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日韓共同制作の変身魔法少女アニメ「フラワーリングハート」がなかなか面白かった!……のでご紹介(その1)

※本稿は進行的な理由から「その1」が一部未完成です。後で書き足す予定です。
※「その1」「その2」の前後編。「その1」は主に作品紹介。日本の一般的なアニメファンが鑑賞を楽しむための手引きみたいなことは「その2」に書く予定ですので「乞うご期待」です(^_^;)。
「その2」が先に書き上がりました!
※バーチャルな聖地巡礼記事も1期分2期分と書きました。興味がある方はそちらもどうぞ。

「その2」へ→

はじめに

(ただの前置きなので、この節はトバしても問題ありません^_^;)

元はといえば、コロナ禍の影響が本格化してきた頃……。
「ステイホーム」の関係でプリキュア公式チャンネルが劇場版のほぼ全作品を無料公開という粋なはからいに出たのです。

その時までの私にとって、プリキュアは「気がついたら超メジャーシリーズになってたけど、いまさら見るのもなぁ」というぐらいの感じでずっと未見だった、要するにそこまで気にしていない作品だったのですが。
ちょうどいい機会だし、ここは一つお勉強がてら見てみようか、なんて思い。
それが間違いのモトでした。
ええ、もう、見事にドップリハマってしまいました(^_^;)。

実のところ私にはいろいろ下地があって、それが再燃しただけっていう面も強いですけれど。
ともあれそれ以来、プリキュアや、それ以外のいわゆる「女児アニメ」にも手を伸ばし、急坂を転げ落ちるようにますますのめり込みまくっている今日この頃……。
割と最近は初代「アイカツ!」の1期を完走して大いに感銘を受けたばかりだったりも。

その余韻も冷めやらぬタイミングでふと見つけたのが、日韓共同で制作したという変身魔法少女アニメ「フラワーリングハート」(2016〜)。
韓国を舞台にした魔法少女モノということに物珍しさを感じて「ちょっと見てみた」ら、これまた結構のめり込んでしまい……(苦笑)。

さて。プリキュアやアイカツなら語る人はいくらでもいて、今さら私がなにか書くまでもなさそうですが。「フラワーリングハート」はまだそこまで知られていないでしょうから、紹介の文章を書く意味は充分ありそうです。

そんなわけで、今回はこの作品について少々語ってみます。


オープニングとエンディング、それと主要キャラ紹介

細かい理屈はおいて、まずはYoutubeの公式チャンネルより1期のOPとEDをご紹介。
ぜひこれだけでも見ていただければと思います。

1期オープニング 「Flowering Heart♡」

作品やキャラの雰囲気が割と一目瞭然なのではと思います。

1期エンディング 「少女へ」

しっとり系のエンディング。私はこのEDすごく好きでして。「その2」でその辺のことをもう少し細かく書くつもりです。


次に主要キャラの設定画を見ていきましょう。なお、ローマ字表記と漢字表記はさしあたり中国語版Wikipediaから取りました。

ジン・アリ(진아리/Jin Ari/陳亞梨)

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正統派の主人公。ピンクの子。かわいい。


ウ・スハ(우수하/Woo Suha/禹秀夏)

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おっとりした優等生の眼鏡っ娘。青の子。かわいい。


ソヌ・ミン(선우민/Sunwoo Min/鮮于旻)

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スポーツが得意。黄色の子。かわいい。
ところでソヌ(선우/鮮于)は朝鮮・中国では珍しい二字姓なのだそうです。知らなかったなぁ。

この3人が魔法で大人になって問題を解決していくというのが基本的なストーリーの流れとなります。

そしてもう一人忘れてはならないのが

シュエル(슈엘/Shuel/栩艾兒)

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敵方の魔法少女。紫の子。かわいい。
名前は欧風のネーミングと考えて良いと思います(トランプ王子とかチェス王子とかいる国の人ですし)。


作品制作や作風に関して


上のキャラを見ていただいて、ある程度「つかみ」になったのではないかと思うので、ここで改めて作品説明のようなことをしてみます。

【メンドウな話ヌキで、実際の鑑賞に役立つ「その2」に速攻飛んでいただいた方が良いかもですが(^_^;)。】

自分に特段の情報源があるわけではないので、以下はWikipediaに書いてあるような内容の繰り返し・寄せ集めになってしまいますけれど、その点はご容赦ください……。


・作品の舞台は明白にソウルです。
・話の基本的な流れは:絶望エナジー(절망 에너지、チョルマンエノジ)を集めようとする敵対勢力が人々の抱える問題をつついて絶望の虜にしようとする。
 主人公たちは変身して大人のエキスパートになり、問題解決に力を貸し、希望エナジー(희망 에너지、ヒマンエノジ)を集める……みたいな感じ。
・強いて例えるなら「ハートキャッチプリキュア!」からバトル要素を抜いて大人変身の要素を加えました、みたいな?
・もっと古い例えをするなら(^_^;)、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」に敵方がいてグループ戦になった感じというか?

・現在、作品は2期まで制作されています。1期、2期とも15分×26話。
 特に最初のうちは2話で1エピソードの構成ですから実質的に日本のワンクールアニメと同等。それが2期分ということです。
・他に簡易なアニメーションで作られた「サマーキャンプでの出来事」という番外編(?)があります。ただし今のところ、話は途中で止まっています。

・日韓共同制作ということですが、具体的にどの程度日本のスタッフが関わっているのか、どのような日韓の分担となっているのか、などは、私にはよくわかりません。
・日本側からはブリッジやサンライズといった会社が携わっているようです。
・サンライズは超有名ですから(ガンダム、ラブライブ、アイカツ……etc)、詳細は省きます。
・ブリッジは失礼ながらよく知らなかったのですが、サンライズに出自のある会社のようですね。

プリティーリズムシリーズ、ラブライブ、アイカツなどに関わった会社さんだということで、いかにも魔法少女モノの制作に向いていそうですね。アクションものにも強そうで、この作品にもそれっぽいテイストを添えているかも?

・総監督はイ・ウジン(이우진)さん。監督は石平信司さん。失礼ながらどちらも存じ上げなかったのですが(^_^;)、下に紹介記事を貼っておきます。
(イ・ウジンさんの方は記事の埋め込みができなかったのでURLの形で失礼します。)

https://namu.wiki/w/%EC%9D%B4%EC%9A%B0%EC%A7%84(%EC%95%A0%EB%8B%88%EB%A9%94%EC%9D%B4%EC%85%98%20%EA%B0%90%EB%8F%85)

・ここまで割と日本側スタッフのことばかり書いていますが、それは韓国側スタッフについての情報を私が集められないというだけの事情によります(遺憾ながら)。韓国側スタッフの役割を軽視する意図はありません。
・とはいえ日韓共同制作なのですし、実際にも日本アニメの影響は強く感じられます。
 ネットに転がっていたキャラクターの設定資料を見たら日本語で指示が書かれていたりしましたので。作品のトータルな雰囲気や仕上がりには日本側スタッフの力量も大いに反映しているものと想像します。
・そんなわけで、日本のアニメファン(日本の魔法少女アニメとかに慣れた層)には大変とっつきやすい作品になっていると思います。

・日本語版Wikipediaの記事に

監督の石平によると、シーズン1においては2016年3月時点で日本語版の収録を終えている

……とあるのですが、今のところ公開はされていません。ぜひ公開してほしいと切に願うものです。
・元の韓国語版の音声について言うと、1期の時点では主人公たちの声を実際にその年代の子供がアテていました。が、その後、大人の声優がアテたバージョンも作られたということです(どっちがいいかで絶対にマニア同士モメる奴^_^;)。
 2期は最初から大人の声優がアテてます。

・作品名のハングル表記は「플라워링 하트」。
 英語表記は「Flowering Heart」となってます。
 本当は「FlowerRing Heart」ぐらいが妥当な線ではないかと個人的には思うのですが、公式の表記がそうなので仕方ありません(^_^;)。
・本作は中国語圏でも放送されており、香港では「變身少女花啦啦」(変身少女フラワーララ?)、中国では「魔法指环少女」(指环=指輪。マジカルリングガール、といった感じか)というタイトルになっているようです。これも覚えておくと何かの役に立つかも。

3期についてですが、韓国語版Wikipediaによると(機械翻訳で読んだところ)「2021年上半期放送予定」とのこと!
 これは期待ですね。
(頓挫中という情報もあったのですが、その後、状況が変わったのかな? こういう場合、実際に放送されるまではあまり期待しすぎず「粛々と楽しみに待つ(?)」くらいが良いかなと思っています。)
・3期についても実はずっと前から構想はあったようです。次の記事を読むとそれが分かるのですが、かなりネタバレ要素が強い内容ですので、2期まで全話見てからお読みになることを私としてはおすすめします。

作品の感想

(以下、準備中)

※文中の画像は主に作品の公式ブログにある画像を使わせていただきました。