親子の法則~人生の悩みが消える「親捨て」のススメ~ を読んで
久しぶりに本屋に立ち寄りました。
最近はなかなか紙の本を買うことがなくなったのですが、今日はなんだかいろいろ本を買いたい気持ちになったので、3冊ほど買い込んでしまいました。
その中で最初に読んだのが、表題のタイトル。
サブタイトルに「親捨て」とあるので一瞬ドキッとする人もいるかもしれません。
この本を読もうと思ったのは、本の中に気になるワードがあったからです。
「親ブロック」
昔から自分の中にあったものが、スッと言語化されたような気がしました。
最近また自分の中で内省する時間が増えてきたので、このこともまた心にわいてきていたというか、そういうこともあって本屋で目に付いたのかもしれません。
自分自身「親ブロック」はあるな、と、自覚できます。
(もっと言うと「家庭ブロック」もあるかなと)
「~すべき」「~はダメ」
自由にやりたいことが言えない
意見は否定、聞き入れてもらえそうもない
期待の表れのような習い事の数々
勉強はできることが当たり前の空気感
そして喧嘩や言い争いの多い家庭
習い事では賞を獲り、勉強では上位をキープ。
進学校に進み、名のある大学を卒業。
そこそこ安定した会社に就職し、結婚し、家を建て、子供を2人産み。
字面だけで見るととても順風満帆なように思われますが。
けれど自分が本当に望んで選択してきた人生かと言われると、その選択には親(家庭)の価値観が大いに影響していたのではないかとも思います。
(それって良くも悪くもある意味当然のことなのではないかと思いますが)
無意識に、親の望む、理解が得やすい(揉めない、いさかいにならない)、安全な方を選んできているのではないか。
自分が本当に望んでいることは何なのか(わからない。。。)
「親捨て」ワークとは
「親ブロック」があると、自分に自信が持てなかったり、自己肯定感が低くなったり、主体性が育たなくなったり、将来の夢が描けなくなったり、人間関係がうまくいかなかったり、人生に生きづらさを感じることが出てくるとのことです。
著者の三凛(さんりん)さとしさんは、そうした「親ブロック」を外すためのワークとして「親捨て」を提唱しています。
本の中ではその具体的なやり方が8つのステップとして書かれています。
一度これをやってみると、少し心のもやもやが晴れるかもしれないなと思いました。
(ただし、人によっては(自分にとっては)すぐに取り掛かるのをためらわれることもあるかもしれません)
私が心に残ったところ
私自身、こうした思いがありました。
親に伝えることがこの先あるかというと、それはそんな勇気もなく、そういうことは起こらないものと思っていましたが、実際行動したらどうなるんだろう、ということは考えたことがありました。
本には実際に行動に移された方の話が載っていましたが、私が自分でうっすら予想していた通りの反応を相手にされたようでした。
つまり、相手がその話を聞かされて、反省したり謝ったりすることは少なく、むしろ「だから?今更どうしろと?」といったような開き直りの態度を取られ、こちらが余計に傷つく、ということでした。
そしてますます相手に対して憎しみや怒りを募らせることになるのです。
これは、親の呪縛から解放される、ということからは遠ざかる行為になってしまうということなのでしょう。
「親捨て」というのは、自分に染み付いた親の価値観や親に対するネガティブな思いから自由になるために行うことなので、そのために自分の中の考え方の視点を変えることが必要で、そのために順を追ってワークをするんだと理解しました。
親の価値観で生きなくていい。
自分の判断軸で生きていい。
そういう風に、自分の人生を歩んでいきたいと思いました。