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嫌われ不安

私、最初から自分のままでいなかった理由を、「なんか無理」としか書かなかったけど、書いてみた。

私ね、大学生くらいになるとそうでもなかったけど、高校まではどこへ行っても嫌われてたんよね。友達っておったっけ?ていうくらい。

そのコミュニティに入るときメンタル落ちまくってたし、顔も知らない人達と話して、ネット上で嫌われ者になるのが不安だった。

朱に交わらなかった

前、治安悪いとこ住んでますって書いたけど、ほんまに治安もガラも悪いし、小学生はイキってるし、ちょっとでも自分達と違う子は嫌われたんやろなーって今は思う。

学校でタバコ吸うとか、いやそれはわざとやろっていうぐらい汚い言葉使うとか、そんな程度やったけど。

子供にありがちな、真面目=キモいとか、自分達が知らないこと=嘘認定とか、ちょっと変わってる子を受け入れない空間に放り込まれてた。

たとえばやけども、人の悪口を一緒になって言わないだけで、気がついたらキモいのは私になってるんよね(笑)

朱に交わらなかったというか、もう完全周り朱色やのに、私だけ緑やったぐらいのレベル。

調子乗ってる子

あいつほんま調子乗ってるよなーっていつも言われてた。得意科目が英語なだけで「調子乗ってる」し、先生のことバカにしてるんか音楽の歌のテスト誰も歌わんねんけど、それを私だけ歌ったら「調子乗ってる」、遺伝的なものか何かうまく発音できない音があるだけで「作ってるキショい調子乗ってる」、学校で貧血起こして倒れたら「あんなん嘘や調子乗ってる」


どこが?

て今は思うけど、でもそれをずーっと人格形成の時期にやられてきたら、不安にもなる。家も特殊だったから、もう周りからしたら「存在が調子乗ってる」感じしたのかなーって思うけど。

でも、悲しかったな。
友達ほしくて、どうしたらいいんやろう?って泣いた日もあったし、私もみんなみたいにしたらいいんかなぁ?でも今更どうやって?って。


大学生のときの思い出

大学は楽しんだ。授業で洗濯のりとホウ砂でスライム作るとか、何ここ?!みたいな学校やったけど。まあそこに入ったのも親が毒をかましてきたからなんやけどね、でもあそこでよかったなーって今は思ってる。

私は他に行けたのに、合格通知までこの手に貰ったのにっていう思いは正直あったよ。親にムカつき過ぎて、問題起こして退学なったろか思うくらいキレながら入学してんもん(笑)

小規模な女子大で、意味わからんけどおもしろいやんみたいな授業もあったり、お嬢さんが集まるからガラ悪育ちの私には新鮮でもあった。

でも、そういうとこでも、誰かとグループ組んで溢れる子っているんよね。私は誰とでも話したし遊んだけど、どんなグループにも属さなかった。

嫌われたくなかったし(笑)

人一倍食べるから、授業抜けて学食(まずい)行ったら、人目を避けるように一人でご飯食べてる子がいたの。え?どうしたん?今って必修の授業中やけど…と思って。でも、「どうしたん?」て、聞かれたくないかな?って思ったんよね。

「一緒にいいー?」

って普通に声かけた。その子、喜んでて。え?食べてくれるの?って。

「食べてくれるも何も、ねね、お腹すいたし、一緒の学年の子いてたら、声かけるやん!」

そんなことが何回もあったけど、私は普通に誰にでも声かけた。お前どんだけ学食で食うねん?て話やけど。で、その子がグループに戻っていけたらそれでいいし、常に誰か何か知らんけど溢れたり揉めたりしてたから、「一緒に食べよ」って声かけてた。

私は高校の学食(さんかくおにぎり、以外まずい)で、私一人で食べてたなー、「あの子、ひとりで食べてるーwww」とか言われてたなぁ。

あのメンタルで嫌われたら終わり

だから、「わたし」っていうそのまんまの人間が、なおかつヘラった状態でコミュニティに属してみようってなったとき、まず頭によぎったのが、

また、嫌われるやろなー

だったの。私が私じゃなかったら、嫌われてるのは私じゃないって思えるやん。自分で書いてても本気で意味不明やけど。

あとは願望。
昔読んだ本で、人になりすまして、最終的にその人になってしまうっていうのがあってね、やってみたかった。設定作って、全く存在しない人になるのは違うんよ。違う上に、めんどいやんね(笑)いや、なりきりもめんどいか。

わたし、嫌われたくなかった。
わたしのままで。
またあの小学校のきったない便所で家に帰りたくて泣くような思い、したくなかった。

全部言い訳やけどね、今となっては。
気づけば戻りたかった、わたしに。
戻ったわたしを受け入れてくれる人が、
ひとりでもいたらいいやって。

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