接の意思決定はしません。その代わりに「プロダクトをつくる組織」や「プロダクトのつくり方」といった一段階抽象化されたテーマに取り組む仕事です。

組織やプロダクトが立ち上がり始めた初期はこういった役割はなくとも運営が出来ます。しかし、事業が成長するにつれて組織は肥大化してプロダクトのつくり方も混乱が生じ始めるタイミングがある。そんな時に必要なのが組織やプロダクトのつくり方を整備する役割が求められるという話でした。

▼プロダクトマネジメントのすべて

今回の話を着想した背景として「プロダクトマネジメントのすべて」という本の査読に参加した話が紹介されています。この本は来月出版予定でまだ読めませんが、ウェビナー等で内容を聞いたところ「プロダクトのつくり方」に関して本質的な情報が体系化されていました。

著書は出版前ですが、著者の一人の小城さんが登壇したデブサミのセッションでは製品が実現する世界観や誰のどんな課題を解決するのかといった深堀した階層の考え方が実例と共に紹介されていました。基本的な話ではありますが、運用フェーズに入ったり組織が肥大化していくにつれて見落とされがちな視点だと思います。

製品の実装段階で起きることとしてエンジニア視点で考えると実装方法のHOWに注目が集まり、誰のどんな課題をどのように解決しようとしているのかというWHYやWHATのレベルが置いていかれていることがあります。特に運用フェーズに入って様々な要望に沿おうとした時や、多くの人がプロダクトに関わるようになった際はこの状態に陥りがちです。

まさに「プロダクトをつくる組織」や「プロダクトのつくり方」をテーマに体系化した内容が「プロダクトマネジメントのすべて」では書かれているのかなと思います。本のほうも来月出版されたら読んでみようと思います。

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