初めまして🌼その2
今日は私のちょっと変わった経歴について書きます。
【初めまして🌼その1】はこちら
私は広島の田舎で生まれ育ち、小中学校は地元の公立の学校に通いました。
中学2年生になって親と自分の進路をどうするかの話になった時に母からは薬剤師をすすめられていました。
「これからの時代、資格を持っていた方が強いだろうし薬剤師は給料も良く、いくつになってもどこでも働ける」
当時やりたいことも特に無く、漠然と人を助けることがしたいと思っていた私はあまり深く考えず「たしかに薬剤師いいかも」と思うようになりました。
しかしそこから「薬剤師になりたいならここの高校に行かなきゃムリだと思いなさい」と理系の進学校を目指すように言われ、真面目だった私はそれを信じて努力し、なんとか推薦で志望の高校に進学することができました。
その後、高校を卒業して私立の薬学部への進学を果たしました。
しかし入学してからはもう大変!
ヒーヒー言いながらどうにかストレートで6年生まで進級したものの薬剤師国試直前の最後の模試は絶望的な点数。
半分諦めで受験したところ運がかなり味方してボーダーギリギリで合格しました。
この時嬉しい気持ちと怖い気持ちが半々くらいありました。
卒業後は実家を出て関東の調剤薬局併設のドラッグストアに就職し、初めての一人暮らしをスタートしました。
調剤薬局(処方箋が必要な方)で働き始めて1年半経った頃、ふと自分の人生を振り返ってみて
「自分がやりたい事、好きな事って何だっけ?」
と考えるようになり今の道は何か違う気がすると思いつつ、入社3年目からは環境を変えてドラッグストアの方に移籍することにしました。
ただ、移籍したのがちょうどコロナが流行り出した時期で2年ほど実家に帰れず猫たちにも会えず、上司とも合わずでどんどん塞ぎ込んでいき…
ついに仕事に行くと吐き気がするようになり、人前に出るのもしんどくなってしまい受診したところ
『適応障害』と診断されました。
実力が足りていないのに国試に合格してしまったことへの引け目とプレッシャーと、自分を騙して騙して頑張ってきたのが限界を迎えて空気を入れすぎた風船のようにはじけた感覚でした。
それから仕事を辞めて実家に戻り、療養しつつ就労移行支援に通う生活を1年くらい続けました。
その間に自分についていろいろと考えて
猫と人の話を聞く事が好きなんだと気付きました。
そして今までやってみたかった事をやってみようと思い、猫に関われるペットショップのパートを始めました。
働いて1年ちょっと経つ頃、人や情報がたくさん集まる首都圏での生活に未練があったため、30歳の節目の年に再び首都圏に戻り転職することを決意し、今年の2月から占い関連の会社で働き始めました。
占い関連の仕事にしたのはもともと占いが好きで、いつか私も人の悩みを聞いて癒したり、問題解決に導くような仕事をしたいと思っていて、良い経験になると考えたためです。
現在は様々な勉強をしながら会社では占い師ではなく、お客様や所属する占い師をサポートする仕事をしています。
薬剤師になるために協力してくれた両親に申し訳ない気持ちもありますが、自分の一度きりの人生。
自分の思うようにやって悔いのないよう自分らしく幸せに生きて、将来自分に子どもができた時には自分がしてもらったようにできるだけやりたい事をやらせてあげることが恩返しになると思っています。
今の理想の未来は猫と暮らしながら家でマイペースに仕事をすることです✨
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。