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進化し続ける若者たち。

子供たちは大人が想像している以上に
進化しているのかもしれない。

今日は高校1年生(日本では中3)になる
次女の学校に行った。

娘を待っている間
ふと目に入ったのが
高校生たちの群団。

ぞろぞろと
列をなして歩いていた。
皆でどこかに出かけるのだろう。

そんな彼らを眺めながら
皆それぞれに個性的だなあと感心。
実に色々な生徒がいる。
肌の色もスタイルも
背格好もバラバラ。

カリフォルニアは
本当に人種のるつぼだね、と再確認。

生徒たちは、ニコニコ笑顔。
これから楽しいことが
待っているのだろうか?

そこに、娘がやって来た。
今から矯正歯科に行くのだ。

ちょっと聞いてみた。
「ねえ、人権問題ってどう思う?」

「当たり前のことじゃん、絶対に大切なことだよ」
と今さら何を馬鹿げたことを
聞くのかという顔である。

まだ、懲りない私。
「じゃあ、LGBTQ は?」

「それが?」

「あなたは、どう思うの?」

「普通だよ。何か問題でも?」
と「その質問、完全アウトでしょ」
って顔である。

「よしよし、ちゃんと分かってるじゃん ♬」
と言った先から

「 あのさ、人の指向にとやかく言うのって論外よね!」
とバッサリ。

「人種問題でも、LGBTQでも、
そんなのは、そもそも親や大人たちが
子供に刷り込んだものじゃない。
子供たちはそんな風に生まれてこない。
みんな、後で学習させられんだ!」
と言う。

「確かにそうだね、それって誰に聞いたの?」
と私。

「ママ、そんなこと私たちの世代は知ってるよ」
だって。

「私の白人の友達だって、
私が肌の色で不当な扱いを受けたら
真っ先に私のために立ち上がるよ」

おお!
あっぱれである。
お見それしました。

もちろん、アメリカは広い。
カリフォルニアであっても
同じ人種で固まって
生活している地域も多い。

でも、私の住んでいる地域は
多種多様の多民族。

子供たちはもう当たり前のように
個々の違いを受け入れ
リスペクトし上手くやっている。

もめごとが起きても
それが肌の色が原因だとは
思っていない。

こんな娘の話を聞いて
例えそれがカリフォルニアの
ごく一部の地域であったにしろ
私は、なんだか
”未来は大人たちが悲観するほど
悪くないのかもしれない”
と安堵できたのだ。

未来を作っていく若者たち。

あなた達は私たちが思っている以上に
大人で、進化しているね。

今日は娘に
喝を入れられた気分だった。

そして
未来をちょっとだけ
覗いた気がした。

その未来は
きっと明るいんだね。

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