危ない家主の見分け方①

敷金返還訴訟を準備中の私ですが、ここまで来るまでに思い起こせば家主とグルになっている不動産会社両方がとても怪しかったことを思い出しました。

引っ越しを決めたのはおととしの年末でした。築7年と比較的新しく、小さいマンションだったので大規模マンションよりは静かだと思い選びました。

家主が1階で弁護士事務所を経営していて、しかも最上階に住んでいるというので何かあればすぐに対応してもらえるだろうし、安心だと思って選びました。この選択が後になって裏目に出ることも知らずに・・・・

引っ越し当時、仕事の都合上職場に近い場所に急遽引っ越しをする必要があったため、とても急いでいました。

年末に契約を済ませ、年明けに引っ越しをする予定ですすめていましたが、内覧に行ったときに部屋が汚れていたことが気になっていたので再度チェックをしに見に行きました。

すると、ちょっとチェックしただけでこれだけ↓の汚れが目につきました。

・クロスに家具の跡のような黒ずんだしみがたくさんあった

・台所の換気扇のファンに油汚れがついていた

・トイレの棚の上にコップか置物を置いたあとのようなしみがあった

・風呂の浴槽と溝にうっすら赤カビが生えていた

・風呂のシャンプー棚などに白っぽい水垢がついていた

・トイレや洗面所の換気扇にほこりがつまっていた

・ベランダに砂やほこりが積もっていた

などなど。

賃貸契約書には「退去時クリーニング代5万円を払え」と書いてありましたので、前住人も払ったと思われます。

私はたまたま内装工事の仕事を以前していたので、リフォームや新築現場のクリーニングをプロがどのような薬剤や道具を使って行うのかを見て知っていました。が、どう見てもプロがクリーニングした形跡が見当たりませんでした。

入居予定の部屋の状態は、どう見積もっても掃除をしていないか、または素人が少し掃除をしたくらいにしか考えられないレベルでしたので、仲介不動産会社の担当者に、掃除が終わっているか確認をしてもらい、まだであれば入居日までに済ませてくれと依頼しました。

そして引っ越し当日を迎え、入居したところ、状況は変わっていませんでした。

ここで引き返せばよかったのに、仕事の忙しさもあり、早く片付けてゆっくり眠ることしか考えていませんでした。



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