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「面倒くさがりだけど手帳を続けたい」から見直したこと

私はめちゃくちゃ面倒くさがりです。だからこそ手帳を使っています。
自分の面倒くささに任せると普通の人の“普通”ができないので、どうにか”普通“くらいの生活をするためです。

ただ、面倒くさがりだと手帳を書くのも面倒なんですよね、正直。
書くことは好きです。でも手帳を開くまでがめちゃくちゃ面倒なのです。
友達と遊ぶのは好きだけど行くまでがすっごく面倒なのと同じやつ。

この記事は、私と同じ種類の面倒くさがりのためのものです。
手帳を書き続けるために工夫していることが、他の面倒くさがりさんの役に立つと嬉しいです。

⚫︎ ひたすら”アクセスのしやすさ“にこだわる

これがすべてと言っても過言ではないです。

「あ、これ書きたいな」「これメモっとこ」と思ったとしても、手帳がそばにないと億劫になって、後でいっか〜と先送りにしてしまうのが面倒くさがりです。
そうして開かないまま手帳の存在を忘れて、気がつけば眠ったままの手帳が…なんてことありませんか?

だから、書きたいと思った瞬間を逃さないことが面倒くさがりにとっては何より大切です。

そのためにこだわりたいのが以下のポイントです。
① 携帯できるサイズ感
② “閉じておく”ものが一体型
③ ペンホルダーでペン1本を必ず携帯
④ ページが一発で開けるようにする

手帳好きならみんなやってることじゃんって感じなのですが、これらの効果は面倒くさがりにはめちゃくちゃ大きいです。

まず、①携帯できるサイズ感について。

書きたい瞬間を逃さないために、肌身離さず持ち歩くことが大事。
その際、でかい・重い・厚いとなると、持ち歩かなくなってしまいます。
日記などのまとめて書くタイプの内容ならいいのですが、タスク管理や気づきのメモなどはいつ発生するか分からないので、持ち歩かないと意味がありません。

個人的に、毎日持ち歩くことが苦でないサイズはA6(文庫本)サイズ以下だと思っています。
ほぼ日などはA6サイズですが、1年間のデイリーだと厚みがあって重いので、結構厳しい。半年分のavecでギリという感じ。

いっぱい書きたい!という思いから大きなサイズをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、習慣を作るために持ち歩きやすいサイズから入ってみるのも、ひとつの手だと思います。

② “閉じておくもの”が一体型というのは、ベルトやゴムのことです。
もともとカバー自体に留め具が一体型になっている手帳を使うか、後からシールで取り付けられるベルトなどのオプションを使うのがオススメです。
トラベラーズノートのゴム留めやほぼ日のバタフライストッパー式などは、面倒くさがりとの親和性がかなり高いと思います。

別で使えるブックバンドなどもありますが、バンドを外して、書く時には避けておいて、またバンドをかけるという行為、まじでめんどいです。

ちなみにベルト等をそもそもつけないというのもひとつのやり方ではあるのですが、鞄の中で開いて紙がぐちゃっとなるとめっちゃ萎えて、手帳への意欲が落ちるので個人的にはおすすめしません。

③ ペンホルダーでペン1本を必ず携帯は、言われなくてもほとんどの人がやっているかと思います。これ、大事ですよね。

デコったり、色んなペンを使いたい!という方はペンケースにまとめている方もいるかと思いますが、ペンケースとは別に一本携帯しておくことは、面倒くさがりには必須です。
なぜなら書きたいと思った瞬間にペンがないと諦めるからです。

手帳を開いて書き始め、色が欲しくなった時にペンケースに手を伸ばせばいいのです。
わざわざ書き始める前から、「ペンケースを取り出す」という工程を増やさなくても良いのです。
特に多色ボールペンは最高のツールだと思います。
面倒くさがりの完璧主義はフリクションにしちゃいましょう。消しゴム不要の恩恵は大きい…。

最後の④ ページが一発で開けるようにするというのもカスタムの常套手段ですが、これも書くまでのハードルを下げるという意味で大変重要です。

個人的におすすめなのが、ページ端にミシン目がついているタイプの手帳を使うこと。


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探さなくても指の感覚で開く場所がわかります。
週が変わるごとにハサミでカドを落としてもいいのですが、面倒くさがりなんでそれをやるのが面倒なんですよね。
千切るだけならその場でできるからヨシ!

次点でのおすすめは、ページキーパーを使用すること。

こちらも一番開きやすいところで開くと、書きたいページに行けます。

他にもフィルムタイプのブックマークやチラッとインデックスなどの目立ちにくいものもありますが、個人的には指先の感覚で開けることがベスト・オブ・面倒くさくないだと思っているので、指先のみで分かるものをおすすめします。

また、付箋系のブックマークを使用する場合は、横から下にでるように使うのがおすすめ。
上に出すと手を上に伸ばさないといけないので…(それすらも面倒くさい人です)。

これらの内容をもしやっていない方がいたら、ぜひ試してみてください。

⚫︎ “毎日書くキー項目”をつくる

毎日書くということは、習慣にさえなってしまえばしんどくないんです。
ランニングを続けてらっしゃる方が「走らないと気持ち悪い」とおっしゃるのと似ていると思います。

まずは書く内容よりも習慣にすることが面倒くさがりには大事で、そのために毎日書くキー項目をひとつ決めています。

私は『食事の内容』をキー項目にしていますが、究極のところ、『今日の日付に○をつける』とかでいいです。
○をつけるために手帳を開くと、わざわざ開いたのに…ともったいなく感じて、1行2行でもなんか一言書いておくか〜となります。

そもそも肌身離さず持ち歩くことが、面倒くさがりにはまずハードルが高かったりします。
そういう方は、まずはベットの横に手帳とペンを置いて、これを試してみてください。

なぜなら、寝る前に手帳の存在を思い出すからです。
そしてベッドに入ったので手帳を取りに行くのが面倒くさくてそのまま寝ます。
だから手帳の置き場はベッドの中から手が届く範囲です。
寝る前のSNSやyoutuberの動画チェックの“ついで”でできるようにすると、クセ付けしやすいと思います。

⚫︎ プランナーバッグやプランナーポーチを作る

これもアクセスしやすさに近いものがあります。

スケジュールやタスク管理目的の方にはあまり必要ないかもしれませんが、日記デコをされる方には非常に便利です。
自分の好きなデコグッズや一軍の文房具を一箇所にまとめて、どこで手帳を書くにしてもすぐに持ち出せるようにすると、面倒くさがりでも重い腰を上げやすくなります。

プランナーバッグというものは、海外の手帳好き・日記好きからはじまったもののようですが、日本でも文具好きの皆さんがやられていますよね。
こちらの方の動画が分かりやすかったので、紹介のために貼っておきます。

ペンケースにしまうのではなく、バッグにそのままペンを挿しておく、という使い方が私には目から鱗でした。
ペンケースからいちいち取り出すのが面倒くさかったので、今はこの方の真似をしてペンを直挿し。

私はたまたま家にあったインナーバッグをプランナーバッグ代わりにしています。
見た目はちょっとイマイチなのですが、とにかくそのまま全部突っ込めるのが本当に便利です。
ポーチだといちいちジッパー開けたり閉めたりするの面倒だし。

それからよくある雑誌の付録についている収納トートもおすすめ!

あつ森とジェラピケのコラボのやつ、思わず買っちゃいました。

⚫︎ 紙の手帳にこだわらない

ここにきていきなり前提を覆す感じになりますが、これもアクセスのしやすさと繋がっています。

そもそも「手帳を続けたい」以前に「手帳で何をしたいか」という色んな理由がありますよね。
スケジュールを管理したい、日記を書きたい、タスクを可視化したい、など。
「ただ手帳を使いたい」という方も中にはいると思うので、そういう方は読み飛ばしてください。
ただ使いたい、というのも素敵な動機だと思います。それだけでモチベーションになりますもんね!

理由があるという方にとっては、手帳を続けることよりも、手帳で管理したいこと・達成したいことの方が大事です。
それを考えた場合に、便利なツールは紙の手帳以外にもたくさんあります。

スケジュールなんて最たる例です。
紙の手帳だとレイアウトが固定されてしまうし、変更のたびに消して書かなければなりませんが、スケジュールアプリだと一度の入力でマンスリーもホリゾンタルもバーチカルもまかなえてしまいます。

何よりいいのが、どんな面倒くさがりでもスマホは大抵手元にあるということです。
アクセスという一点においては、これに勝るものはないと思っています。

日記やハビットトラッカーなども沢山のアプリがあるので、試してみて合うものを探していくのも楽しい過程です。

こういったiPadで作るデジタルダイアリーも素敵ですよ。

紙の手帳と違って、デコ用のアイテムを買い集める必要がなく、ネットで集めたフリー素材や画像をそのまま使えるというのが便利ですよね。
背景の色も変えやすいですし、フォントをイジれるのもいい!

ちなみに私は、スケジュールはアプリ、それ以外は手帳にしています。
スケジュールは転記が面倒なのと、人に共有しにくいのでアプリにしています。
それ以外のもの(タスク、食事、日記など)は、色んなアプリを行き来するのが面倒で紙に落ち着きました。
あと、女児の心があるのでとにかくシールを貼りたいんですよね、シールを。

⚫︎ 続かないことで自分を責めない

最後に、意識の部分でいちばん大事なことです。

手帳を書きたいと思っている方って、真面目な方が多い気がしています。
たぶん、「ちゃんとする」「よりよくする」ために手帳を続けたいと思っているからかな?

だからこそ、続かないことで自分を責めてしまう方が多いように思います。
あ〜今日も書けなかったな…自分ってダメだな…と思わないでください。

手帳って結局ただのツールです。
買って気分が上がれば、使わなくても正解です。無駄遣いじゃないです。
続かなくても1回書いたら百点満点です。
なくても生活が回っているなら、そっちの方が百倍いいことなんです。

3日坊主って言葉ありますよね。
飽き性のような意味で使われることが多いと思いますが、3日坊主を1ヶ月おきに繰り返したら、それってもう継続と同じだと思うんです。
だからたとえ1ヶ月空いても2ヶ月空いても、私ってダメだな〜と思わずに思い立ったときに書いてみてください。

私も年末年始の2週間くらい、手帳を触らずに過ごしました。
でもやっぱり書きたいと思う瞬間があって、また何かしら書き連ねています。

毎日書くことがは習慣づけのために便利ですが、毎日書くことがすべての人の正解ではないので、のんびり付き合っていきましょう。
手帳を書くことが重荷にならずに、好きな時に好きなように使える相棒になることを祈っています!



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