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一人で飲む女を笑うでない
半年前くらいから仕事終わりにひとりで飲みに行くようになった。
「友達とワイガヤするのが好きそうに見えて実は一人で行動する方が好きなタイプ」の人間である。
一人が好きな理由はただひとつ。
「めちゃくちゃに気楽」だからである。
人がいるともうなんかすごい気を遣ってしまう。人の前でいると自分の中でエンジンをふかしまくる癖がある。たとえガソリンがなくてもアクセルを踏み込んでしまう。ボイラーで例えると空焚き状態である。爆発する。
そう、人といると自分の中でボンッと爆発しちゃいそうになる時があるのだ。
熱々になったエンジンを冷ますために、一人で過ごしている、みたいなところがある。
遺伝子レベルで酒好きな私にとって、一人飲みは自分の中での理屈の理にかなっているのだ。
ビール時々焼き鳥を片手に文章をポチポチ打ってる時が一番素直かもしれない。
自分のデスクで酒が飲めたら、もうすこしうまく他人に頼りながら仕事ができるんだろうか。
そんなことを考えながら今日もお疲れ様と自分を労りつつ、翌日のスケジュールを考えて「何時に帰れるかしらねえ…」と頭を抱えている。
こういう日々のことも、数年後には愛おしいと思えるだろうか。どうかそんな未来であってほしい。
期待してるよ、私。いい道を歩んでくれ。