『会いたくない!』 “コミュ障”はしんどいんです。 / ブラック企業を辞めてきましたVol.3
ブラック企業脱出をした私が向き合った“コミュ障”
新卒3年目だった私が、アレルギー・鬱を発祥し、闘い、ブラック企業を脱出するまでのお話をしながら、“もう少し生きやすい社会にするために”
“もう少し自分を大切にするために”、私なりの気づきを綴って行きます。
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自己紹介記事 / これまでの経緯を簡単に書いています。
前回の記事 / “しんどい”への向き合い方を書きました。
そして今回は、コミニケーションについての“しんどい”についてお話していきます。
コミュニケーション技術を記すコンテンツは世の中に沢山溢れていますが、ここでは技術的な内容ではなく、コミュニケーションに対するマインドにフォーカスして記します。
私は自称人見知りで自称コミュ障です。
自称と言うのは、周りからそうは思われていないということです。
友人、先生、同僚、先輩、後輩...今まで関わった人からそんな風に言われたことは無く、むしろ明るく親しみやすい(そう言って頂けるのは嬉しいんですよ?)と言われることがほとんどです。その要因は私自身も分かっています。
それは、何時も“楽しそう”ということです。
笑顔を絶やさず、ジェスチャーを用いたリアクション、相手の目をしっかり見て会話をしています。これらのことは意識しているではなく、情景反射的なことで、体に染み付いてしまっているのです。例えば初対面で挨拶をするシチュエーション、楽しくない訳ではないです(全く楽しくない時もあります)が、私の頭と心の中身は、相手への“恐怖心”と『早く帰りたい』がほとんどを占めています。ですが、私は明るく会話をします。世間話をしたり、質問を投げかけたりなんかして、なんとか間が生まれないように頭フル回転です。そうして、“楽しそう”と思われ、“恐怖心”なんて悟られない訳です。では、そもそも私の心の中にある相手へ抱く“恐怖心”はなんなのかを考えていきます。
恐怖心の正体
いくつか具体的にして見ていきます。
『顔色』『目線』
笑顔が見られないと、言葉選びを間違えたのかと不安になり、
『常識の無いやつ』『空気を読めないやつ』と思われてるのかと恐怖がうまれます。
『間』
沈黙に陥ると、『気が回らないやつ』『つまんないやつ』と思われていないかと恐怖を感じ、余計に何を話していいのか分からなくなります。
=どう思われてるかが気になってしまう。
『〇〇なやつ』と思われてしまうという恐怖は、
相手への恐怖なのではなく、自分に対しての不安から生まれる恐怖なのではないか。
相手では無く自分だった
恐怖心の正体は、自分がどう映っているかという自分自身に対する不安が引き起こしているもの。
こう思われてしまっているんじゃないか?嫌われてしまうんじゃないか?という不安は相手を見ず、相手を知らないからこそ生まれる恐怖であると気づきました。
フォーカスするポイントが、不可抗力的な他者からの目線では解決することはありません。そして、この気づきからコミニュケーションのマイルールを作りました。
相手への“恐怖心”では無く、相手への“興味”にフォーカスする
世にあるコミュニケーションについてのコンテンツでは、自分をどう良く見せるかプレゼンテーションをするかのような内容が多いように感じます。コミュニケーションを取る上でその技術は重要ですが、マインド面、モチベーションをどこに持っていくかが重要だと感じています。
ここで私が実践している3つのルールをご紹介します。
ルール1:笑顔を作る努力でなく、楽しいを見つける努力をする
相手の素敵なところ、共感するところや面白いところを探す用にして、“楽しそう”ではなく、楽しいときに楽しい顔をできるようにすること
ルール2:聞きたいことだけを聞く
話を繋ぐためや、褒めるために会話を引き出すのではなく、相手に興味を持って本音で会話をする。
今、読んで頂いている方の中から、「いやー。そもそも他人に興味なんて無いねん。」と声が聞こえてきた気がするので、白状します。私こそ自分の心配ばかりしていた程です。自分以外に興味の無い人間で「みんなが大好き♡みんなお友だちよ♡」なんてディズニープリンセスみたいな女の子には成れませんでした。(そんな人素敵だなって思います涙)ただ、相手や環境って自分を構成する一部になるんだなと思うんです。だからこそ、相手の良いところや楽しいに気づけることはすっごく得で、気づける技術はすっごく素敵なんだと感じました。だからこそ、まず自分の興味を相手に向けることから始めようと思えています。
ルール3:否定をしない
これは、自分に対してのことです。
一番難しい部分で、上記のことを頑張ろうと思っても、やっぱり良く見られたいですし、不器用なので頑張ろうと意識すると空回るんです。
でも、そんな自分を悲観的に見ると、またあの“恐怖心”が現れてしまいます。なので空回ってしまった時は冷静に「失敗を分析出来てる自分、やるじゃん!」と一言褒めることを忘れないようにします。その後、あの時この時と反省大会をすることもありますが、前向き志向を保ちます。
この3つのルールだけで、素直に人と向き合ってコミニュケーションをとれるように成りました。素直な気持ちで居ることが、一番自分を大切にする方法だと思います。無理をしなくてはいけない、取り繕わないといけない環境はしんどいです。でも、それを変えられるのは“しんどい”を感じている自分自身です。
次の記事では、“承認欲求”をテーマに誰もが感じたことがあるであろう“しんどい”についてお話をしていきたいと思います。
今後も会社の中で感じた“しんどい”と、私なりの向き合い方やマイルールについてお話していきます。よろしければ、また見にいらして下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。